英国コンビがウラン&バルギルと対決フルーム熱唱!カヴェンディッシュが金太郎に さいたまクリテリウム前夜祭

by あきさねゆう / Yuu AKISANE
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 さいたま新都心を舞台に開催される「J:COM presents 2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。大会を翌日に控えた11月3日夜、スター選手たちが登場するJ SPORTSの番組「我らワールドのツール・ド・フランス観戦塾~2017 さいたまクリテリウム直前スペシャル!~」の収録イベントが開催された。イベントには抽選に当選したファン約250人が招かれ、早押しクイズやカラオケなどの対決企画で会場は大いに盛り上がった。

カヴェンディッシュが金太郎、ウランが桃太郎に扮した Photo: Naoi HIRASAWA

4人のスター選手が登場

クリストファー・フルームを先頭に入場 Photo: Naoi HIRASAWA

 イベントにはクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)、ワレン・バルギル(フランス、チーム サンウェブ)、リゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)の4人が参加した。

 開催に先立って各選手にマイクが向けられると、フルームは「本当にまずたくさんのサポートをありがとう。ツールを含めて、9時間の時差があるなか夜遅くまでレースを見てくれて本当にありがとう」と繰り返し、ファンへ感謝の気持ちを述べていた。

勝利を届けたいと語ったマーク・カヴェンディッシュ Photo: Naoi HIRASAWA

 カヴェンディッシュは「初めて日本に来た。昨日到着したばかりだが、間違いなく世界で一番フレンドリーで本当に品のいい人たちばかり。本当は(ツールでの)勝利を持ってきたかったが、明日のさいたまクリテリウムで勝利を届けたいと思う」と日本を気に入ったことと、翌日への抱負を語っていた。

ワレン・バルギル(左)とリゴベルト・ウラン Photo: Naoi HIRASAWA

 バルギルは「とても素晴らしい応援をありがとう。本当に素晴らしいサポートをいただいている」と歓待する日本のファンへメッセージを送った。

 ウランは「初めての日本だけど、気候も好きだし食べものも好きだし、本当に最高の国だと思う」と、初来日を満喫している様子が伺えた。

前夜王決定戦が開催

英国選抜と世界選抜に分かれてのクイズ対決 Photo: Naoi HIRASAWA

 前夜王決定戦とは、さいたまクリテリウムよりも一足お先に王者を決めようというJ SPORTSの恒例番組だ。今年はチーム対抗戦となっており、英国選抜チームとしてフルームとカヴェンディッシュが、たった2人ではあるが世界選抜チームとしてバルギルとウランがタッグを組んだ。

 第1ラウンドはツール・ド・フランス2017のレース映像を見て、どのステージかを当てるクイズだった。カヴェンディッシュは「ツールに4日しか出てないんだけど大丈夫かな?」と話し、会場の笑いを取っていた。

ツールの映像を見て第何ステージかを当てる Photo: Naoi HIRASAWA
抜群の記憶力を見せたバルギル(右) Photo: Naoi HIRASAWA

 最初の問題の映像が流れると、バルギルが即座にボタンを押して「第2ステージ」と回答して見事に正解。第2ステージはベルギーのリエージュにフィニッシュするコースで、集団スプリントをマルセル・キッテル(ドイツ、クイックステップ・フロアーズ)が制していた。

 スプリントに参加したカヴェンディッシュは「キッテルの後ろから早めに仕掛ければ勝てると思ったが、キッテルは誰よりも強かった」とレースを振り返っていた。スプリンターではないバルギルは、なぜ即答できたのか?と問われると、「チームのために働いていたから、映像を見た瞬間にリエージュだとわかったよ」とのことだ。

バルギルはウランに敗れた思い出がよみがえった Photo: Naoi HIRASAWA

 続いて第9ステージの映像が流れると、今度はウランが正解。ウラン自身がメカトラを抱えながらも勝利を飾ったステージだったからだ。ただ、フィニッシュ直後はバルギルがガッツポーズしており、「隣の男(バルギル)が喜んでいたし、5分後くらいに(ウランが)勝利だといわれて、『本当に?』とすぐには信じられなかった」と当時を振り返っていた。

 そして第3問はペイルスールドの滑走路を走る第12ステージの映像が流れ、フルームが回答権を獲得するも「ペイルスールドなんだけどなあ」といいつつ、肝心のステージ数がわからない様子だった。結局勘で答えるもののハズれたため、代わりにバルギルが答えて正解した。

何ステージかがわからないフルーム(左)にバルギル(右)がプレッシャーをかける Photo: Naoi HIRASAWA

 このステージでバルギルは先頭集団から遅れており、最後のヒルクライム勝負には絡んでいなかった。本人は「リエージュだけでなく、全部何ステージか覚えているよ」とサラッと記憶力に自信を覗かせていた。

 対してフルームは「良いステージじゃなかったしね。だから覚えられないんだと思う」と、バッドデーのため激坂に苦しみ、マイヨジョーヌを失ったステージを振り返っていた。

見事正解したカヴェンディッシュ Photo: Naoi HIRASAWA

 最終問題はバルギルが単独でフィニッシュに向かう第18ステージの映像が流れると、やはりバルギルが即座に回答権を獲得。しかし「押したけど、マークに譲るよ」と言い、すでにリタイアしていたカヴェンディッシュに回答権が渡った。カヴェンディッシュは「18!」と答えて見事に正解!「家でテレビを観ていて、バルギル凄い!って思ったからね」とコメントしていた。

 当のバルギルは「この映像が見られて非常に嬉しい。ぼくにとっては最高の日だったからね」と振り返っていた。

似合いすぎるコスプレ姿

和気あいあいと着替えに挑戦する選手たち Photo: Naoi HIRASAWA

 第2ラウンドは用意された日本の“ヒーロー”の衣装に着替える対決だ。各チーム1人が代表して、衣装に着替え、より正確にモチーフとしている日本のヒーローに似せられた方が勝ちというルールだ。この対決にはカヴェンディッシュとウランが挑戦した。

 フルームとバルギルはそれぞれ、着替えゲージを持って支えていた。フルームは指示を送りつつ、バルギルは上部の服をもって着替えをアシストしていた。

“日本のヒーロー”になった2人が姿を現す Photo: Naoi HIRASAWA

 そして、2人の着替えが終了すると、金太郎に扮したカヴェンディッシュと桃太郎に扮したウランは桃太郎が登場し、大歓声が巻き起こった。カヴェンディッシュは金太郎風のかつらも被っており、非常に似合っていた。ウランも袴姿がハマっており、さいたま市内交流会の調理服姿といい和風の服装が似合うのかもしれない。

 どちらがうまく着れているかを会場のお客さんの拍手の大きさで決めた結果、カヴェンディッシュの勝利となった。

ツール王者がカラオケに挑戦

 第3ラウンドはまさかの歌唱力対決。カラオケに挑戦し、採点結果で勝者を決めるルールだ。この勝負にはフルームとバルギルが挑戦した。

 フルームが歌う曲は、エルトンジョンの「YOUR SONG」だった。最初は恥ずかしそうにしながらも、途中から段々とノってきて、「For You」という歌詞のところでは、手を会場のファンに向ける一幕も見られた。気になる採点結果は78点だった。

4度のツール王者、フルームが歌声を披露 Photo: Naoi HIRASAWA

 続いてバルギルが歌う曲は、ジョー・ダッサンの「オー・シャンゼリゼ」だ。母国語であるフランス語で顔を赤らめながらも歌っていると、横にいたウランがノリノリで、盛り上がっていこうぜ!といわんばかりに、観客を煽っていた。その期待に応えるかのようにバルギルは歌詞にない「パラッパラッパ」という演奏部分も歌い出すほどの熱唱ぶりを見せた。採点結果は74点で、カラオケ対決はフルームに軍配が上がった。

バルギルが歌い、ウランが盛り上げた Photo: Naoi HIRASAWA

 歌った感想を聞かれたフルームは「間違いなく初めての経験だったよ」と答えていた。バルギルは「いつも車の中で歌っているけど、人前では初めてだった。歌以外の部分も足して、ちょっと頑張ってみようと思っていたんだけど」と、カラオケ対決にも作戦を用意していたことを明らかにした。

最後はカヴが絵心を発揮

モデルの悪魔おじさんを観察するフルーム Photo: Naoi HIRASAWA

 第4ラウンドは似顔絵対決だ。ここで「悪魔おじさん」として知られるディディ・ゼンフトさんが登場。選手たちは悪魔おじさんの似顔絵を描き、一番うまかった人が勝利するというルールだ。

 昨年につづいて来日を果たした悪魔おじさんは「選手たちは世界最高だし、お客さんたちも信じられないくらいいっぱい来ていて、最高だぜ!さいたまイェーイ!」とハイテンション。選手が絵を描くなか、5分間立っていられますか?と聞きれた悪魔おじさんは「5分間さいたーま!!」と謎のコメントを残していた。

 そして、選手たちの絵が披露されると、カヴェンディッシュが断トツで上手だった。悪魔おじさんが飛び跳ねる様子を巧みに表現していた。ということで、カヴェンディッシュの絵が最も多くの支持を得て勝利。

ジャンプする悪魔おじさんの姿を見事に描いたカヴェンディッシュ Photo: Naoi HIRASAWA

 勝利した英国選抜の2人には、「はっぴじょーぬ」という黄色い法被がプレゼントされた。背中には「風流夢」「迦武円出一主」と当て字された漢字が縫い込まれている特別仕様だ。

それぞれが語った抱負

選手の名前が感じで刻まれた「はっぴじょーぬ」 Photo: Naoi HIRASAWA

 前夜祭も終わりが近づき、フルームは「明日も本当に楽しみにしている。5回目の参加だけど毎回参加できて光栄だ。チームには(ミカル・)クウィアトコウスキーもいるので、全力で勝てるように頑張りたい」と抱負を語った。

 カヴェンディッシュは「明日はどうかな?今日のイベントで勝ったってことで、それが思い出になるからね」とおどけてみせ、「今年のツールでは、早々にリタイアしてしまったので、ライバルたちとスプリントできることを楽しみにしている」ときちんと意気込みを語った。

 ウランは「明日は大変だと思う。(フルーム、カヴェンディッシュ、バルギルを指しながら)ほら強いでしょ、強いでしょ、強いでしょ。でも頑張ってみるよ」と控えめにコメントを残した。

 バルギルは「明日は山岳ポイントをなるべく取りたい。(横で無理でしょ無理でしょ?と茶々を入れるウランに)ぼくたち友達でしょ?」と声をかける一幕も見られた。

 普段は見ることができない選手たちの姿に、観客たちは大満足の様子だった。

大会への意気込みを語った(左から)フルーム、カヴェンディッシュ、ウラン、バルギルj Photo: Naoi HIRASAWA

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2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

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