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『Cyclist』が単独インタビューライバルは「アンディとフルーム」 アルベルト・コンタドールが語った現役時代とこれから

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 3大ツール制覇など輝かしい記録と数々の伝説的なレースを残し、今シーズン限りで現役引退したアルベルト・コンタドール(スペイン)は、10月に開催されたジャパンカップサイクルロードレースに出場するため初来日を果たした。コンタドールは、単独インタビューを行った『Cyclist』に対し、現役時代について、そして引退後の心境などを語った。

『Cyclist』のインタビューに応えたアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

コンタドールの希望に応えたバイク

ジャパンカップクリテリウムで、初めて日本のファンの前で走りを披露したアルベルト・コンタドール Photo: Yuzuru SUNADA

――“古巣”ともいえるトレック・セガフレードで過ごした1年間は、どんなシーズンでしたか?

コンタドール:今シーズン、トレックに戻ってこられて嬉しかったよ。トレックの自転車が好きだったから。チームを変えなくてはならない時もあったけれど、トレック・セガフレードは条件的にも良かった。

 今年は、自分のキャリアの中でも美しいシーズンだった。ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャは総合優勝できなかったけれど、いい年だった。ファンも僕の走りを楽しんでくれたと思うし、1年しかいなかったのに、長いシーズンいたような気分だ。

――バイクなど機材についてトレックにお願いしたことはありましたか?

コンタドール:バイクは、自分がトレックと話して開発してもらったので、市販しているモデルと同じ。僕がいいと思ったバイクをショップで買うことができるよ。エンジニアと僕が常に連絡を取り合っていて、希望や感触を伝えていたから。

コンタドールのリクエストを反映したトレックのロードバイク「エモンダ」 ©TREK

つらい時は「まず立ち上がること」

――怪我をしたときや、つらいことがあった時期はどう乗り越えましたか?

コンタドール:自分が目標にしていることを成し遂げるには、とても簡単にできることもあるし、全く思い通りにならない時もある。だけど、自分が成し遂げたいことがあるなら、それを乗り越えていかなければいけない。

 モチベーションを保つのは難しいけれど、レースだって落車したら一番に最初にやらなければならないことは立ち上がることだ。

アルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

――現役時代、もっともハッピーだったのはいつですか?

コンタドール:選手としても、人生の中でも一番幸せだったのは、2005年のツアー・ダウンアンダー(※)でステージ優勝したとき。

※2004年5月のレース中に意識を失い、落車によって大けがを負った。脳の海綿状血管奇形が見つかり選手生命も危ぶまれたなか、けがから約8カ月後の復帰レースだった

――コンタドール選手にとってライバルといえる存在だった選手は?

コンタドール:その時のシチュエーションによって変わるけれど、アンディ・シュレク(ルクセンブルク)とクリストファー・フルーム(イギリス)だった。

ツール・ド・フランスで激闘を繰り広げたアルベルト・コンタドールとアンディ・シュレク Photo: Yuzuru SUNADA
グランツールで何度も総合争いを演じた(前から)アルベルト・コンタドールとクリストファー・フルーム Photo: Yuzuru SUNADA

パヴェは「見る側からしたら面白い」

――引退後はどんなことをしますか?自転車に関わっていく予定ですか?

コンタドール:自分は活発な人間だから、引退後はいろいろなことをやると思うし、まずはアルベルト・コンタドール財団の活動に注力すると思う。財団が携わるコンチネンタルチーム、アンダー、ジュニア、カデ(ジュニアより年少のカテゴリー)のチーム活動に関わっていくだろう。

日本滞在中は笑顔が印象的だったアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

――レースから引退して1カ月、その間にツールのプレゼンテーションに、選手としてではない立場で出席していました。なにか気持ちの変化はありましたか?

コンタドール:今回のツールのプレゼンテーションは、とてもリラックスして見ることができた。レースのために準備することはないし、例えばパヴェ(石畳)のステージで、1日で1年分の準備が台無しになることもない。見る側からしたら面白いんだなぁということを実感した。

 それ以外のことで言うと、いままでは身体に気を使って使用しなかったけれど、夜にエアコンをつけて寝ることを気にしなくていい。(以前は控えていたが)いまは立っていても歩いても問題はないよ。

親指を立てて写真撮影に応じるアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

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