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福田萌子の「NEXT RIDE」<番外編>1シーズンで溜まった愛車の汚れを大掃除 プロメカニックによる定期点検とクリーニング

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 季節は冬本番。ロードバイクのライドやイベント出場も一段落し、「冬休み」とこもっているサイクリストも多いのではないだろうか。そんな時こそ愛車をメンテナンスする絶好のチャンス。今回はモデルの福田萌子さんの愛車「萌子号」をキャノンデール横浜ベイサイドで、プロの技で整備してもらった。溜まった汚れをしっかり落として、来シーズンの準備を進めよう。

←“自分だけの”1台に歓喜カスタムラボで「萌子号」(2017年2月15日掲載)

「スプロケかわいい」と手に取る萌子さん Photo: Shusaku MATSUO

1シーズンを走り切った「萌子号」

まずは各部の動作チェックから Photo: Shusaku MATSUO

 萌子さんは今年、普段のトレーニングに加えて、2月に開催された「サイクリング屋久島」から始まり、「石垣島トライアスロン」、「富士ヒルクライム」、「ホノルルセンチュリーライド」など多くのイベントに出場。普段から簡単な清掃はしていたが、チェーンやスプロケットは汚れが溜まっていた。また、繰り返される輪行で、ガタや緩みも心配だったという。

店内はロードからMTB、クロスバイクなど、多くのキャノンデールバイクが並ぶ Photo: Shusaku MATSUO
専用のメカニックスペースではプロが丁寧な作業を進める Photo: Shusaku MATSUO

 納車されてちょうど1シーズンが過ぎ、1年点検の必要もあったため、萌子号が組まれたキャノンデール横浜ベイサイドで各部のチェックとクリーニングをお願いすることにした。担当してくれたのは高木友明店長。店舗内部はキャノンデールの世界観で統一され、ロードやマウンテンバイク、キッズ向けバイクまで幅広いラインナップが揃う。技術を持ったスタッフによる整備は専用スペースで行われ、安心して愛車のメンテナンスを任せられる。

チェーンの伸びをチェック Photo: Shusaku MATSUO
専用のエンド修正工具に力をかけ、わずかな曲がりを修正していく Photo: Shusaku MATSUO

 「11月下旬のイベントを最後に外のライドはお休みしていました」と12月に入ってからはフィールサイクルなどのインドアトレーニングを楽しんでいたという。輪行袋から取り出して組み立てると、各部に汚れが散見された。「まずは基本的な項目をチェックしながらクリーニングもしていきましょう」と高木店長がメンテナンスを開始した。

砂が詰まり、汚れたBBが出現 Photo: Shusaku MATSUO

定期点検に加えて大掃除も

普段見ることがないBBに興味深々な萌子さん Photo: Shusaku MATSUO

 高木店長はまずチェーンの伸びを専用工具で確認。「まだ大丈夫ですが、伸びが出始めています。来年には交換が必要です」と説明した。チェーンが伸びると変速性能が落ちたり、ギアの摩耗、力の伝わり方が変化してくるという。次にリアディレーラーを固定するディレーラーハンガーをチェック。専用の工具をハンガーに装着し、曲がり具合を確認した。「ここが少しでも曲がると変速がうまく決まりません。曲がりやすいパーツなので、たくさん輪行する人は頻繁にチェックしましょう」と工具に力を込め、修正を行った。

ボトムブラケット部がグリスアップされる Photo: Shusaku MATSUO
「回転部分は非常に繊細なので、しっかりとクリーニングします」 Photo: Shusaku MATSUO
古いオイルや汚れにまみれたスプロケット Photo: Shusaku MATSUO

 次にクランクを取り外し、ボトムブラケット(BB)を確認。ベアリングにシールは施されているものの、泥や砂がこびり付いているのが確認できる。また、BBの軸を取り外すと、ベアリングとの接触部分に傷が入っていた。「グリスを塗布している箇所が汚れるのは仕方ありません。傷が入ったBB軸は回転に影響があるので交換しましょう」と提案。萌子さんは「目に見えない場所も汚れてるんですね。自分では絶対に作業できないから、専門家に見ていただいて安心です」と興味津々で作業を見守った。

「フィルタークリーナー」を刷毛で塗ると、みるみる汚れが溶け出した Photo: Shusaku MATSUO
分解洗浄され、ピカピカになったスプロケット Photo: Shusaku MATSUO
「フォーミングマルチクリーナー」の泡を全体に吹きかけ、汚れを落としていく Photo: Shusaku MATSUO

 いよいよスプロケットのクリーニングが始まった。「ホイールから外さない場合もあるのですが、今回は結構汚れているので外して洗浄しましょう」と外したスプロケットをトレイに並べ、ワコーズの「フィルタークリーナー」を刷毛で塗布。黒ずんだスプロケットの汚れが、どんどん落ちていった。水で洗い流し、コンプレッサーの空気で水分を飛ばせば、手で持っても汚れないほど綺麗になった。萌子さんは「元はこんな色だったんですね!」と驚きを隠せない。チェーンも溶剤を塗布し、汚れを浮かした後、縦横内部の3方向を同時に掃除ができるブラシでクリーニングして駆動系の清掃が完了した。

 最後に、ワコーズの「フォーミングマルチクリーナー」を車体に吹きかけ、泡まみれに。「本当は中性洗剤を使い、水洗いしたほういいのですが、水場がない場所でもこれで綺麗になります。マット塗装にも相性が良いですね」と高木店長が説明した。気になっていた黒ずみも落ち、綺麗になっていく愛車の姿を見て萌子さんもご機嫌だった。

「プロショップによる定期的なメンテナンスは非常に重要です」と強調する高木友明店長 Photo: Shusaku MATSUO

 作業が全て完了し、見違えた愛車を手にすると「とても綺麗になって本当に嬉しい!バイクで出かけたくなってきました。プロの方に見ていただき安心して乗ることができます。次のライドが待ち遠しいです」と喜んだ。また、「しっかり見ていただけるなら、毎イベント終了後に持ってきてもいいくらい」と続けた。

見違えるほど綺麗になり、整備も終えた「萌子号」 Photo: Shusaku MATSUO

 高木店長は「半年、1年など、使用頻度にもよりますが定期的にお店で点検することは非常に大切です。少しでも“何かおかしい”と感じたら気軽に見せてください。大事に至る前にチェックできれば負担も大きくならないと思います」と話し、店舗で定期点検することの大切さをアピールした。キャノンデール横浜ベイサイドでは、他店で購入したキャノンデールのバイクでも点検を行っているという。簡単な点検なら無料で、そのほかの作業はオーナーと相談の上、有料で行う。

キャノンデール横浜ベイサイドでメンテナンスを終えた福田萌子さん Photo: Shusaku MATSUO

 ライドが控えがちになるこの季節だからこそ、愛車のメンテナンスを集中的に行ってみてはいかがだろうか。

キャノンデール横浜ベイサイド

住所:神奈川県横浜市神奈川区栄町10−35−1 ザ・ヨコハマタワーズ・サウスコート1F
電話:045-451-1211
営業時間:11時から20時
定休日:水曜日

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