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新製品情報2017シマノがeバイクコンポ「ステップス」発表 新型アルテグラDi2も登場

by 村田悟志 / Satoshi MURATA
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 実用車からツール・ド・フランスを走るレーシングバイクに至るまで、世界中のあらゆる自転車に様々な部品を供給する、バイシクルパーツのリーディングカンパニー「シマノ」の新製品展示説明会が9月13日、東京都・品川で開催された。新設計となったアルテグラDi2シリーズや、世界中で人気が急上昇しているeバイク(電動アシストスポーツ自転車)に向けて開発されたフルコンポーネント「ステップス」に加え、ベルギー発祥の老舗ヘルメットブランド「レイザー」のアジアンフィットモデルなどが発表された。

入り口正面には「ステップス」搭載のeバイクを展示 Photo: Satoshi MURATA

総合コンポメーカーならではのeバイク用ユニット

 ヨーロッパを中心に大きな盛り上がりをみせている「eバイク」。今回、シマノが発表したeバイクコンポシリーズは、スポーツバイクベースの各寸法設定、電動変速機を含む同社コンポーネントラインナップとの互換性、そしてPCと接続してのカスタマイズやメンテナンスなど、革新的な内容となった。なお現在、国内での電動アシスト自転車は完成車状態でしか型式認定が取得できないため、基本的にメーカー完成車のみの設定。パワーユニットをはじめ単体での販売は行われない。

参考出展されたMTB Photo: Satoshi MURATA

eバイクの可能性を広げる高い自由度

 まず注目したいのはパワーユニット「DU-E8080」。2.8kgと軽量コンパクトなサイズで、サスペンションや後輪とのクリアランスを確保し、420mmまでのショートなチェーンステーに対応した。また、スポーツバイクユーザーがまずeバイクで感じる違和感に、パワーユニットの幅からくる「広いQファクター」があると思うが、これをシマノMTB規格と同寸の177mmに抑え自然なペダリングを実現した。バッテリーは互換性があり容量とサイズが違う2種類を用意。

邪魔にならない設計が光る。軽く、ナローな形状のパワーユニット Photo: Satoshi MURATA
視認性が高いサイクルコンピューターと、カスタマイズ可能なスイッチユニット  Photo: Satoshi MURATA

 専用のサイクルコンピューター「SC-E6010」は、システム電源ボタンとライトをオン・オフするボタンのシンプルな構成。しかし表示は充実しており、速度やバッテリー残量に加え、時間や走行距離、そしてDi2構成の際にはギアインジケーターにもなる。

 ファンクションキーは手元のスイッチユニット「SW-E6010」で行い、Di2構成の場合、このスイッチユニットを左右に配して変速ボタンとしても使用が可能。また、これらのシステムは「e-tube Project」によってPC上での確認と設定の変更ができ、更に高い汎用性を発揮する。たとえば、各ボタンの役割を好きに配置し直したり変速タイミングの設定を変えるおなじみの操作に加え、エラーチェックやアップデート、バッテリーの劣化具合まで確認できるようになるという。

アルテグラDi2「R8050シリーズ」登場

 アルテグラDi2は先に発売された機械式同様、大きく設計を変えての登場となった。「ST-R8050」は、シフトレバーは下に広くなり、ヒンジ位置の変更により押し込んだ際のタッチフィーリングが向上。またR9150同様のトップボタンを採用、片方3ボタン式でカスタマイズの自由度が上がったほか、もとより評価の高いコンパクトなブラケット形状に加え、カバーも滑りにくいカットが施された。あわせて登場した油圧ディスクブレーキ用の「ST-R8070」は、リザーバータンク内蔵ながらも、サイズの増大を最小限に抑えたほか、リーチやフリーストロークのアジャスト幅を広げた事で、ユーザーにあわせた細かいセッティングを可能とした。

トップボタンが増え、更に使いやすくなったST-R8050 Photo: Satoshi MURATA
油圧ディスクブレーキ用ながらコンパクトなブラケットのST-R8070 Photo: Satoshi MURATA

 「FD-R8050」はローアジャストボルトを廃止して再設計され、薄く、軽く、高剛性に進化。「RD-R8050」はシャドー化によって外側へのはみ出しが少ない形状に大きく変更したほかプーリーケージも長くなっており、昨今のトレンドであるワイドギア化に対応。SSで30Tまで、GSで34Tまでのカセットスプロケットに対応する。

軽量コンパクトながらパワフルなFD-R8050 Photo: Satoshi MURATA
ワイドなギア比に対応し、確実なシフトを実現するRD-R8050 Photo: Satoshi MURATA

ホイールラインナップはさらに拡充

 リムブレーキホイールのラインナップでは、ともにチューブレス対応の「WH-RS700 C30」(RSー81後継)と、「WH-RS500」(WH-6800後継)の2種が、ディスクブレーキホイールではRX810の後継で新設計のリムを採用した「WH-RS770 C30」と、「WH-RS170」が追加された。ディスクブレーキモデルはともに12mm E-スルーでセンターロックブレーキディスクを採用している。

 また、ハブ単体の商品としては唯一の12mm E-スルー×センターロック規格を採用した「HB-RS770 / FH-RS770」も登場した。これにより、リムブレーキシリーズはもとより、ディスクブレーキ対応モデルでもエントリーからハイエンドまで、充実したラインナップとなっている。

ハイエンドカーボンからエントリーアルミホイールまで充実のラインナップ Photo: Satoshi MURATA

「レイザー」ヘルメットにアジアンフィット登場

 ロット・ソウダルやロットNL・ユンボが使用し、日本でも人気の高いヘルメットブランド「LAZER」(レイザー)。昨年、シマノグループ入りした同社のラインナップ人気のモデル「ブレイド」が、日本人向けシェイプの「アジアンフィット」で登場した。縦に-2.8%、横に+3.4%の幅変更を加え、横に広い日本人の頭にベストフィットする形状を実現した。また、複数のモデルで定価設定の変更があり、コストパフォーマンスの高さも魅力的だ。

超軽量レースモデルからシティライドモデルまで Photo: Satoshi MURATA
新登場のアジアンフィット「ブレイドAF」 Photo: Satoshi MURATA

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