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本気でレースをしたいライダーも高い剛性で緩斜面を勢い落とさずクリア “おきなわ210km”を駆けた「ユニコーンガンダム」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 ユニコーンガンダムのロードバイク「RB-CAUC01」がクリテリウムに実戦投入され、いよいよ本格的なロードレースに挑戦。チャレンジしたのは国内最長距離の「ツール・ド・おきなわ市民210km」だ。レース仕様でまとめられたパッケージで善戦。強豪に交じりレースを展開し、動力性能の実力を示した。

ツール・ド・おきなわ市民210kmを走ったユニコーンガンダム Photo: Naoi HIRASAWA

Di2、カーボンホイールを用意

 プロトタイプからテストを重ね、“本格的なレースでも第一線で活躍するロードバイク”をコンセプトで組み上げたユニコーンガンダム。国内最高峰のレースに対応するため、コンポーネントは電動タイプのシマノ「R9150デュラエース」、ホイールはジップ「303ファイアークレストチューブラー」でまとめた。

ヘッドバッヂにはアナハイムエレクトロニクスのロゴが入る Photo: Shusaku MATSUO

 完成車でもアッセンブルされるハンドル、ステムはそのまま使用。エアロ効果を考慮しハンドルはC-C400mm、ステム長は120mmを装着した。アナハイムエレクトロニクスのロゴが細部に記され、一体感を演出。オリジナルのサドルは、やや重めだが、テスト期間中に5000kmほど使用しても長距離でも痛みや不快感がなかったため、変更はしていない。

 210kmにも及ぶ長距離のレースで、バイクに求められる要素は多い。剛性の高さだけでなく、振動吸収性や直進安定性からくるコンフォート性能、上りのリズムの作りやすさ、ハイスピードの下りに対応する安定性など様々だ。

 ユニコーンガンダムはエアロ方向に性能を振っているため、極端に軽くはない。だが、それを補うソリッドな踏み味が特長のバイク。エアロ効果は当然高く、縦横どちらの剛性も高いため、上りでもライダーのパワーをしっかりとトラクションに変えてくれる。レースでは10%の斜度を超える上りは少なく、緩やかな坂がだらだらと続く箇所が多いが、まさにこのバイクが得意とするシチュエーション。勢いを落とすことなくクリアし、体力の温存にも役立たせることができた。

オリジナルのステムは120mm。Di2のジャンクションが取り付けられる Photo: Shusaku MATSUO
長丁場のレースだが約5000kmのテストを経て、完成車に付属するオリジナルサドルをチョイス Photo: Shusaku MATSUO

 レースは公道を封鎖し行われる。下りでトップ集団ともなれば両車線を端から端まで使い、ギリギリのラインを攻める。時には80km/hに迫るスピードでバイクを倒しながらブラインドコーナーに侵入したが、スタビリティに優れたユニコーンガンダムは最速ラインをトレースしていく。

縦剛性が高いエアロロードフレームで、緩斜面で実力を発揮した Photo: Naoi HIRASAWA

 400人強でスタートした集団は150kmの距離を終え、40人程度まで絞られる。ユニコーンガンダムはトップ集団前方で強豪選手らとレースを展開。優勝経験者らとアタックや逃げグループの形成など積極的に動いた。しかし、残り30kmを残してトップ集団から脱落。脚がなくなってからはバイクの硬さにやや苦しめられたが、31位という成績でフィニッシュした。

 欧米ブランドで最先端のバイクが同じ集団を走っていたツール・ド・おきなわ210km。ユニコーンガンダムも遜色ない実力と走りでレースを展開することができた。テクノロジーや伝統がバイク選びの基準であることは間違いないが、“ガンダム好き”というサイクリストは心惹かれるはず。レース用の機材で組み上げても価値あるフレームだ。細部まで原作を忠実に再現し、実戦の現場でテストを重ねたこのバイクは、本気の走りを目指したいライダーにもおすすめしたい。

国内最高峰の市民レースでも、欧州ブランドに遜色ない実力を発揮した Photo: Naoi HIRASAWA

アヴァンギャレージ「ユニコーンガンダム RB-CAUC01」(完成車)
税込価格:355,000円(送料、手数料別)※フレームセットも240,000円で販売
サイズ:450、470、500、530mm
重量:約1200g(フレーム500mm)、約455g(フォーク)

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