目指すは「世界3大ツール」出場学生選手の欧州プロチーム契約を支援 鹿屋体大自転車部とベロフトゥールが記者会見

  • 一覧

 鹿屋体育大学自転車競技部へのスペインのスポーツマネジメント会社「Velofutur」(ベロフトゥール)による支援活動についての発表会が12月9日、東京都内の鹿屋体育大学サテライトキャンパスで行われた。

「若手サイクリストの育成」のために強力タッグを組む、鹿屋体育大学自転車競技部とベロフトゥール「若手サイクリストの育成」のために強力タッグを組む、鹿屋体育大学自転車競技部とベロフトゥール

 支援内容は、契約選手となる黒枝士揮、山本元喜両選手の欧州プロ・ロードレースチームとの契約に向けた支援をはじめ、海外レースの情報提供、欧州からのコーチ招へいなどが企画されている。将来的には春と夏の長期休業中の海外遠征のコーディネートも想定しているという。

黒川剛・鹿屋体育大学自転車競技部監督黒川剛・鹿屋体育大学自転車競技部監督

 鹿屋体大自転車競技部の黒川剛監督は、創部の理念である「日本の自転車競技をメジャーにする」という言葉のもとに活動してきた同部の18年間を振り返った上で、今回の支援契約により「更なる一歩を踏み出すことができる」とした。

 日本人選手がロードレースの本場・欧州でプロになるためには、高校卒業後に直接海外へ渡ることがベストだという風潮がある中で、黒川監督は、大学で4年間走った後でもプロへ進める環境を生み出すことにこだわってきた。今回の支援を、国内の若い選手の新しいモデルケースとしたい考えだ。

ベロフトゥール・アジアエリアマネージャーのホアン・リポーイ氏ベロフトゥール・アジアエリアマネージャーのホアン・リポーイ氏

 ベロフトゥールのアジアエリアマネージャー、ホアン・リポーイ氏は、同社のホアン・カンポ代表からのメッセージを紹介し、日本のサイクリストへの全面的サポートを誓った。同社は若手サイクリストの「育成」と「機会の提供」を積極的に展開しており、鹿屋体大自転車部と活動理念が一致したことが、今回の包括契約締結に至った大きな理由であるという。

 来年は4年生で「就職活動の年」になる黒枝、山本両選手。黒枝は「スプリント力とスピード、ゴール前の勝負強さに自信があるので、それを本場ヨーロッパでどこまで通用するか試したい」と意気込んだ。山本は「今回の話を聞いた時に、自分が本当に海外のレースで走るために必要としているものを、手に入れることができたと実感した」と目を輝かせ、夢が現実の目標になった喜びを語った。ともに目指すのはツール・ド・フランスなどの「世界3大ツール」出場だ。

黒枝士揮は今年ツール・ド・北海道でステージ優勝。総合リーダージャージにも袖を通した黒枝士揮は今年ツール・ド・北海道でステージ優勝。総合リーダージャージにも袖を通した
山本元喜は1年時にツール・ド・北海道でステージ優勝したほか、全日本U23チャンピオンにも2度輝いている山本元喜は1年時にツール・ド・北海道でステージ優勝したほか、全日本U23チャンピオンにも2度輝いている

 また同日、同校の現在2年生である石橋学、徳田鍛造両選手が、来季はNIPPOのメンバーとしてコンチネンタル登録を行い、大学の長期休業中には欧州でレース活動を行うことが発表された。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

シクロチャンネル ベロフトゥール

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載