昼も夜もファンと選手が交流コンタドールと過ごした特別な夜 トレック・セガフレードアフターパーティー

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 「ジャパンカップサイクルロードレース」に出場したトレック・セガフレードは10月23日、昼に東京都渋谷区のセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ渋谷店を訪れ、来日記念レセプションを開催した。夜には港区でアフターパーティーを開き、ファンは初来日したアルベルト・コンタドールや日本のトップ選手である別府史之らと交流し、サインや写真撮影、選手たちがジャパンカップで使ったジャージなどのプレゼント抽選会を楽しんだ。

大きなパネル写真にサインしてプレゼントしたアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

コンタドールが鏡開き

 来日記念レセプションは、チームを歓迎するとともに、ファンと選手が交流できる場として開催された。コンタドールはオープニングセレモニーで「初めて日本に来て温かいサポートを感じた。絶対に日本に帰ってくると確信している」と初来日での歓迎振りに感謝を示した。あいさつが終わると、現役引退したコンタドールの前途を祝して鏡開きが行われ、コンタドールも笑顔で木槌を振り下ろした。

鏡開きをする(左から)和歌山県観光連盟の山西毅治局長、アルベルト・コンタドール、セガフレード・ザネッティのパスカル・エリティエCEO、トレック・ジャパンの田村芳隆社長 Photo: Naoi HIRASAWA
来日記念レセプションで参加者との会話を楽しむアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

 歓談タイムではセガフレード・ザネッティ・エスプレッソ自慢のイタリア料理やワインなどが振舞われた。選手たちは参加者からのサインや写真撮影に応じ、選手の時間が空いたタイミングで積極的に話しかけ会話を楽しむファンの姿も見られた。

女性ファンの着物にサインするコンタドール Photo: Naoi HIRASAWA
選手4人と豪華に記念撮影をするファンも Photo: Naoi HIRASAWA

 セガフレードの日本法人の森聡郎社長が和歌山県出身という縁から、古座川町の清流鹿など地元食材を使い「ご当地バーガーグランプリ」で優勝したジビエバーガーや、ジビエサンドイッチ、この日の鏡開きでも使用された純米大吟醸「紀伊国屋文左衛門」などを、今後、都内のセガフレードの一部の店舗で販売していくという。トレックとセガフレード、和歌山県の関係がより一層深まったといえそうだ。

コンタドールはセガフレード・ザネッティへの感謝の印として、選手のサインをいれたジャージを森聡郎社長に贈った Photo: Naoi HIRASAWA
セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ渋谷店 Photo: Naoi HIRASAWA

コンタドール「来年また会いましょう」

リムジンから降りて会場入りするアルベルト・コンタドール Photo: Naoi HIRASAWA

 アフターパーティーは、会場となった結婚式場「リビエラ青山」にリムジンで乗りつけた選手たちが続々と入場。別府やコンタドールが姿を現すと一際大きな歓声があがった。

 選手がそろうと、“ポポ”のニックネームでファンから大人気のヤロスラフ・ポポヴィッチ監督がマイクを握りあいさつ。「海外のレースだと日本ほどのホスピタリティはまずありえない。この先60年、毎年ジャパンカップに帰ってくる」と日本への愛情を表現して、「カンパイ!」と大きな声で音頭を取った。

ポポヴィッチ監督(右)の掛け声で乾杯するトレック・セガフレードのメンバー Photo: Naoi HIRASAWA
大勢の参加者がアフターパーティーに登場した選手たちにカメラを向ける Photo: Naoi HIRASAWA
憧れのコンタドールと「カンパイ!」 Photo: Naoi HIRASAWA

 選手が1人ずつ紹介されるなか、コンタドールはリラックスした表情が印象的だった。ファンの歓迎振りなどに感謝を告げ、最後に「今日はのどの調子が悪いけれど、僕は歌がものすごく大好きなんだ」と話すと会場に音楽が流れ、スペイン語の歌に合わせて口パクする“エアカラオケ”を披露。意外なパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。

スペイン語で歌い上げるかのような“エアカラオケ”で会場を沸かせたコンタドール Photo: Naoi HIRASAWA
来年はパリ~ルーベの「優勝を目指す」と宣言したジャスパー・ストゥイヴェン Photo: Naoi HIRASAWA
昨年アメリカ選手権を制しチームに加入した若手のグレゴリー・ダニエル Photo: Naoi HIRASAWA

 あいさつが終わると、すぐにファンサービスの歓談タイムへ。サインや写真撮影に、コンタドールには専用のブースが設けられ、ファン一人ひとりに丁寧に対応した。

別府史之のサインをもらって感激する参加者 Photo: Naoi HIRASAWA
プロ1年目にしてポルトガルチャンピオンのルーベン・ゲレイロ(右)はDJプレイに夢中 Photo: Naoi HIRASAWA

 チーム来日から4日間をともに過ごしたトレック・ジャパンマーケティングマネージャーの野口忍さんは、すっかり日本を気に入ったコンタドールが「どうしたらまた来年もジャパンカップに来られる?」と質問してきたことを明かした。「まだ何も約束はできない」という段階ながらも、コンタドールが来季に立ち上げるトレック・セガフレードの育成チームをジャパンカップに出場させるアイデアもあるという。

 パーティー後半のあいさつでも「来年また会いましょう」とファンに語りかけたコンタドール。2度目の来日が実現する可能性はゼロではなさそうだ。

コンタドールTシャツに本人からのサインをもらい大満足の小林璃保さん Photo: Naoi HIRASAWA

 「コンタドールがきっかけでロードレースが好きになった」という小林璃保さんは、ジャパンカップ限定のコンタドールTシャツにサインしてもらい大満足。目の前で見たコンタドールの姿に「目がキラキラしていました。神経質で笑わないようなイメージだったけれど全然違いました」と、驚きと興奮を隠せない様子。「これからも自転車界でがんばってくれるのがうれしい」とコンタドールの今後の活動を喜んだ。

選手が着用したジャージをプレゼント

「マドン9 別府史之リミテッドエディション」をデザインした奥野さん(右)と一緒に紹介する別府史之 Photo: Naoi HIRASAWA

 別府はジャパンカップに投入されたスペシャルペイントのロードバイク「マドン9 別府史之リミテッドエディション」を紹介した。今季、トレックが限定モデルを発売したのはコンタドール、ジョン・デゲンコルブ、そして別府の3人のみ。「長年トレックバイクに乗ってきて、(限定モデルは)すごく光栄なことで誇りに思っている」と特別な1台への思い入れを語った。

漢字のように描かれた別府の座右の銘「Je sais que je peux」 Photo: Naoi HIRASAWA

 デザインを作成したデザイナーの奥野さんは、別府の座右の銘である「Je sais que je peux」(為せば成る)を漢字風にすること、フミのロゴをカモフラージュにして「集団のなかで隠れて仕事をする」というスタイルを表現ことなどをこだわったポイントとして挙げた。こうして作られたジャパニーズスタイルのデザインは海外でも好評で「欲しいという人がたくさんいる」という人気ぶりだという。

 愛媛県から参加した福田浩司さんは、100台限定で発売された別府史之モデルを手に入れたした1人で、この日はフレームを持ち込んで、「TREK」ロゴの横に別府のサインをもらった。別府の大ファンで、以前にライドイベントで一緒に走ったことがあり、乗っているバイクは2014年モデルの「マドン5.2」というトレックユーザー。「世界のトップで走っている日本の誇り」と憧れの選手である別府への思いを語った。

「マドン9 別府史之リミテッドエディション」に本人からサインをもらった福田浩司さん Photo: Naoi HIRASAWA
エースナンバーのゼッケンがついたジャージをプレゼントする別府史之 Photo: Naoi HIRASAWA

 プレゼント抽選会では、ジャパンカップで選手が着たジャージ、バイクにつけたナンバープレート、未使用のゼッケンといったアイテムに選手がサインをして直接手渡し。最後には、コンタドールが現役最後の勝利を飾ったブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージの写真もサプライズプレゼントとして用意された。

ルーベン・ゲレイロはワンピースのナショナルチャンピオンジャージを提供 Photo: Naoi HIRASAWA
“幻のゼッケン”にはヤロスラフ・ポポヴィッチ監督がサイン Photo: Naoi HIRASAWA
ジャージの襟元には選手の名前が書かれている Photo: Naoi HIRASAWA

 コンタドールのジャージに当選したのは三重県の松本祐太郎さん。妻の歩さんもクーン・デコルトのジャージを当て、夫婦で2枚をゲットした。さらに、裕太郎さんが勤める三重のサイクルショップ「サイクルハウスミヤタ」の同僚、瀧永浩一さんはヤロスラフ・ポポヴィッチ監督のサインが入った“幻の37”ゼッケンと来年のジャパンカップでチームカーに一周回乗れる権利を獲得。そろって強運を発揮した。裕太郎さんが「一生分の運を使いました」と話すほど、これ以上ない貴重なお宝アイテム獲得となった。

コンタドールが使用したジャージに当選した松本祐太郎さん(中央) Photo: Naoi HIRASAWA

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