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19年はリーグ発展へチーム負担増2018年のJプロツアー初戦は「おきなわ」に 弱虫ペダル、エカーズが新たに参戦

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)が12月9日、2018年度の事業活動方針発表会を東京・目黒の自転車総合ビルで開催した。日本最高峰のロードレースシリーズ「Jプロツアー」を運営する同団体は、2018年度のレーススケジュールを発表。開幕初戦は沖縄になり、新規登録チームとして弱虫ペダルサイクリングチーム、エカーズが加わる。

チームの準備期間を考慮し、この時期としては異例の2019年度の活動方針も発表された Photo: Shusaku MATSUO

 発表に先んじて斧隆夫理事長は、Jプロツアーの価値を高めること、競技人口とファンの創出、よりメジャースポーツへと近づける活動指針を示すと発表。また、地方活性化への取り組み、地元自治体への貢献、地域密着チームや地元の競技連盟と連携を強化していくことを明かした。

「ツアーの価値を高めたい」と強調した斧隆夫理事長 Photo: Shusaku MATSUO

 全22戦が予定されているJプロツアーは2月24日、初開催となる沖縄県で「JBCFおきなわロードレース」が2日間(Two In One)に渡って行われることが丸田貴之Jプロツアーゼネラルディレクターから発表。金武町の金武ダムと一部公道を使用した1周4.2kmのコースを走るロードレースとなる。

 Jプロツアー参戦チームは全21チームとアナウンスされた。新たに加わった弱虫ペダルサイクリングチームは2017年度のJエリートツアーでチーム総合優勝を収め、Jプロツアーへと昇格。エカーズは欧州で活動する若手選手が多く所属し、積極的な走りが期待されるチームだ。

Jプロツアーは2018年、全22戦となり、2日間開催のTwo In Oneは10大会となる Photo: Shusaku MATSUO

 広報活動案についても言及。「実況音声や映像、ウェブ配信をこれまで以上に行っていくほか、レース外の選手の活動や物語、ドラマにもスポットを当て、エキサイティングスポーツとして深みを与えていきたい」とコメントし、「内外から要望があった選手のゼッケン番号の固定化を進め、よりファンから支持される取り組みを進めていきます」と具体的な案も述べた。

2019年はターニングポイントへ

 また、この時期としては異例となる2019年度のJプロツアーの活動方針も発表した。主な理由はチームの負担が増えることが予想されるため。まず、チームはシーズン毎に税抜200万円の年会費を収める義務を追う。加えて2人以上の日本国籍の選手に対し月額15万円以上(年180万円)を支払う契約が必要になり、複写した契約書をJBCFへ提出する必要が生じる。外国人選手の出走枠も1レース2人までと制限も加えられた。

「よりファンから支持される体制作りを進める」と話した丸田貴之Jプロツアーゼネラルディレクター Photo: Shusaku MATSUO

 チームから得た年会費に加え、JBCFとしてツアーに対する協賛の獲得、オフィシャルグッズの販売、放映権料の獲得で得た収益は、賞金の増額やチームへの分配金、より充実したレース開催や広報活動に充てると発表。スポーツ競技からスポーツベント(興行)にするためにも、観客数増加のための誘導や、すでに決定したという全国紙での全リザルト掲載など、チームに対してメリットのある体制作りを行うと強調した。

 指針を発表した廣瀬佳正専務理事は「非常に勇気がいる発表となりました。JBCFとしてはチームに対して重い責任を背負うこととなりますが、リーグの発展に努めてまいります」と力を込めて語った。

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