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福田萌子の「NEXT RIDE」<4>難所の急勾配も“フラペ”で完走 福田萌子さんが走った「伊豆大島御神火ライド」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 太平洋に浮かぶ伊豆諸島最大の島「伊豆大島」を舞台に「伊豆大島御神火ライド」が9月10日に初開催され、モデルの福田萌子さんがゲストとして出場した。島の魅力を自らの脚で余すことなく堪能。急勾配が続く大会の“山場”御神火スカイラインでも足をつくことなく、ロングコースを完走した。

伊豆大島御神火ライドのロングコースにチャレンジしたモデルの福田萌子さん Photo: Shusaku MATSUO

難所含むロングコースに挑戦

「楽しむことが一番!」と宣言 Photo: Shusaku MATSUO

 萌子さんが島一周ライドに挑戦するのは2月の「2017サイクリング屋久島」以来。「島を1周するライドは地形の特長や気候、自然をダイレクトに感じられるので大好き」と事前に話していた。東京・竹芝桟橋の高速船に乗り込み、約1時間40分の船の旅を楽しみながら大会前日に島へと到着。前夜祭ではトークショーや、オムロンのAED講習など、参加者たちとの交流を満喫した。

スタート前に並んだゲスト陣 Photo: Shusaku MATSUO
萌子さんは全長73kmのロングコースを走る Photo: Shusaku MATSUO
大会はグループ形式で島を巡る Photo: Shusaku MATSUO

 イベント当日の朝、晴天に恵まれたスタート地点では参加者が長い列を作り出発を待つ。ライドはグループ形式で行い、萌子さんは3番目のグループを走る。順々に出発していく参加者を見送りながら「速さを競うイベントではないので、皆さん大島の自然やエイドステーションのグルメを楽しみましょう!」と声を掛けていた。

 いよいよスタートの時刻を迎えると「行ってきまーす!」と集団の先頭で元気に出発。萌子さんが走るロングコースは大島を一周する46kmに加え、三原山へ駆け上る御神火スカイラインを通る全73kmの道のりを走る。

迫力ある断層横をライド Photo: Shusaku MATSUO
エイドステーションには伊豆大島のグルメや、地元の「あんこ」さんがおもてなし Photo: Shusaku MATSUO

 最初のフォトスポットは見事な縞模様が続く「地層断面エリア」。自然が作り出したアートをバイクを降りてじっくりと観察していた。「オーシャンビューで気持ちよく走れるし、ダイナミックな断層も見られた!自転車だからこその速度感だから楽しめたと思う」とごきげんだ。第1エイドでは豆腐店が作ったドーナツを頬張り、上り区間へ向けてエネルギーを蓄えた。

海に突き出た「筆島」を望むフォトスポットで小休止 Photo: Shusaku MATSUO

 自らを“フラットペダルクライマー”と称する萌子さん。この日も大好きな上り坂が待ちきれない様子。斜度5%ほどの坂道が続くが、フラットペダルで軽快なペダリングを見せる。フラットペダルをチョイスするのは「フラットペダルでもロードバイクを楽しめることを伝えたい。女性やビギナーでも敷居が高いと思わず、気軽に始めてもらい、ロードバイクの素晴らしさを共感したいから」という理由だ。

島の東部に差し掛かると上り区間が始まる Photo: Shusaku MATSUO
未舗装で砂利道が続く区間はより慎重に Photo: Shusaku MATSUO

 同じグループのメンバーと「頑張りましょう」と声を掛けながら上り区間を完走。下りはグループリーダーが参加者をまとめながら安全に走行する。下りが苦手な萌子さんだが、以前に挑戦した富士ヒルクライムの下りに比べると難易度は低い模様。余裕を保って下りきった先のエイドステーションに到着し、サザエのおにぎりや「かしゃんば」というよもぎ餅を味わった。

上った分だけ下りも登場。以前より肩の力が抜け、下りを楽しむ  Photo: Shusaku MATSUO

「絶対に足を着きたくない」

 島もほぼ一周が終わる頃、ロングコースの参加者は三原山へと向かう御神火スカイラインへと舵を切る。平均斜度が約9%、登坂距離は6kmのヒルクライムコースだ。参加者からは「島外周路だけでも結構上ったのに、御神火スカイラインまで上れるかな」と不安の声も聞かれたが、上り好きな萌子さんにとっては問題なし。つづら折りで連なる急坂を、頂上目指して駆け上った。

「これからいよいよ御神火スカイラインの上りが始まりますね」と談笑 Photo: Shusaku MATSUO
「これ美味しい!」と絶賛したサザエおにぎり Photo: Shusaku MATSUO

 快調だった萌子さんだったが、「結構きついかも」と疲労の表情を見せ始める。坂は所々で15%を超え、ビンディングペダルを使う参加者でさえも耐えきれずにバイクから降りるほど。「この急坂じゃボトルで水を飲むのが難しい・・・でも足を地面につきたくない」と葛藤し、意地でも休まずに上りきろうとした。

遥か彼方まで急勾配が続く「御神火スカイライン」の上り Photo: Shusaku MATSUO
見事に一度も止まることなく頂上へ到着 Photo: Shusaku MATSUO

 「あと少しだから」と周りから言われるもなかなか見えない頂上に不安を感じた様子だったが、「あとコーナー1カ所だよ!」というスタッフの声を信じ、フラットペダルに力を込めた。最後の急勾配を上りきり、片手を高々と上げて難所をクリアした。「途中は本当に辛かったけど、絶対に足を着きたくなかったから頑張れた!」と達成感が満ち溢れていた。頑張ったご褒美は三原山を望む絶景ポイント。他の参加者も足を止め、伊豆大島の雄大さを肌で感じていた。

難所を乗り越え笑顔でゴール Photo: Kenta SAWANO

 険しかった御神火ライドも残すは下りを走るだけ。「いつもながら『もう終わってしまう』という名残惜しさが湧いてきました。いつまでも走っていたいのに」と話しながら、海沿いのサンセットパームラインを飛ばす。スタートから約6時間半、島を一周し、出発地点へと戻りフィニッシュした。

 萌子さんは「最初は74kmと聞いて、そんなにロングライドとは思わなかったけど、ところどころ急な勾配もあり、一つひとつの上りが長くボリューミーなライドでした。御神火スカイラインはとにかくしんどかった。終わってしまえば楽しかったけど、先が見えない辛さはありました(笑)。でも、色々な島の風景を見ることができたと思います。海はもちろん、山や森、高度が上がれば景色も変わる。港とホテルの往復だけでは見ることができない風景を、ライドをするだけで島全体を見た気がする。40時間ないくらいの滞在時間で十分島の魅力を発見できました。来年も参加したいです!」と締めくくった。

◇         ◇

 萌子さんの次なる挑戦は「ホノルルセンチュリーライド2017」。2年前に落車事故を経験したイベントで、トラウマとなった萌子さんは自転車に跨ることもできなくなってしまった。しかし、この1年間で練習を重ね、恐怖と苦手意識を克服。自信をもってホノルル160kmライドに挑む。

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福田萌子
福田萌子(ふくだ・もえこ)

沖縄県出身のモデル。身長176cmの日本人離れしたスタイルで、2010年ミス・ユニバース・ジャパンでは3位入賞。スポーツ用品ブランドのアンバサダーなどを務める。2015年ホノルルセンチュリーライドで落車し、その恐怖から自転車に乗れずにいたが、前連載でトラウマを克服しサイクリング屋久島を完走するまで成長した。

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伊豆大島御神火ライド 福田萌子 福田萌子の「NEXT RIDE」

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