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御神火ライド2018

工具はともだち<126>5つのタイプの「工具箱」 選び方は「用途」と「入れる物の種類と量」

by 重田和麻 / Kazuma SHIGETA
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 少し前の話になりますが、京都で「国宝展」なるものが開催されていたので、見に行ってきました。最近は私が学生時代にならった「源頼朝像」が「伝源頼朝像」とされているんですね。「伝」が付くことで、「そう伝えられている」と言う意味になるので、詰まる所「本当は頼朝像か判らない」ということのようです。源頼朝と言えば鎌倉幕府を開いた年号も私は1192年と教わったのですが、今では諸説あって1185年が有力だとか。「1192(イイクニ)つくろう鎌倉幕府」とゴロ合わせで覚えていましたが、今では「1185(イイハコ)」なんですね。まあ、源頼朝がいい箱を作っても歴史になんの影響もないので、この覚え方は意味がないですね(笑)時代が変わると色々変わるもんです。

KTCの次世代型工具箱「EKR-113」 ©KTC
収納量が豊富なキャビネットタイプ ©KTC

 ところで「いい箱」と言えば、KTCでも「いい箱」を作っています。当然の事ながら「工具箱」ですが、工具箱って購入する時、結構悩みますよね。そんな時のご参考に今回から何回かに分けて「工具箱」についてお話ししたいと思います。

 工具箱の種類は、収納量が豊富で据え置きに近いキャビネットタイプ、ある一定の範囲で動かしながら使用し作業台としても使えるワゴンタイプ、比較的据え置き的に使用し、大きさにもよりますがいざとなれば持ち運べるチェストタイプ。次に、持ち運びと作業性を考えた両開きタイプと、簡易的でリーズナブルな物が多い片開きタイプというように、大きく5つに分かれます。

作業台としても使えるワゴンタイプ ©KTC
チェストタイプ ©KTC
両開きタイプのメタルケース ©KTC
片開きタイプのメタルケース ©KTC

 まず、工具箱を買う際に大事なのは「用途」と「入れる物の種類」そして「入れる物の量」の3つの要件です。最初に「用途」ですが、その箱を「メインの収納具として使用するのか」、それとも「サブ的な使い方をするのか」を決める必要があります。もし、メインで使うのであれば、次に「それを動かすか動かさないか」となります。

キャビネットにたくさん工具を入れてというのは理想ですが… ©KTC

 理想を言えば、ガレージのような場所があって、そこに据え置き用のメインのキャビネットを置き、外出や携帯用は別に持つというようになるのですが、実際は場所も予算も限られてしまいますから、大抵の方はメインとサブが兼用となってしまうと思います。そうすると、キャビネット等の大型の収納具は選択肢から外れ、持ち運びが可能な片開きや両開き、又は小型のチェストタイプということになります。

 次に「入れる物の種類」ですが、「入れたいと思う物で一番長いものや大きな物は何か?」というのはどなたも考えると思いますが、注意したいのは、入れる物の中に細かい物がどの程度あるかです。当然の事ながら、大き目の工具箱を選べば「大は小を兼ねる」のですが、細かい物と大きな物が混在すると中から出すのに一苦労する場合も多く、あまり効率的ではありません。ですから、細かい物がどの程度あるかも一つのポイントになります。細かい物が多い場合は、そうした物が入るスペースが確保されている両開きや小型のチェストをお勧めします。

片開きの樹脂ケース ©KTC
持ち運びも可能な小型のチェスト ©KTC

 最後に「入れる物の量」ですが、どれだけ入れるかは、今ある工具に加え、今後増やす可能性も含めて考える必要があります。また、量がわかると概ね入る物の重さが判りますので、工具箱に必要な強度や耐久性が想像できます。工具は重量物ですので、量があるのであれば、片開きタイプはあまりお勧めできません。そもそも、容量の小さい物が多いので、それほどの量は入らないと思いますが、片開きタイプは取手などの部品にかかる負荷も大きくなりがちで、耐久性という面で両開きやチェストには見劣りしてしまいます。

 ここまでくると、たいぶ自分に必要な工具箱が判ってくると思いますが、次回はそれぞれのタイプの違いや選ぶ時のポイントをご紹介したいと思います。

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重田和麻(しげた・かずま)

KTC(京都機械工具)入社後、同社の最高級ツール「nepros」(ネプロス)の立ち上げに携わった後、販売から企画、商品開発とさまざまな立場で同商品と歩みを共にしてきた。スポーツ自転車は初心者だが、工具についてはプロフェッショナル。これまでの経験を生かして、色々な角度からサイクリストに役立つ工具の情報を提供する。

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