元インカレ王者ら若手4選手が新加入那須ブラーゼンが2018年体制を発表 岩井航太・新GMがレースも指揮

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 栃木県の那須地域を拠点とするUCIコンチネンタルチーム「那須ブラーゼン」が12月21日、2018シーズンの新体制を発表した。新加入選手は4人で、うち2人が栃木県出身。また岩井航太チームマネージャーが新たにゼネラルマネージャー(GM)に就任し、今季限りで退任した清水良行監督に代わってレース現場での陣頭指揮も担うことになった。

那須ブラーゼンは来季、新任の岩井航太ゼネラルマネージャーがレース指揮も行う Photo: YUKIO MAEDA/M-WAVE

吉田悠人、樋口峻明、永吉篤弥、椎貝竜哉が新加入

 新たに加入する4選手は、いずれも20代前半以下の若手選手。吉田悠人(23)がインタープロサイクリングアカデミーから、樋口峻明(22)が京都産業大学から、永吉篤弥(22)がチームデストラから、椎貝竜哉(17)がじてんしゃの杜から、それぞれ移籍する。

 吉田は日本大学出身で、2015年にはインカレロードレースで優勝、2017年にプロ入りし最初のシーズンは海外レースでも経験を積んだ。アフリカ・ガボンで行われたUCI1クラスの「La Tropicale Amissa Bongo」ではステージ7位に入る結果も残している。栃木県鹿沼市出身ということで、地元の期待も懸かる。

 樋口は神奈川県出身。全日本学選手権トラックのマディソン競技で、2016、17年と2連覇を果たし、17年はインカレロードで4位に入っている有望株だ。今年はチームUKYOのメンバーとしても活動し、「ツール・ド・とちぎ」や海外レースにも出場している。

吉田悠人 Photo: Kensaku SAKAI (FABtroni+camera)
樋口峻明 Photo: Hideaki TAKAGI

 永吉は愛知県出身で、名城大学サイクリング同好会を経て、今年はJBCFのレースでE1クラスタを走った。出場レース数は限られていたものの、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップで5位に入るなど、競技歴は浅いながら安定して上位に入る走りをみせている。

 椎貝は栃木県益子町出身。来季チーム唯一の10代の選手となる。自転車競技を始めて3年ながら、今年はJBCFシリーズの仙台クリテリウムE2で優勝。アマチュアクラス最高カテゴリーのE1クラスタへと、シーズン途中に昇格を果たしている。来季もジュニアカテゴリーとなることから、年代別レースでの活躍も期待される。

永吉篤弥 Photo: Itaru Mitsui
椎貝竜哉 Photo: N.Ito

新加入選手のコメント

●吉田悠人
 今年から那須ブラーゼンにお世話になります。栃木出身の吉田悠人です。地元栃木の為に、まずはチームのアシストとして頑張るので応援よろしくお願いします!

●樋口峻明
 このたび、新規加入させていただきます樋口です。チームの勝利と自身のステップアップを目指して頑張ります。応援よろしくお願いします!

●永吉篤弥
 那須ブラーゼンで走らせていただくことになりました永吉篤弥です。プロ1年目を那須ブラーゼンでスタートできることを光栄に思います。競技歴は約1年で、まだまだ未熟ですが、まずはチームの勝利に貢献できるように日々精進していきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。

●椎貝竜哉
 初めまして、この度那須ブラーゼンに入団することになりました椎貝竜哉です。自転車競技を始めて3年、経験も結果もない私にブラーゼン入団という大きなチャンスが訪れるとは夢にも思っていませんでした。このチャンスを生かし、チームに貢献できるような走りをしたいと思います。私は、まだジュニアカテゴリーなので一年間は勉強の時と考え、先輩方に付いていけるよう精一杯頑張ります。地元栃木の那須ブラーゼンで走れる事を誇りに思い、日々努力します。応援よろしくお願いいたします。

ゼネラルマネージャーのポストを新設

 那須ブラーゼンを運営するNASPO(ナスポ)は2018年シーズンより、ゼネラルマネージャーの役職を社内に新設し、これに岩井航太チームマネージャーが就任する。レース現場の指揮他もゼネラルマネージャーが行うという。

 岩井新GMは26歳で東京出身。2014年に那須ブラーゼンに選手として加入し、2016年限りで現役を退いた後は、チームに残りマネージャーとしてチーム運営に携わってきた。

 GMの役割についてナスポは、運営会社と所属選手を中心とするチーム間相互を密接に結びつけ、チームのパフォーマンス向上や、プロスポーツチームとしての魅力や価値を最大化するものと定義。選手の管理やスカウティング、レース現場の戦術的指示や意思決定、チーム広報の統括など、直接的な現場業務とともに、運営会社の理念をチームに浸透させるなど、幅広い業務を責任者として執行するという。

●岩井航太新ゼネラルマネージャーのコメント

 このたび、ゼネラルマネージャーの任に就き、これまで清水良行監督が行っていたレース現場の責任者としての業務も行うこととなりました。2014年に、選手として那須ブラーゼンに加入し、3年間は選手として、今年1年間は運営社員としてチームに関わってきました。その間、常に、サイクルロードレースというスポーツの価値や魅力を、社会に広く認めてもらいたいという思いを抱いてきました。そして、それを他の地域に先駆けて実現できるのが、この那須であると信じています。指導者として、選手の可能性を最大限引き出すことはもちろん、更にその選手たちの活動が社会において、より評価されるよう、選手と運営会社が一体となり、強くて魅力的な、地域に愛されるチーム作りを目指します。地域や社会に必要とされるプロスポーツチームとして確固たる体制を作り上げるべく、那須ブラーゼンの更なる発展に全力で取り組んでまいります。

●若杉厚仁代表取締役社長のコメント

 このたび、2018シーズンの那須ブラーゼンは、4名の未来の希望に満ちた選手達が加入するとともに、チームの指揮官も若返り、マネジメントの体制も改めることとなります。過去の5年間で積み重ねてきた歴史が確かな礎となり、有望な若手選手の登用と効果的なマネジメント体制を構築できることに大きな希望を抱いています。活動6年目を迎える那須ブラーゼンにとって、更に先の5年を見据えた運営とその準備が必要な期間に入っています。その中で、那須ブラーゼンがプロサイクルロードレースチームとして、確かで新たな価値と魅力を備えた「チーム=組織」へと成長することが求められます。そのためには、選手一人一人とスタッフ一人一人に至るまで意思統一がなされた一体の組織を作ることが最も重要です。新体制では、これらの要点をおさえたチーム運営ができることと確信しています。

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