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バイクインプレッション2017「NEILPRYDE NAZARE SL」好バランスな仕上がりで円熟したエアロロード

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 洗練されたデザインと確固たるレース性能、情熱的でスピード感のある成長を遂げる「NEILPRYDE」(ニールプライド)。ヨーロッパへと拠点を移し、さらなる飛躍を求め、レースでそのラインナップバイクを磨き上げている。今回試乗した「NAZARE SL」(ナザレ SL)は、エアロロードバイクの「ナザレ」ラインの最新型で、空気抵抗を15%減少させた一体型エアロハンドルバーをはじめ、空気の流れを整えるダウンチューブのカムテール構造に特徴を持たせた。

「NEILPRYDE NAZARE SL」(ニールプライド ナザレSL) Photo: Masami SATOU

NEILPRYDE NAZARE SL(ニールプライド ナザレSL)
価格:359,800円(フレーム、税抜)
   899,800円(デュラエース完成車、税抜)
   529,800円(アルテグラ完成車、税抜)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:GREY/BLACK-GLOSS、BLACK/BLUE/WHITE-MATT/GLOSS
問い合わせ先:ジオライドジャパン http://www.neilprydebikes.net/

スペック

フレーム:NAZARÉsl – C6.9 TORAY UD
フォーク:NAZARÉsl – C6.9 TORAY UD
変速機:スラム・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 52×36T、11−28T(11s)
ホイール:ニールプライド
重量:940g (Lサイズフレーム、カタログ値)、6.90kg(Sサイズ試乗車実測値)

エアロシートポストを採用したシートチューブ周辺の造形はエアロロードのトレンドに則る。シートチューブでも気流の乱れを抑え、エアロ性能に貢献 Photo: Masami SATOU
新開発の一体型ハンドルバー&ステムは、前面投影面積を抑えるエアロ性能を追求。ヘッドチューブと併せ、前作以上の剛性と機能美をも実現した。完成車、フレームセット共に付属する Photo: Masami SATOU
空気抵抗の改善と共に重点を置いたのは、エアロロードの枠に収まらない剛性感を伴う走行性能だ。パワーがかかるボトムブラケットはBB86を採用  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ニールプライドは、選手としてJプロツアーを走っていたときに、初期型のナザレに乗っていました。新型のこのナザレは、フォルムがより精悍になり、ワイヤーの取り回しも改善しましたね。元々、上りもスプリントもいける性格でしたが、そのベースを引き継ぎ進化をしていました。

米山 エアロロードとしては、特に奇抜な仕様はなく、スタンダードなエアロフォルムのロードバイク。とはいえ、強みとしてはまず、エアロロードでは重量面で不利になりやすいところ、ナザレはとても軽量に仕上がっている。

松尾 確かに。それに、前作以上のパキっとした剛性はありますが、エアロロード特有の不快感はなく、伸びもあって気持ち良くスピードに乗りますね。より扱いやすく、気持ちよい剛性感です。また、付属のエアロカーボンハンドルも良かったと思います。ダンシングした時に車体の振りに合わせてしなりを感じることなくパワーを伝達してくれました。エアロを狙いハンドル上部が薄くなっていますが、指がかかりやすく持ちづらいことはありませんでした。

米山 うん。エアロロードにありがちな硬さを感じさせず、乗り味はむしろソフトな印象。かといってパワーが逃げているという感覚ではない。

松尾 ええ。快適性はかなり良い方だと思います。全体のバランスはかなり整っていて、ホリゾンタルのバイクが好きなライダーには好みのフィーリングでしょう。逆にスローピングが好きで、バイクの振りが俊敏な方が好みの人はちょっと重く感じるかも。その場合は同社の「Bula」(ビューラ)がおすすめです。

米山 そうだね。ナザレに関しては、重心が低く安定性が高いバイクで、切れ味鋭く突っ込む出入りの激しい走りというよりは、高速巡航タイプだと感じたよ。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 直進安定性も優れているのですが、走行中に狙ったラインへの移動も軽快。
ハイスピードで走っても性格は変わらずなので、スタビリティも高いと思います。ハンドリングに関してはニュートラルで、特に目立った味付けはされていません。切れ込むこともないし、曲がりづらいこともないので、どんなライダーからも受け入れられるでしょう。

米山 完成車モデルだけではなく、フレームセットにも、この一体型ハンドル&ステムが付属するんだね。

松尾 エアロ効果は高いですし、見た目もかっこよくなりましたね。試乗車は完成車仕様のホイールとは異なり、ニールプライドのカーボンホイールが付属していましたが、こちらもキビキビと反応し、車体とマッチしていました。乗り味としては高性能ゆえに、個性は減ったかもしれませんが、大幅に乗りやすくなり、レースシーンでのポテンシャルがさらに高いフレームへと進化していました。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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30~50万円 ニールプライド バイクインプレッション

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