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RENさん、ケッタマンと「自転車安全利用教室」小池都知事が都内幼稚園でヘルメットの重要性を強調「頭部の防御が命の分かれ目」

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 東京都主催の「自転車安全利用教室」が11月11日に杉並区の方南隣保館保育園で開催された。園児やその保護者を対象にヘルメットの重要性や自転車の交通ルール・マナーを啓蒙するイベントで、初開催となった今回は小池百合子・東京都知事らが出席。小池都知事は集まった保護者に対し、「自転車の事故は頭をどうやって守るかが命の分かれ目になる」と強調した。

自転車安全利用教室で園児や保護者にヘルメットの大切さについて語る小池百合子・東京都知事 Photo: Kyoko GOTO

RENさん、au損保遠藤社長と登壇

小池百合子・東京都知事 Photo: Kyoko GOTO

 杉並区の保育園で開催されたイベントには、小池都知事をはじめ、都の自転車ヘルメットの着用PRモデルを務めるモデルのRENさん、都と「自転車安全利用啓発の促進に関する協定」を締結しているau損害保険の遠藤隆興代表取締役社長、そして保護者を代表する4人が登壇した。

 小池都知事は、会場に集まった50組の親子102人に対し、「自転車走行時の自身の安全を守るのはもちろん、お子さんの安全を守るのも皆さんの注意一つで変わる。ヘルメットを装着し、まさかのときに備えて保険にも加入することも重要。今日をきっかけに自転車の安全走行について考えてほしい」と呼びかけた。自転車の乗用中に事故でなくなった方の6割が頭を損傷して亡くなるという実態に言及し、「逆にいえば自転車乗用中は頭部を守るということがどれだけ重要かがわかる」とヘルメット着用の重要性を強調した。

自転車ヘルメットの着用PRモデル、RENさん。スポーツバイクをこよなく愛する一方で、2級整備士の資格をもつ大のクルマ好きでもある Photo: Kyoko GOTO
子供たちのヘルメット着用の重要性について語る保護者の皆さん。停止中や漕ぎだし時に自転車の重さでバランスを失い、子供を乗せたまま自転車を倒したというエピソードも Photo: Kyoko GOTO

 普段からスポーツバイクを愛用しているRENさんは「自転車に乗り慣れている僕も、疲れて集中力が切れると危ないと思うときがある」と自身の経験をもとにヘルメット着用の必要性について語り、「最近はたくさんのヘルメットメーカーから、おしゃれなデザインがたくさん出ている。ファッションとのコーディネートとして取り入れると、かぶらないときに物足りない感じがするようになる」とヘルメット着用を習慣化するコツを紹介した。

ケッタマン「子供だけでなく大人もヘルメットを」

自転車安全利用五則や自転車の点検について説明する高井戸警察署の増田信子さん Photo: Kyoko GOTO

 イベント後半は、警察による「自転車安全利用五則」の説明と自転車の点検のポイントについて解説が行われた。高井戸警察署の増田信子さんによると、自転車の定期点検のキーワードとして「ぶたはしゃべる」。「ブレーキ、タイヤ、ハンドル、車体、ベル」の頭文字を組み合わせた言葉で、自転車に乗る前に必ずそれらの異常をチェックするよう呼びかけた。

交通安全啓発ドロイド「ケッタマン」 Photo: Kyoko GOTO

 そして最後には交通安全啓発ドロイドとしておなじみとなった「ケッタマン」が登場。ケッタマンの敵は、地球侵略を目論む「ジコーン」が送り込んだ交通事故を引き起こしてしまうナノマシン。ケッタマンは人々の身体に侵入したナノマシンを、「ハンドサインチョップ」「目視ビーム」などの技で取り除き、交通安全への意識を取り戻させる。ケッタマンは保護者に向けても「子供はかぶらせるけど、自分はかぶっていないという大人がたくさんいる。皆でかぶって、楽しく安全に自転車に乗ってほしい」と呼びかけた。

ケッタマンとポーズを決める子供たち。合言葉は「守りたいのはその命!」 Photo: Kyoko GOTO

au損保が保育園にヘルメット280個を寄贈

会場で配られた「自転車の正しい乗り方」のリーフレット Photo: Kyoko GOTO

 都によると、2016年の自転車乗用中の事故死亡者数は36人で、そのうち約6割が頭部損傷を主因として死亡している。こうした状況を踏まえ、都では「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」や「東京都自転車安全利用推進計画」に基づき、自転車利用者のヘルメット着用を訴える取り組みを強化。その一環として、モデル保育園に指定した杉並区の方南隣保館保育園でヘルメットの重要性や自転車の交通ルール・マナーを学ぶ安全教室を開催した。

自転車シミュレータで自転車の安全な走り方を学ぶ子供たち Photo: Kyoko GOTO

 方南隣保館保育園がある杉並区を管轄する高井戸警察署によると、同エリアは自転車事故が多く、2016年は年間230件と23区内の警察署で最多となった。そのため同保育園は警察署と連携し、園児・保護者への安全教育に力を入れており、園児のヘルメット装着率は100%を超えているという。こうした成功例をモデルとして、さらにヘルメット装着の啓蒙を拡大したい狙いがある。

au損害保険・遠藤隆興代表取締役社長 Photo: Kyoko GOTO

 au損害保険の遠藤氏は、ヘルメットをかぶってるときは保障が手厚くなる「ヘルメット着用中死亡特別保険金補償特約」(ヘルメット特約)など、東京都とともに商品の開発に取り組んでいることを紹介。「自転車保険の収益を皆さんに還元させていただき、自転車の安全利用に向けた取り組みをこれからもサポートしていきたい」と語り、モデル指定を受けた同保育園にも子供用140個、大人用140個の計280個のヘルメットを寄贈したことを明らかにした。

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