バイクインプレッション2012「TIME FIRST」独自のテクノロジーで製造するタイムに完成車が新登場

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 フランスのバイクブランド、タイムから新フラッグシップモデル『ZXRS』などと共に、完成車もデビューした。『ファースト』はアンダー30万円で105仕様。タイムのテクノロジーを駆使したフルカーボンフレームで、上位機種同様、カーボンの糸を編む行程からペイントまで、すべて自社工場で行っている。

TIME FIRST(タイム ファースト)TIME FIRST(タイム ファースト)

TIME FIRST(タイム ファースト)
価格:298,000円(シマノ・105仕様)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:レッド、シルバー
問い合わせ先:ダイナソア http://www.dinosaur-gr.com

 

スペック

フレーム&フォーク:カーボン
変速機:シマノ・105(F)、シマノ・105(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、12-25T(10速)
ホイール:シマノ・WH-RS20
ハンドル、ステム、シートピラー:チネリ・ヴァイ
重量:N/A

シートステーの中央部にはエッジが施されていて、剛性をコントロールしているのが伺える。こうした細部の作り込みが魅力だシートステーの中央部にはエッジが施されていて、剛性をコントロールしているのが伺える。こうした細部の作り込みが魅力だ
タイム初の完成車のメインコンポーネントには、シマノ・105を採用。幅広いユーザーから支持を得られるだろうタイム初の完成車のメインコンポーネントには、シマノ・105を採用。幅広いユーザーから支持を得られるだろう
上位モデルにならい、ファーストもヘッドチューブの造形はモノコック構造を採用。付け根はがっしりとしている上位モデルにならい、ファーストもヘッドチューブの造形はモノコック構造を採用。付け根はがっしりとしている

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 タイムのラインアップは2013年モデルでガラッと変わった。これまでは中上級者向けのレーシーなブランドとして、トップ集団に位置していたと認識しているよ。近年は快適志向のバイクもリリースしていたけれど、それでもレーシングバイク専門という印象は根強かった。

松尾 そのタイムがついにエントリーから中級者層向けの完成車を販売。見た目はいかにもタイムいう印象で、往年のデザインを踏襲していて、レーシーで良いと思います。ヌードカーボンで、さらに目の細かいカーボンを表面としているので、高級感もありますね。

米山 うん。期待が持てるよね。試乗車はレッドで、もう一色ロゴの色が違うシルバーもあるんだよ。これだけの色しか使わずして、力強さを感じさせるのはすごいね。

米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中

松尾 シックな見た目なんですが、ロゴが映えてカッコイイです。さて、走りに関してですが、非常にまとまりがあり、尖った部分がなくて乗りやすかったです。ダウングレードしているような安っぽさを感じさせない、良いフィーリングでしたよ。

米山 しっかりとした剛性感で、不安定さがなく乗りやすかったね。扱いやすいというか、多少粗く乗ってもキッチリと応えてくれる安定性の高いバイクだった。ダイレクトな加速も良かったよ。シッティングで踏んでいくと反応が気持ちよかった。

松尾 そうですね。ブレーキング時でも車体が安定しているし、下りのコーナリングの走りでは安定感の高さがあり、安心してカラダを預けられました。

米山 ヘッドチューブが長めに設計されているけど、少しコンフォート寄りなのかな?

松尾 ええ、ゆったりと乗れるのではないでしょうか。でも、もちろんレースにも使えますよ。エンデューロ系で実力を発揮できるでしょうし、ロングライドにもマッチすると思います。フレーム全体が固すぎずマイルドなので、固めのレーシングホイールに換装しても合うと思いますよ。

松尾修作と米山一輝

米山 なるほど。30万円を切る価格設定のために、ホイールはエントリーグレードを採用しているけど、長距離を楽しく走りたいサイクリストには特段困るわけではないよね。手に入れられる価格として、気が利いているチョイスだと思うよ。

松尾 この価格でタイムに乗れて、『ファースト』の性能なら満足できるはずです!

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

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