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大阪「うめきたガーデン」であさひが開催手ぶらでOK「ちりりん大阪」で初心者女性がスポーツ自転車を体験 仲間もできて夢広がった

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 女性だけの和気あいあいとした集まりで、スポーツバイクが大好きに…。そんな“理想の”自転車ライフの第一歩を後押しする初心者向けイベントが10月7日、大阪・梅田の花と緑の庭園「うめきたガーデン」(大阪市北区)で行われた。週末のブランチを楽しみながら「自転車のある生活」を語り合い、丁寧なサポートのもと、心地よい試乗を体験。女性限定ならではの気軽さで、スポーツバイクに興味を持ち始めた女性を納得させる心尽くしのイベントを取材した。

女性限定のスポーツバイク試乗ツアーで快走する参加者たち=大阪市の「淀川河川公園」 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

初めての4人が参加

 特別企画「女性限定 スポーツサイクルお試しライド&座談会」は、自転車専門店のあさひが主催。世界最大手のサイクルパーツメーカー、シマノの協力で実現した。あさひは「ちりりん大阪」と題して週末の「うめきたガーデン」でスポーツバイク初心者向け試乗ツアーやキッズスクールなどを提供。2015年からはスポーツバイク専門店「スポーツスペシャリティストア」を展開している。やはりスポーツバイクの裾野を広げることを重視するシマノと意気投合し、企画が実現した。スポーツバイクを始めたいが何だか不安…という女性をターゲットとしており、「ちりりん大阪」での女性限定ライドは初となる。

女性限定イベントの受け付けを済ませる参加者=大阪市北区の「うめきたガーデン」 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
女性限定「お試しライド」のため用意された女性モデルのスポーツバイク=大阪市北区の「うめきたガーデン」 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 この日参加したのは、年代も職業も異なるスポーツバイク初心者4人。少し緊張した面持ちで受け付けをする参加者に、スタッフが優しく語りかけ、バイクのサイズなどを確認していく。参加には事前予約が必要だが、バイクやヘルメットはあさひが用意し、手ぶらで気軽に受けられる。

シマノの展示・交流スペース「シマノスクエア」=大阪市北区の「グランフロント大阪」北館 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
シマノの展示・交流スペース「シマノスクエア」=大阪市北区の「グランフロント大阪」北館 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

座談会で悩みを共有

 イベントはライドと座談会の二部構成。午前中は雨混じりの予報のため、当初ライドの後に予定していた座談会を先行することに。さっそく一行が向かったのは、隣接する商業施設「グランフロント大阪」に今年2月、シマノがオープンした展示・交流スペース「SHIMANO SQUARE(シマノスクエア)」。スタイリッシュな店内でテーブルにつき、自己紹介が始まった。

和気あいあいとした雰囲気で行われた女性限定イベントの座談会=大阪市北区の「グランフロント大阪」北館 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 まず、ゲストとして参加した女性ロードチームユニット「ちゃりん娘」の松本奈々さんがあいさつ。「スズカ8時間エンデューロ」で好記録を出すなど「あれよあれよという間に“ガチ”の方に行っていますが、本当はのんびり走るのも好き」と打ち明ける。参加者の自転車歴はさまざまで、子育てが終わって本格的に乗り始めたという宝塚市の宮本さんは、「気になる飲食店などを目的地にして、ミニベロで週3〜4回走っています。ドロップハンドルタイプのミニベロが気になっています」。世田谷区の長谷川さんは「自転車はどちらかというと苦手ですが、一番移動が早い。もっと慣れたいと思って参加しました」。吹田市の河崎さんは過去の入院歴から健康目的で自転車に興味をもった。「ウォーキングは嫌い。自転車も段差が見えにくいなど不安はありますが、やっぱり好きなので思い切って来ました」と“決意”を語る。

座談会であいさつする「ちゃりん娘」の松本奈々さん(右)=大阪市北区の「グランフロント大阪」北館 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
自身のライフスタイルと自転車を考えるために用意されたカード Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 運ばれてきた同スクエアのこだわりサンドイッチのブランチを食べながら、座談会は進む。まず、司会を務めるあさひ営業部の佐藤千夏さんは参加者それぞれに10枚の異なるタイプの自転車や乗車シーンが写ったカードを配る。MTBや街乗り、メッセンジャーなどがあり、「自分がやってみたいと思う2枚を選んでください」と促す。参加者は、「のんびり走ったり、『道の駅』を巡ってグルメライドをしたい」「今は通勤が一番多いけど、日々を潤す道具として使いたい」「いつかはキャンプツーリングに挑戦したい」などと、次々に夢を語る。

店内には歴代デュラエースなどの展示が並ぶ Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
生ハムやサーディンを使ったシマノスクエアの絶品サンドイッチ Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 これに対し、佐藤さんらが「最近は『バイクパッキング』も流行っていますね、輪行講座もおすすめ」「せめてチェーンくらい自分で直せるようになりたいですよね」などと話題を振り、おしゃべりが膨らんでいった。「自転車で脚が太くなる?」「理想のファッションとは?」といったテーマも飛び出し、松本さんは「筋肉はつくけれど、私より華奢で早く走る人もいます。乗り方ひとつで変わってきます」「普段はもう少しカジュアルな格好ですね。バックポケット付きでおしゃれなデザインも多い」と説明。参加者は熱心に聞き入っていた。

和気あいあいとした雰囲気で行われた女性限定イベントの座談会=大阪市北区の「グランフロント大阪」北館 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 続いて佐藤さんが配ったのは、「自転車に乗る時間帯や状況」を表現したカード。早朝、夜、屋内…などから、各々がどんなシチュエーションで乗るのかを選んで紹介する。「ナイトライドは意外とやっていますね。ヘンな人がいても自転車なら振り切れる(笑)」と佐藤さん。松本さんは「プライベートではもっぱら家で三本ローラーですね。地方イベントで食べ過ぎることも多いので…。コーヒーで代謝を上げてYoutubeかけて走り込みます」と話し、笑いを誘った。

 佐藤さんは、「まずは自分なりの自転車の使い方を想像してほしい。ライフスタイルを中心に考えていけば、間違いのない自転車選びができます」と話した。

予約すれば現地で自分にあったバイクやヘルメットを貸してくれる Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
ブレーキやギアの操作方法までスタッフが丁寧に指導 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
走行上の注意、簡単な手信号などを教わっていざ出発 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 座談会を終え、再びうめきたガーデンに戻った一行は、後半の「お試しライド」に出発する。「お試しライド」はあさひのスポーツスペシャリティストアのスタッフの引率で行われる。同園から約1kmの淀川まで出て、「淀川河川公園」を川沿いに往復する約5~6kmのコースだ。参加者にはそれぞれ、自分にあった女性モデルのロードバイクが用意され、スタッフがサドル高などを調整する。まったくの初心者もブレーキングやギア操作を丁寧に教えてもらえるので安心だ。

 ブレーキングの際、雨上がりで濡れた路面でスリップしないよう注意することや、「右折」「左折」「停止」の簡単な手信号を確認し、準備完了。うめきたガーデン前の交通量の多い交差点や混雑する歩道を押して進み、コースに乗り出した。最初は慣れないドロップハンドルや細いタイヤにためらいがちの参加者もいたが、あさひ西大津店店長の谷口さんの声掛けで安全に進む。数分で河川敷の入口に到着し、全員そろったところでいよいよ川沿いの広々とした舗装道路へ。それぞれ、しばしのフリーライドを楽しんだ。

淀川河川敷の広々とした舗装道路を走る参加者たち Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
淀川河川敷の広々とした舗装道路を走る参加者たち Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 参加者はなめらかな路面でペダルを踏み込むと、一様にそのスピードに驚いた様子。「ギアを一段重くしてみましょう」とのスタッフの呼びかけでシフトアップし、さらに加速すると「なにこれ! どこまででも走れちゃう!」と歓喜の声があがった。約1.6km先の折り返しまでを一気に駆け抜け、いったん休憩へ。曇り空だが少し汗ばむコンディションで、参加者の生き生きとした表情が輝く。休憩中は初心者ならではの疑問や意見に、スタッフが丁寧にこたえていた。

あっという間に片道を走り切り、スタッフの話に耳を傾ける Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 スポーツバイク初挑戦の河崎さんは「(一般の自転車に比べ)ハンドルがぐらぐらする感じがしますが?」と聞くと、「前に重心がかかり過ぎると、そのように感じるかもしれません。走り慣れれば大丈夫」とアドバイス。また、「このサドルは小さすぎる!」との訴えには、「大きいサドルは座り心地はいいかもしれないけれど、その分邪魔になる。自分の力をどれだけ効率よくペダルに伝えられるかが大切です」と説明していた。

最後の緩やかな上り、スタッフの掛け声に後押しされペダルを踏む Photo: Yoshihiko FUKUMOTO
最後の緩やかな上り、スタッフの掛け声に後押しされペダルを踏む Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 休憩を終え、一行は元の道を折り返す。河川敷の出口付近は緩やかな上り坂で「ギアを少しだけ下げて一気に上り切りましょう」とスタッフが激励する。参加者はそれぞれ、上り坂の手前から力強く加速し、全員が上り切った。スタッフも「これだけ走れれば、野を越え山を越え、行きたいところに行けますよ」と称賛し、全員がうれしそうに互いをたたえあった。

「お試しライド」を終え、満足の笑顔がこぼれる=大阪市北区の「うめきたガーデン」 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

 出発点のうめきたガーデンに戻った一行は、仲良く記念写真におさまった。長谷川さんは「集団で自転車に乗ることはなかったので新鮮でした。何より、みんな仲良くなれたのがうれしい」と大満足の様子。大阪市のフジコさんは「(ロードバイクは)もっと前傾なのかと思っていましたが、安定感があった。欲しいと思っていたので、直接プロに話を聞けたのが何よりでした」。

 河崎さんはスポーツバイクについてより詳しく聞くため、ショップを訪ねる予定だ。「一歩踏み出してみようという気になりました。若いうちは『いつかできるだろう』と思って何もしないことが多いけれど、今日はいいきっかけになりました」。

 ちゃりん娘の松本さんは、「女の子同士でみんな『今日本当に初対面なの?』というくらい仲良くなって、よく話していた。こうやって楽しみながら自転車を始められるのが一番。みなさん本当によく学んでくれたと思います」と笑顔で振り返った。

 女性限定のスポーツサイクルお試しライドは11月11日にも開催を予定している。

「お試しライド」を終え、満足の笑顔がこぼれる=大阪市北区の「うめきたガーデン」 Photo: Yoshihiko FUKUMOTO

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