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【Teamユキヤ通信】UCIロード世界選手権 男子エリート新城幸也、落車で足止めされ世界選手権47位 「1人でも世界の上位で戦える」と手ごたえ

by 飯島美和 / Miwa IIJIMA
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 ノルウェーのベルゲンで9月24日に開催されたUCIロード世界選手権の男子エリートに日本代表として単独で参戦した新城幸也(バーレーン・メリダ)は、第2集団のなか47位でゴールした。最終局面で集団内の落車により足止めされた新城は「自分の責任」と反省しながらも、「1人でも最後まで世界の上位で戦えることが見えた」と手ごたえを語った。

集中した表情で、冷静なレース運びをみせる新城幸也  Photo: Miwa IIJIMA

 西岸ヴェストラン地方ホルダラン県の都市ベルゲンをメイン会場とする世界選手権。男子エリートのコースはロンゴイ島をスタートし幹線道路を39.5km走ってベルゲンへ。そこからサーモンヒルという1.5km、平均6.4%の丘を含む1周19kmの周回コースを12周する267.5kmで行われた。1日の獲得標高は約3400m、平均時速40kmを超えるレースとなった。
 
 強豪国なら最大9人の選手が出場するなか、単独での参戦となった新城は冷静にレースを進めた。各国のペースアップにも耐えながらうまく力を温存したまま、最終周回までメイン集団に残った。

日本ナショナルチームのサポートを受け走る新城幸也 Photo: Miwa IIJIMA

 フィニッシュまで残り12km、最後のサーモンヒルの入り口で、メイン集団の中で観客の上着が選手に引っ掛かり、5人の選手が落車するというアクシデントが起こり集団が分断された。後方で温存していた新城はその落車で足止めを余儀なくされ、力を残したまま第2集団のなか47位でゴールとなった。30人ほどの集団ゴールスプリントを制したペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)が優勝し、史上初の3連覇を果たした。

 レース後、日本ナショナルチームを率いる浅田顕監督が「落車がなければ、4位ぐらいには入っていたかも。新城の世界に通用する実力を再確認した」と語るほどチャンスがあっただけに、勝負所にかけていた新城は非常に悔しい結果で自身12回目の世界選手権を終えた。

 新城は「もっと前に入ればよかった」とレース直後に語り、レースに「~たら」「~なら」がないことを改めて思い知る結果に落胆を隠せない様子で、次のようにコメントした。

  「勝つべき選手は、きちんと前方に残っていた。自分の責任。コンディションも完璧に合わせられていたし、レースも良く見えていた。残念の一言です。しかし、1人でもこのように最後まで世界の上位で戦えることが見えたので、さらに上を目指す感触を掴めました。また、今後は出場枠を増やせるよう、東京オリンピックに向けて日本チーム全体の力を底上げしていく必要もあると感じています」

 「日本チームのサポート、たくさんの応援、ありがとうございました。残り少ないレースも、この好調さを維持して、シーズ最後まで頑張ります」

 新城は今後、10月8日に香港で開催されるレースに日本代表チームとして参戦、10月19日から中国・広西で開催される新たなワールドツアー、ツアー・オブ・広西に出場する予定だ。

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