ナショナルチームは新ウェアで出場宇都宮から自転車の聖地「輪都」を発信 豪華選手が集まるジャパンカップ

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 宇都宮市で10月20〜22日に開催されるアジア最高クラスのワンデーロードレース「SUBARUプレゼンツ・2017 ジャパンカップサイクルロードレース in 宇都宮」の記者発表会が9月20日、東京・恵比寿のスバル スタースクエアで開かれ、出場予定チームと選手が明らかになった。またジャパンカップを中心に「輪都プロジェクト」として、宇都宮をロードレースの聖地として発信する取り組みを進めることが発表された。

「2017ジャパンカップサイクルロードレース」記者発表会に出席した(左から)MCアリーさん、日本自転車競技連盟の大島研一顧問、佐藤栄一宇都宮市長、ツアー・オブ・ジャパン大会ディレクターの栗村修さん、宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正ゼネラルマネージャー Photo: Naoi HIRASAWA 

コンタドール出場発表

 大会は20日にチームプレゼンテーション、21日にクリテリウムレース、22日にロードレースが行われる。宇都宮市の佐藤栄一市長は「昨年は25回大会でジャパンカップの名声が広く世界に伝わった。今年はさらに厚みを加え、自転車のまち・宇都宮市として、さらなる地位を確立する大会にしたい。ぜひ当日は宇都宮に足を運んで、生で素晴らしいレースを見てください」と呼びかけた。

記者発表会に登壇しあいさつした佐藤栄一宇都宮市長 Photo: Naoi HIRASAWA
東京・恵比寿のスバル スタースクエアで開かれた「2017ジャパンカップサイクルロードレース」記者発表会 Photo: Naoi HIRASAWA
コンタドールがクリテリウムのみ参戦のため6人がエントリーしたトレック・セガフレード Photo: Naoi HIRASAWA

 出場チーム・選手発表の目玉は、アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)。ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャの「世界3大ステージレース」すべてで、通算7度の総合優勝を挙げているスーパースターが、ついに日本のレースに初参戦する。ことし9月10日のブエルタ・ア・エスパーニャ最終日をもって現役を引退したが、日本のファンの強い要望に応じて、非公式レースとなるクリテリウム限定で出場する。

 トレック・セガフレードはこのほかにも、クリテリウム2連覇中で3連覇を狙う別府史之や、世界のトップスプリンターとして名をはせるジョン・デゲンコルプ(ドイツ)ら、豪華メンバーで参戦。ことしも話題の中心となることは間違いなさそうだ。

ビデオメッセージでクリテリウム3連覇への意欲を見せた別府史之 Photo: Naoi HIRASAWA
コンタドール参戦というら“マンモス級”の発表に出演者たちから笑顔がこぼれた Photo: Naoi HIRASAWA
会場に展示された出場チームのバイクのなかには、アルベルト・コンタドールの実車も Photo: Naoi HIRASAWA

連覇狙うヴィレッラ ポートが4年ぶり出場

ビデオレターを寄せた前年王者のダヴィデ・ヴィレッラ。ブエルタの山岳賞ジャージを誇らしげに見せる Photo: Naoi HIRASAWA

 昨年のロードレースを制したキャノンデール・ドラパックは、ディフェンディングチャンピオンのダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア)が連覇を狙って出場する。直前のブエルタ・ア・エスパーニャでも山岳賞を獲得するなど調子は上々。ヴィレッラは発表会にビデオレターで「日本にまた行けて嬉しい。会場で会いましょう!」とメッセージを送った。

リッチー・ポート参戦が発表されたBMCレーシングチーム Photo: Naoi HIRASAWA

 有力選手では、リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)の、2013年以来2度目の出場も大きなニュース。ことしは初優勝を目指したツール・ド・フランスで落車によるリタイアを喫して以来、レースから遠ざかっているが、ポート自身がチームに希望しての出場だという。またオランダのロットNL・ユンボが初登場。ジロ・デ・イタリアでステージ通算2勝のエンリーコ・バッタリン(イタリア)ら強力な布陣をそろえる。

キャノンデール・ドラパックのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA
BMCレーシングチームのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA
ロットNL・ユンボのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA

 このほかジャパンカップではおなじみのチームが出場。UCIプロコンチネンタルチームは、イタリアと日本の両国をルーツとするNIPPO・ヴィーニファンティーニが、コンチネンタルチーム時代も含めて4年連続、1型糖尿病患者のみで構成される異色チーム、チーム ノボノルディスクも4年連続での出場。また海外UCIコンチネンタルチームは、アタッキ チームグストが3年連続の出場となる。

NIPPO・ヴィーニファンティーニのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA
チーム ノボノルディスクのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA
アタッキ チームグストのバイクとウェア Photo: Naoi HIRASAWA

国内出場チーム決定

ホストチーム・宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正ゼネラルマネージャー Photo: Naoi HIRASAWA

 国内のコンチネンタルチームはこの9月に行われたツール・ド・北海道までのアジアツアーランキングにより、チームUKYO、キナンサイクリングチーム、ブリヂストンアンカー サイクリングチームが、また国内UCIレースのポイントからマトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェンが選出。主催者推薦として、地元栃木県の那須ブラーゼンが選出された。

ナショナルチームのウェアを一足先にチェックしたという栗村修さんは「太陽のような…」と新デザインを表現 Photo: Naoi HIRASAWA

 また国内からはジャパンナショナルチームが出場。2020年の東京五輪を見据えた若手選手を中心に、所属チームが出場しない新城幸也(バーレーン・メリダ)もナショナルチームからの出場が予想される。ナショナルチームは今回のジャパンカップで、新デザインのウェアをお披露目するという。

 なお、国内チームの出場選手は後日の発表となる。

 さらにクリテリウム限定で出場する、クリテリウムスペシャルライダーズのメンバーも決定した。過去ジャパンカップのロードレース2勝を挙げているネイサン・ハース(オーストラリア、ディメンションデータ)ほか、ロード、シクロクロス、トラックレースの国内トップ選手によるバラエティに富んだメンバーがクリテリウムを彩る。

ジャパンカップを中心に「輪都」広げる

ジャパンカップ「輪都プロジェクト」のエンブレム ©Japan Cup Cycle Road Race

 ことしのジャパンカップでは「輪都プロジェクト」と銘打ち、トッププロのレース以外にも、さまざまな周辺イベントを通じて大会を盛り上げを図る。ロードレースの1週間前の10月14日には未就学児向けのキックバイク大会が宇都宮市街で、2週間前の7日には小・中学生を対象としたユースロードレースが宇都宮森林公園で、それぞれ行われる。高校生向けのホープフルクリテリウム(21日)や、一般向けのオープニングフリーラン(同)を含め、幅広い年齢層に「ジャパンカップ」への参加の門戸を開く試みだ。

 またジャパンカップの名称を冠した試乗会をロードレース会場の森林公園で10月7、8日に開催するほか、昨年好評だった東京・浅草から東武宇都宮までノンストップでアクセスするジャパンカップトレインを今年も運行。さまざまなオフィシャルツアーや、ゴールを間近で観戦できるエキサイトゾーン(有料観覧席)なども用意される。レース後は国内有力チームの選手らが参加するアフターパーティーが、宇都宮東武ホテルグランデで開かれる。

ポロシャツやリストバンドなど2017ジャパンカップのオフィシャルグッズ Photo: Naoi HIRASAWA
会場にはシマノのサポートカーなどの車両も展示 Photo: Naoi HIRASAWA

 ことしはレース中継も拡充。22日のロードレースがJ SPORTSオンデマンドで初めて生中継されるほか、20日のチームプレゼンテーション、21日のクリテリウムもそれぞれ、YouTube、J SPORTSなどを通じて生中継される。

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