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フルームもビデオメッセージ「さいたまクリテリウム」選手発表、ビッグネームと「スプリントレース」の抽選に100人が歓声 

by あきさねゆう / Yuu AKISANE
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 10月6日に開催された「J:COM presents 2017 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」(11月4日開催)の出場選手発表イベントでは、豪華なメンバー選出に約100人の招待客からは歓声が次々と上がった。また新競技「スプリントレース」の抽選も行われたほか、今年のツール総合優勝者のクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)はビデオメッセージで「さいたまに戻り、日本のファンの皆さんに会うことを楽しみにしています」と語った。

フォトセッションに応じる、左からグラジーASOイベントディレクター、松元絵里花さいたまクリテリウム広報部長、清水勇人さいたま市長 Photo: Kenta SAWANO

招待客100人が歓声

 「さいたまクリテリウム」のために編集された映像とともに、来日するワールドチーム7チーム26人の出場選手ロースターが発表されると、約100人の観客はひいきの選手が選ばれる度に歓声を上げていた。

 チームスカイからは、事前に発表されていたフルームだけでなく、今年のツールで獅子奮迅のアシストぶりを見せていたミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)が出場。会場では一段と大きな歓声が沸き起こっていた。

入り口には各賞のジャージも展示され盛り上がった Photo: Kenta Sawano
栗村修さんがトークで盛り上げた Photo: Kenta Sawano 

 さらに、今年のツール2勝&山岳賞のワレン・バルギル(フランス、チーム サンウェブ)、2016年ツール4勝のマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)、2016年リオ五輪金メダリストのグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)、2017年ステージ1勝&総合2位のリゴベルト・ウラン(コロンビア、キャノンデール・ドラパック)らビッグネームが続々と発表され、会場内は歓喜の声に包まれていた。

 新城幸也と別府史之の両日本人選手は、昨年と同じく特別チームとして参戦が決定。この日一番大きな拍手が送られていた。

MTB山本幸平、シクロクロス沢田時のチームも

出場チームが発表されるごとに会場は拍手に包まれた Photo : Kenta SAWANO

 国内チームとしては、MTBのクロスカントリー競技でアジア選手権8連覇を成し遂げた山本幸平、2016年シクロクロス日本選手権優勝の沢田時らで構成されるスペシャルチームの出場が発表。他にもTeam UKYO、宇都宮ブリッツェン、ブリヂストンアンカー、シマノレーシング、愛三工業レーシング、NIPPO・ヴィーニファンティーニから計28人の日本人選手のラインナップが発表された。

 また、女子選手には2016年アジア選手権大会ロードレースジュニアで優勝した下山美寿々(大阪教育大附属天王寺)、男子ジュニア選手では今年の世界選手権ジュニアタイムトライアルでトップと1分差以内でフィニッシュする好走を見せた松田祥位(岐阜第一高校)らの出場が発表された。

国内勢が海外勢に挑むスプリントレース

 新競技「スプリントレース」は1周3kmのコースで争われる。途中までニュートラル走行となり、残り1km地点のアクチュアルスタートから、本格的なスプリントバトルを繰り広げるルールとなっている。4グループに分かれて予選が行われ、各グループ1位の選手4人による決勝戦が行われる。

 その予選の組み合わせを決める抽選会も行われ、清水市長が抽選のドロワーを務めた。基本的に海外チーム2、国内チーム2となるように振り分けられた。別府・新城の両名以外の出場選手は、各チームが決めるようになっている。スプリントレースに出場した1人を除く3人の選手がチームタイムトライアルに出場する予定だ。

 組み合わせ抽選結果は次の通り。

・Aグループ
別府史之
クイックステップ・フロアーズ
シマノレーシング
スペシャルチームジャパンforさいたま

・Bグループ
キャノンデール・ドラパック
BMCレーシング
Team UKYO
ブリヂストンアンカー

・Cグループ
チーム・サンウェブ
新城幸也
NIPPO・ヴィーニファンティーニ
愛三工業レーシング

・Dグループ
ディメンションデータ
チームスカイ
宇都宮ブリッツェン

 クウィアトコウスキー、アルント、カヴェンディッシュ、ヴァンアーヴェルマート、キッテルらスプリント力の高い実力者の出場が期待される。ワールドツアーで戦う海外のトップ選手たちに国内チームの選手たちがどう立ち向かうのか注目だ。

清水市長がカプセルを引いて、中に入ったチーム名・選手名を発表していった Photo: Kenta Sawano

 フルームからのビデオメッセージも寄せられ、日本のファンに向けて「さいたまに戻り、日本のファンの皆さんに会うことを楽しみにしています。素晴らしいレースになるので楽しみにしています。」と語り、動画の最後にはピースポーズで笑顔を見せていた。

 フランスから訪れたクレマン・グラジーA.S.O.イベントディレクターは「選手とファンの皆さまが更なる交流を深める可能とする新しいコースレイアウトとし、選手それぞれの実力やキャラクターを味わうことができるレース形態、特に日本人選手が海外の選手に挑戦できる場を用意した」と語った。今大会の目玉の一つである新競技「スプリントレース」は、A.S.O.が主導して考案したという。

ビデオメッセージを寄せたクリストファー・フルーム Photo: Kenta Sawano

さいたま市は自転車活用を促進

 さいたま市の清水市長は「これまでの大会開催を通じて、自転車の楽しさだけでなく、日常的に自転車を利用することで、健康促進や環境問題対策といった啓蒙活動に繋がっている」とのことで、市が推進する自転車を活用した街づくりに大いに貢献していると、さいたまクリテリウムを開催することの意義を語った。また「埼玉県外の人にも知ってもらうためのPR活動にも力を入れている」ため、今回の出場選手発表イベントを都内で開催する運びになったと説明。「本場ツールの雰囲気を広く伝える素晴らしい選手たちと共に、記憶に残る大会にする」と意気込みを語っていた。

海外招聘選手一覧

■チーム スカイ
クリストファー・フルーム(イギリス)
ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)
ミカル・ゴラス(ポーランド)
ケニー・エリソンド(フランス)

2017年ツール総合優勝のクリストファー・フルームは5年連続5回目の参加 Photo : Yuzuru SUNADA
ステージ2勝&山岳賞を獲得したワレン・バルギル Photo : Yuzuru SUNADA

■チーム・サンウェブ
ワレン・バルギル(フランス)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
ニキアス・アルント(ドイツ)
ヨハネス・フレーリンガー(ドイツ)

■ディメンションデータ
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)
ベルンハルト・アイゼル(オーストリア)
ヤコ・ヴェンター(南アフリカ)
ネイサン・ハース(オーストラリア)

2016年大会に4勝をあげたマーク・カヴェンディッシュ Photo : Yuzuru SUNADA
2016年ステージ1勝、今季はUCIポイント個人1位を走るグレッグ・ヴァンアーヴェルマート Photo : Yuzuru SUNADA

■BMCレーシングチーム
グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー)
ニコラス・ロッシュ(アイルランド)
アマエル・モワナール(フランス)
ミヒャエル・シェアー(スイス)

■クイックステップ・フロアーズ
マルセル・キッテル(ドイツ)
ファビオ・サバティーニ(イタリア)
ジュリアン・ヴェルモト(ベルギー)
ペトル・ヴァコッチ(チェコ)

ステージ5勝をあげたマルセル・キッテル Photo : Yuzuru SUNADA
ステージ1勝&総合2位のリゴベルト・ウラン Photo : Yuzuru SUNADA

■キャノンデール・ドラパック
リゴベルト・ウラン(コロンビア)
サイモン・クラーク(オーストラリア)
トム・ヴァンアスブロック(ベルギー)
アルベルト・ベッティオール(イタリア)

ツールには7度出場、すべて完走している新城幸也 Photo : Yuzuru SUNADA
昨年大会では終盤に独走を決めて敢闘賞を獲得した別府史之 Photo : Yuzuru SUNADA

■ツール・ド・フランス ジャパンチーム
新城幸也(バーレーン・メリダ)
別府史之(トレック・セガフレード)

国内参加選手一覧

■NIPPO・ヴィーニファンティーニ
窪木一茂
中根英登
小林海
小石祐馬

■スペシャルチームジャパン for さいたま
山本幸平
沢田時
富尾大地
武山晃輔

■Team UKYO
畑中勇介
平塚吉光
中井路雅
菱沼由季典

■宇都宮ブリッツェン
増田成幸
阿部嵩之
小野寺玲
岡篤志

■ブリヂストンアンカーサイクリングチーム
初山翔
西薗良太
鈴木龍
大久保陣

■シマノレーシング
秋丸湧哉
木村圭佑
水谷翔
小山貴大

■愛三工業レーシングチーム
小森亮平
住吉宏太
渡邉翔太郎
岡本隼

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