新製品情報2017アドベンチャー&レーシング ディスクロードがさらに充実のジェイミス2018モデル

by 村田悟志 / Satoshi MURATA
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 早くからロードバイクのディスクブレーキ化を推し進め、同時にレースレギュレーションにとらわれない自由な構成のスポーツジャンル「アドベンチャーロード」を発信するなど、ユーザー目線でのバイク作りが特徴的なアメリカ発の総合バイクブランド「JAMIS」(ジェイミス)。2018年モデルのラインナップ展示会が東京都港区で開催され、ニューモデルやニューカラーフレームなどが公開された。

トレンドのバイクパッキングにも最適なアドベンチャーロード Photo: Satoshi MURATA

アドベンチャーロード「RENEGADE」にクロモリとアルミの新モデル

 欧米でのツーリングでは、舗装の状態が悪い幹線道路や未舗装路など悪条件下での走行シーンが多い。そのため、スピードは出るが繊細なレーシングロードバイクや、悪路には強いが重量のあるMTBに変わる、多様性を持ったスポーツバイクが求められていた。そこでJAMISが提唱したのが、現代版ランドナーともいえるアドベンチャーロード「RENEGADE」(レネゲード)シリーズだ。

 2015年デビューのこのシリーズは、安定感と快適性を重視したロードバイクジオメトリをベースに、多くのダボ穴を持つ頑丈なフレームとフォークで構成される。フェンダーやキャリアを確実かつしっかりと装着でき、また、太いタイヤとディスクブレーキの装備は、高い走破性だけでなく安全面でも秀逸。積載で重量が増えた車体を支え、必要十分なストッピングパワーを発揮する。このようにツーリングライダーのニーズを押さえた構成が特徴で、アメリカを中心に高い人気を誇っている同シリーズ。2018モデルではカーボン、アルミ、クロモリで計6+2種類の多彩な完成車ラインナップを用意した。

カーボンフレーム/フォークのアドベンチャーロード「RENEGADE EXPERT」 Photo: Satoshi MURATA

 ハイエンドとなるカーボンモデルは「RENEGADE ELITE」と「RENEGADE EXPERT」の2種。フレームは同形状だがコンポーネントと使用するカーボンが違い、キャラクターを分けている。「ELITE」はM8000 ULTEGRA仕様で軽量で反応性重視、「EXPERT」は105仕様で安定感と耐久性重視となる。ともに変速は機械式でブレーキは油圧ディスク、チューブレスレディのホイールを装備。カーボンのフレームとフォークながら、各部に多くのダボ穴(ボルト受け)を配置し、また、各部クリアランスも大きく、当然のようにフェンダーやキャリアの装着が可能。カーボンバイクでのバイクパッキングは、重量物の固定がシートポストなどに集中し、受け部の過負担がトラブルの原因になりがちだが、フレームにキャリアを直接固定する構成のため、負荷を分散する事ができる安心感の高い仕様となっている。

カーボンモデルは前後12mmスルー×油圧ディスクの組み合わせ Photo: Satoshi MURATA
特徴的な造形のBB周り。ダウンチューブ下にもボトルケージ受けが有る Photo: Satoshi MURATA

 頑丈さを重視したクロモリモデルは、レイノルズ631パイプのフレーム、前後12mmスルーアクスルと105コンポに油圧ディスクブレーキを装備した上位グレード「RENEGADE EXPLOIT」と、レイノルズ520パイプのフレームに、TIAGRAコンポと機械式ディスクブレーキを装備したスタンダードグレード「RENEGADE EXPAT」を用意。ともにフロントは12mmスルーのカーボンフォークを採用しているが、「EXPLOIT」はリアも12mmスルー使用なのに対し「EXPAT」はクイックレリーズ方式となっている。

クロモリフレームの「RENEGADE EXPERT」、小さいサイズは650Bホイール仕様 Photo: Satoshi MURATA
前後12mmスルーアクスルのクロモリ上位グレード「RENEGADE EXPLOIT」 Photo: Satoshi MURATA

 また、双方とも小さいサイズ(44/48)のフレームには650Bの小さいホイールを採用し、無理のない自然なハンドリングを実現するジオメトリとしている。細身のクロモリパイプで組まれたトラディショナルな雰囲気のフレームに現代的な足回りを装備した、良いとこ取りバイクだ。

コストパフォーマンスが高く入門に最適なアルミフレームの「RENEGADE EXILE」 Photo: Satoshi MURATA

 エントリーグレードのアルミモデルは、上位グレード譲りのカーボンフォークを採用したSORA仕様の「RENEGADE EXPLORE」と、専用アルミフォークにCLARISを装備した「RENEGADE EXILE」の2種。こちらも小さいサイズは650Bホイールを採用し性能の一定化をはかっている。コストパフォーマンスに優れ、天候に左右されない走行性能と拡張性は上位グレード譲りだ。

ロードレーサーはディスクブレーキ仕様が中心

 カーボンロードバイク「XENITH」(ゼニス)は2種のフレームの仕様違いで計4車種をラインナップ、2017年よりその全てがディスクブレーキ仕様となっている。太く高剛性なシートチューブや、ヘッドに向けてすぼまっていくダウンチューブなど、独特な設計が特徴的だが、前後フラットマウントのディスクブレーキに12mmスルー、内装ブレーキホースなど、主要部品規格は堅実な構成でまとめているため、カスタマイズしやすいのも好ポイント。

いかにも剛性が高そうなフレームワークが特徴の「XENITH COMP」 Photo: Satoshi MURATA
シリアスレーサーに評価の高いアルミロード「ICON」シリーズ Photo: Satoshi MURATA

 アルミフレームの本格ロードバイク「ICON」(アイコン)は、ディスクブレーキモデル3種と、日本向け特別仕様のリムブレーキモデル「ICON PRO LTD」を用意。XENITHをベースとした独自の剛性バランスで設計されたフレームはハンドリングと加速性に優れており、特にリムブレーキモデルは競技志向の強いユーザー向けだ。また、ディスクブレーキモデル「ICON PRO DISC」は油圧ディスクブレーキと105コンポの構成だが、シルバーとレッドの車体で部品構成が少々異なっている。

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