2018年前半に発売予定ヤマハの電動アシスト自転車「YPJ」にMTBなど新作4モデル サイクルモードに勢ぞろい

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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初日から人だかりができていたヤマハの「YPJ」ブース Photo: Kyoko GOTO

 ヤマハ発動機は11月5日まで行われた「サイクルモードインターナショナル」で、来年発売予定の「YPJ」シリーズの新作モデルの試作車を出展。最新のパワーユニット「PW-X」を搭載したマウンテンバイク「YPJ-XC」。加えて欧州で定評のあるパワーユニット「PW-SE」と、さらなる大容量バッテリーを搭載したクロスオーバーロードバイク「YPJ-ER」、フラットバーロードバイク「YPJ-EC」、そしてトレッキングバイク「YPJ-TC」の4モデルをお披露目した。

最新のパワーユニット「PW-X」を搭載「YPJ-XC」

 「YPJ-XC」は、モーターアシストと高性能自転車のハイブリッドによる「フィールドを選ばない大人が楽しむ電動アシストマウンテンバイク」というコンセプトに基づき開発された電動アシスト付きMTB。電動ユニットの存在感を際立たせる発進・加速・登坂性能と、電動ユニットの存在を感じさせないデザイン性を両立させた。

「PW-X」を搭載したMTB、「YPJ-XC」 Photo: Kyoko GOTO

 ドライブユニットは最新の「PW-X」を搭載。従来のドライブユニットと比べ、容積を約13%削減。重量を約380g軽量化。コンパクトで軽量、高出力、迅速なレスポンスを実現するパワーユニットだ。

最新のパワーユニット「PW-X」。従来のドライブユニットと比べ、容積を約13%削減。重量を約380g軽量化 Photo: Kyoko GOTO

 アシストは電源オフの状態を除く5モード。急勾配で強力にアシストする新たなライディングモードを設定し、優れた登攀性を発揮する。現状は試作品とのことだが、市販モデルはほぼこれに近い状態になる予定だという。

 また、バッテリーは、従来のYPJシリーズに搭載されているバッテリーに比べて約8倍近い容量をもつバッテリーを搭載。新作4モデル全てに搭載されており、これまでのYPJシリーズに比べて大幅な航続距離の延長が見込まれるという。

楽しみ方を広げるアシスト「YPJ-ER」

 「YPJ-ER」に冠している「クロスオーバーロードバイク」とは、ロードバイク由来の高速走行性能や巡航性に、未舗装路での走破性を加えたモデルで、一般的には「シクロクロス」というジャンルで浸透している。同ジャンルで電動アシストモデルが開発されるのはこれが初となる。

パワーユニット「PW-SE」を搭載した「YPJ-ER」。YPJシリーズにさらなる大容量バッテリーとパワーを付与した「クロスオーバーロードバイク」 Photo: Kyoko GOTO

 特徴は「PW-SE」というドライブユニット。欧州で定評あるパワーユニットで、高回転域が毎分100回転から110回転でもアシストができるように改良されており、またメーターとブルートゥースで通信される仕様になっている。ディスクブレーキを採用し、タイヤも700×35cが標準搭載、キャリアの搭載も可能になる予定。長距離のグラベルツーリングも楽しめる仕様で、電動アシストで「楽するバイク」というよりは、様々な層で「楽しみ方を広げるアシストしてくれるバイク」といった印象だ。

「YPJ-ER」のユニット装着状態 Photo: Kyoko GOTO
32cのタイヤを標準装備 Photo: Kyoko GOTO

クロスバイク市場にも参入

 フラットバーロードバイク「YPJ-EC」とトレッキングバイク「YPJ-TC」も、同じく「PW-SE」搭載モデル。フラットバーロードバイク「YPJ-EC」はいわゆるクロスバイクで、電動アシスト自転車を扱う他ブランドも多数ラインナップしている激戦カテゴリーに、新たに「YPJ」として参入した格好だ。

「PW-SE」を搭載したフラットバーロードバイク「YPJ-EC」 Photo: Kyoko GOTO
パワーユニット「PW-SE」を搭載したトレッキングバイク「YPJ-TC」 Photo: Kyoko GOTO

 トレッキングバイク「YPJ-TC」はサスフォーク、フェンダー、キャリアが装備されたユニークな発想の電動アシスト自転車。フラットバーで、こちらも自転車のユーザー層を広げるポテンシャルを秘める。いずれもディスクブレーキを採用し、制動力を高めている。

「SR サンツアー」のサスフォークを標準装備している「YPJ-TC」 Photo: Kyoko GOTO
荷物を積載するキャリアとフェンダーも標準装備  Photo: Kyoko GOTO

 価格、詳細は未定。発売時期も未定だが、同社広報スタッフによると「来年前半。早ければ春には発売にこぎつけたい」とのこと。「自転車を楽しむ新たな層を広げたい。今回の新作モデルはそのための一石を投じることになると考えている」と話している。

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