レーサーMOCOのガールズトーク<7>気になる! ケイリン女子のガールズトーク

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 いま話題のガールズケイリンを取材してきました。いつもは走る事がメインの私ですが、この日は「PRESS」のベストを着用し、取材記者として競輪場におじゃましました。

競輪場におじゃましました! 検車場にズラリと並んだピストレーサーは迫力満点競輪場におじゃましました! 検車場にズラリと並んだピストレーサーは迫力満点

 仕事では何度かバンクを走ったり、ガールズケイリンを志す“選手の卵ちゃん”達と一緒にトレーニングを体験させてもらったりしたことはあるけれど、プロとして活躍する選手とお会いするのは初めてのことです。

 7月に始まったばかりのガールズケイリン。選手の年齢は20歳から48歳までと幅広く、選手になる前の経歴もさまざまです。ただ私の様に、他に職業を持ちながらレース参戦を楽しんでいる競技者とは異なり、彼女たちは「職業」として自転車競技の道へ飛び込みました。そんな彼女たちは普段、どのように自転車と向き合っているのでしょうか? 同じ女性として、また同じ自転車レーサーとして、ライフスタイルや体調管理など、気になる事を思い切り聞いてきちゃいました。

ガールズケイリン最年長の高松美代子選手(右)。「自転車三昧の生活」を楽しんでいるそうですガールズケイリン最年長の高松美代子選手(右)。「自転車三昧の生活」を楽しんでいるそうです

 高松美代子選手は、元小学校の先生。自転車歴は15年。趣味でトライアスロンを始めたのが自転車競技のきっかけだそうです。これまでのライフスタイルと一番変わった事をたずねると、満面の笑みでこう話してくれました。

 「職業として堂々と、自転車三昧の生活が送れる事かな」

 「だってね、それまでは、ご近所さんの目を気にして自転車生活を送っていたから。あそこのお母さんは遊んでばかりって言われちゃいそうだったけど、これからは胸を張って走れるんだもの!」

 競輪選手になる前からも、四六時中自転車中心の生活だったことが伺えますね。

 選手としては最年長の高松さんですが、身振り手振りを交えて楽しそうにお話ししてくれる様子は、まさに青春真っ只中の乙女のようでした。

レースへのモチベーションを語ってくれた野口諭実可選手(右)。素顔はハタチの女の子レースへのモチベーションを語ってくれた野口諭実可選手(右)。素顔はハタチの女の子

 野口諭実可(ゆみか)選手は、群馬県出身の20歳。体重48Kgで華奢な女の子といった感じ。これまでのスポーツ経験は特に無く、実にほんわかとしてマイペースな野口選手ですが、「自分がどこまでいけるのか、限界まで試してみたい!」と、力強く答えてくれました。ガールズケイリンをスポーツというより、職業として捉えている意識の高さが伺えました。

 しか~し、そこはハタチの女の子。競技場や朝練で一緒になる、かっこいい男子選手達がモチベーションとなっているそうで、日々の厳しいトレーニングも頑張れるとの事でした。可愛らしいですね!

 最後にお話ししたのは加瀬加奈子選手。挨拶をしただけで、その風格と安定感はタダならぬモノがあります。実は私と同い年ですが、そうは思えぬ凛々しさと落ち着きを感じました。

タダならぬ風格の加瀬加奈子選手は、頼れる姉御肌タダならぬ風格の加瀬加奈子選手は、頼れる姉御肌

 私が参戦しているロードレースでは、出走の準備やウォーミングアップはそれぞれチーム単位で行い、スタートラインに並んで初めて参加選手全員と顔を合わせるのですが、ガールズケイリンの選手たちは準備もアップも同じ場所で行います。だから、競技場に入った瞬間から戦闘モードになっている…というイメージを描いていたのですが、意外にも和気あいあいとしていたので驚きました。

 女子選手間のコミュニケーションについて、リーダー的存在の加瀬選手にたずねたところ、「ガチンコで闘うのはレースの時だけで十分じゃないですか。四六時中ピリピリしている必要は感じない。みんなで仲良く盛り上げていきたいし、それが使命だと思う」と話してくれました。

同郷の選手が走り終わると、男女の別なく選手同士がサポートし合う。ケイリンの良き伝統です同郷の選手が走り終わると、男女の別なく選手同士がサポートし合う。ケイリンの良き伝統です

 選手同士はライバルであると同時に、同じレースを闘う仲間なんだという思いを強く感じましたね。そして加瀬選手は、周りの選手への気遣いも忘れない、頼れる姉御といった感じです。

 レースに備えて前泊する時は、みんなでわいわい食事に行くそうです。そこでもレースの話はあまりしないのだとか。ガールズケイリンの選手たちのガールズトーク、すごく気になります!

まずは男子のレースを観戦。車列の美しさも魅力ですまずは男子のレースを観戦。車列の美しさも魅力です

 本格的な冬が到来し、自転車であちこち走り回るにはちょっと勇気のいる季節になりました。そんな時は、温かい恰好をして、お出かけ気分で競輪選手達の走りを見に行く日があっても楽しいですよ。競輪場はフードコートも充実していて、デートにも使えちゃいそう!

 私もケイリン初観戦でしたが、テーマパークに遊びに来た感覚で大興奮でした!

スタート直前、張り詰めた緊張と静寂に包まれる瞬間スタート直前、張り詰めた緊張と静寂に包まれる瞬間
スタート! 号砲の合図とともに、ガールズレーサーの熱い戦いが始まったスタート! 号砲の合図とともに、ガールズレーサーの熱い戦いが始まった

(写真撮影 松島伸安)

MOCOMOCO
本名:笹本智子。クリエイティブプロデューサー&サイクルロードレーサー。実業団チーム「竹芝サイクルレーシング」からJフェミニンツアー参戦中。2011年は年間ランキング3位の強豪選手。1980年生まれ、静岡県掛川市出身。(株)REBOX所属。ホームページ:http://chari-moco.com/

 

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