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クリテ3連覇を狙う別府史之をコンタドールが援護ジャパンカップに世界のスター選手が続々 ワールドチーム出場選手紹介

by あきさねゆう / Yuu AKISANE
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 10月21、22日に開催されるジャパンカップサイクルロードレースの海外からの出場チーム・選手をプレビューしていく。第2弾はUCIワールドチームであるキャノンデール・ドラパック、トレック・セガフレード、BMCレーシングチームだ。前年度チャンピオンであるダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、キャノンデール・ドラパック)、世界的スーパースターのアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)やリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)、そしてクリテリウム3連覇の期待がかかる別府史之(トレック・セガフレード)ら非常に豪華なメンバーが揃っている。各チームの出場選手をプレビューしていく。

ジャパンカップ3連覇を狙う別府史之 Photo : Yuzuru SUNADA

トレック・セガフレード

 2013年から5年連続5回目の参加となるアメリカ籍のチームだ。アメリカのバイクメーカーであるトレック社と、イタリアに本拠地を置くカフェ・バーのチェーン店であるセガフレード・ザネッティがメインスポンサーを務めている。

 昨年は、引退を決めたファビアン・カンチェラーラのラストランの舞台に選ばれ、別府のクリテリウム2連覇に大きく貢献する牽引力を発揮していた。今年は、引退するコンタドールが来日し、クリテリウムを走る。もちろん、別府のクリテリウム3連覇がチームにとって最大の目標である。

ブエルタ以来のレースとなるアルベルト・コンタドールの来日は初めて Photo : Yuzuru SUNADA

●出場選手
アルベルト・コンタドール(スペイン)※クリテリウムのみ
別府史之(日本)
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)
クーン・デコルト(オランダ)
グレゴリー・ダニエル(アメリカ)
ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)※本戦ロードレースのみ

 クリテリウムは、別府がエースを務める。本人も3連覇を狙うと公言しており、別府を支えるためのアシスト陣も平坦に強いメンバーが揃っている。

昨年、最高のリードアウトを見せたジャスパー・ストゥイヴェン Photo : Yuzuru SUNADA

 ストゥイヴェンは、ビンクバンクツアーでステージ1勝をあげている。昨年大会ではリードアウト役を務め、集団先頭の最高の位置で別府を発射していた。今年も同じように最終発射台を務めるものと思われる。デコルトも同様にリードアウトトレインを形成する役割を担うだろう。

 クリテリウムのみ出場のコンタドールは、役割としては集団コントロールを担うことになるだろう。集団の先頭で、引退の花道を飾るコンタドールの姿を目に焼き付けたい。

 ダニエルは、ネオプロとして1年間ワールドツアーで走ってきた。平坦路よりは上りを含むコースの方が得意な選手なので、本戦での活躍が期待される。

 本戦のみ出場のゲレイロは、ポルトガル国内ロード選手権を制しており、ポルトガルチャンピオンジャージを着用して出場する。スピード系の選手ながら、ある程度上る力も持っているので、ジャパンカップ本戦のようなコースは合っているかもしれない。

キャノンデール・ドラパック

 2014年オフにガーミン・シャープとキャノンデール(元リクイガス)が合併して誕生したアメリカ籍のチームだ。前身のチームはどちらも頻繁にジャパンカップに参戦している常連チームだった。

 今シーズンはスポンサー撤退に伴いチーム存続の危機に陥ったものの、クラウドファンディングを駆使しながら大口の新スポンサーとの契約にこぎつけた。来シーズンからチーム名がイーエフ エデュケーション ファースト・ドラパック・パワードバイ キャノンデールへと変わる。

 昨年大会覇者のヴィレッラが今年も参戦、連覇を狙う布陣だ。

昨年大会では、最終周回の古賀志の上りで独走に持ち込み、逃げ切り勝利をあげたダヴィデ・ヴィレッラ Photo : Yuzuru SUNADA

●出場選手
ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア)
ダヴィデ・フォルモロ(イタリア)
アレックス・ハウズ(アメリカ)
トム・スカリー(ニュージーランド)
サイラス・モンク(オーストラリア)

 ブエルタ・ア・エスパーニャで山岳賞に輝き、いまやエースの風格も漂う選手へと成長を遂げたヴィレッラ。得意の独走に持ち込んで逃げ切る展開に持ち込みたいが、昨年よりマークが厳しくなっているはずなので、そう簡単には決まらないだろう。

すでにグランツールレーサーとして頭角を表しつつあるダヴィデ・フォルモロ Photo : Yuzuru SUNADA

 だが、今年はヴィレッラだけでなくフォルモロも参戦する。2014年大会では先頭集団でフィニッシュし7位だった。今年のジロで総合10位に入ったように、登坂力の高さは世界レベルだ。ヴィレッラとのダブルエース体制で挑む。

 ハウズは今シーズン飛躍を遂げた選手で、ブエルタ・アル・パイス・バスコで山岳賞を獲得、コロラドクラシックとツアー・オブ・アルバータで1勝ずつあげる活躍を見せていた。スプリント力と登坂力を兼ね備えたパンチャー的脚質を持っている。

 スカリーはルート・デュ・スッド第4ステージで集団スプリントに勝利しているスプリンター的な脚質を持った選手だ。長距離の独走力も高いので、クリテリウムでの活躍や本戦では集団コントロールを担うことも可能だろう。

 モンクはトレーニー(研修生)として参戦する。実力は未知数だ。

BMCレーシングチーム

 2015年の初参戦以来、3年連続3回目の出場となるアメリカ籍のチームだ。元々はスイスで立ち上がったチームであるためか、スイス人選手が多く所属していることも特徴だ。

 昨年は、選手たちの一際ユニークな振る舞いが話題を誘ったが、今年はスター選手であるポートが4年ぶりに参戦する。

7月のツールで落車負傷して以来の復帰戦となるリッチー・ポート。世界最高レベルのヒルクライムが見られるか Photo : Yuzuru SUNADA

●出場選手
リッチー・ポート(オーストラリア)
マルティン・エルミガー(スイス)
ミヒャエル・シェアー(スイス)
ダニーロ・ウィス(スイス)
ブラム・ヴェルテン(オランダ)

 ポートはツール・ド・フランス第9ステージのダウンヒルで落車して骨折リタイアして以来の復帰戦となる。1カ月以上前から自転車に乗ってトレーニングを再開しており、かねてから出場を熱望してジャパンカップに照準を合わせて調整してきていると思われる。実績からいえば優勝候補の筆頭だが、今大会では引退するエルミガーのサポートに回る可能性が高い。

現役最後のレースを走るマルティン・エルミガー Photo : Yuzuru SUNADA

 39歳の大ベテランであるエルミガーは、今シーズン限りでの引退を表明している。ジャパンカップが現役最後のレースとなるだろう。春のクラシックを得意とするが、何でもできる万能アシスト選手。華々しいラストを飾るべく、本戦ではエースを担う公算だ。

 シェアーはポートも高い信頼を寄せているアシストの一人だ。身長196cmの巨大な身体で、エースをがっちり護衛する。

 ウィスは小柄ながらパンチ力のある走りが魅力の選手で、逃げに乗ることを得意としている。

 ヴェルテンはトレーニーとして出場する。下位カテゴリーのレースでは、スプリント勝負を制して勝利していることが多く、スプリンターとしてクリテリウムで勝利を狙う。

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