アテネ五輪銀メダリストも飛び入り参加宮澤崇史さんと石上優大選手がトークショー「若手が表に立つ機会を作りたい」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 元ロードレース全日本選手権王者の宮澤崇史さんとフランスのクラブチームで活動する石上優大選手が12月6日、東京・新橋のサイクルショップ「アヴァン サイクル」で欧州での生活とスランプの脱出方法をテーマにトークセミナーを開催した。ヨーロッパの生活やスランプの脱出方法がテーマで2時間半を講演。本場欧州を経験した2人の話に、参加者は熱心に耳を傾けた。

宮澤さん石上選手の2人から欧州での経験が語られる ©Avant Cycles

「常に先をイメージすることが大事」

参加者は熱心に耳を傾けていた ©Avant Cycles

 トークセミナーは宮澤さんが司会のもと、石上選手の紹介から始まった。石上選手は南フランスの強豪クラブチーム「AVCエクサンプロヴァンス」に所属し、今季はアルプスで開催された山岳レース「ロメット・シャイヨール」を独走で勝利。日本ナショナルチームとして参戦したジャパンカップでは21位で完走する活躍を果たした。

石上選手にスランプについてを語る宮澤さん ©Avant Cycles
Cyclist編集部の松尾修作記者もスイスで活動した選手時代の経験を話す ©Avant Cycles

 石上選手の活動を紹介しながら、宮澤さんはこれまでアマチュアからプロとして海外で経験を積んだ話を披露。「ジュニア時代は世界選手権でも上位でフィニッシュできたが、U23(23歳未満)のカテゴリーではなかなか思うような走りができない」とスランプの時期であることや、現地での苦労話を告白。宮澤さんは「常に目標となりたい自分をイメージできなければならない」とアドバイスした。

 休憩時間にはマグナムのスパークリングワインが準備され、宮澤さんによるシャンパンファイト講座も行われた。「ボトルの底を持った腕を90度に曲げ、肘を固定したまま振ることがコツ」と石上選手に指導。ボトルは振られなかったが、ワインは、宮澤さん手作りのボロネーゼとあともに参加者に振る舞われた。

若手、学生に来てほしい

アテネ五輪銀メダリストの長塚智広さんが飛び入りで参加 ©Avant Cycles

 途中、アテネオリンピックの自転車チームスプリント競技で銀メダルを獲得した長塚智広が飛び入りで参加。参加者に交じり質問をしたり、現役時代のエピソードを披露。参加者は長塚さんの銀メダルを首からかけるなどし、貴重な機会に笑顔を滲ませていた。

パスタの後は「ALLEZ」と書かれた手作りドルチェが用意 ©Avant Cycles
ひき肉と野菜、パルメザンチーズをたっぷりと使ったボロネーゼが振舞われた ©Avant Cycles
将来プロ選手を志す学生に石上選手からアドバイス ©Avant Cycles

 宮澤さんはトークセミナーの目的のひとつは「若手選手に人の前に出て話す機会を作りたい」と明かした。「自分が何者で、どんな場所で走り、活動をしているのかを人に知ってもらうのはプロを目指すうえで非常に重要」と趣旨を説明した。

 同形式のトークセミナーをこれからも開催していき、自らのユーチューブチャンネルなどで動画としても配信していく予定だという。また、「今後は学生は無料で参加できるようにする」と話し、「若い世代にぜひ来てほしい」とアピールした。

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