スマートフォン版はこちら

バイクインプレッション2017「COLNAGO V2-R」 エアロ性能と剛性を強化して進化を遂げた最新鋭

  • 一覧

 イタリアを代表するレーシングブランド、コルナゴ。長年コラボを続けるフェラーリ社との共同開発で、2014年に発表した「V1-r」を進化させた「V2-R」が、今夏より実戦投入された。前作の世界観やディテールを残しながらも、さらなるエアロ性能はじめとするレーサーのためのアドバンテージを追求した「V2-R」。フレームはコルナゴ史上最軽量を維持しつつ、スレッドフィット82.5規格を採用するBB周辺と、ヘッドチューブ下部の剛性を向上させているという。

「COLNAGO V2-R」(コルナゴ V2-R) Photo: Masami SATOU

COLNAGO V2-R (コルナゴ V2-R)
価格:500,000円(TNDKカラーフレーム、税抜)
   430,000円(TNRD、TNBK、TNWHカラーフレーム、税抜)
   1,200,000円(TNMRカラー完成車、税抜)
サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S、600S
カラー:TNMR、TNDK、TNRD、TNBK、TNWH
問い合わせ先:エヌビーエス http://www.colnago.co.jp/index.html

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエースDi2(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:シマノ・WH-R9100-C40-CL
重量:7.05kg(540Sサイズ完成車実測値)

カムテール形状とフレームに隠れるクランプを採用し、不要な気流の乱れを抑えた Photo: Masami SATOU
剛性を向上させたヘッドチューブ。コルナゴの意欲作「コンセプト」のケーブルルーティングを踏襲 Photo: Masami SATOU
BB規格はコルナゴ独自でC60 などの上位機種に採用される、「スレッドフィット82.5」を採用 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 V1-Rの進化版ということで、一見したフォルムはかなり共通しているが、細かく見ていくと変わっている部分も多い。フレーム表面に見て取れる、微妙に張り出した部分などは、より細かく空力をブラッシュアップした結果なのだろう。乗り味は軽さと硬さが際立つ印象。どうだった?

松尾 コルナゴ史上最軽量フレームとのことですが、ペラペラ感はなく、しっかりとした車体の剛性を感じるバイクでした。ガチガチな剛性感はありませんが、推進力はさすがで、バックから押し出されるような伸びを感じます。最近のコルナゴは発進加速の良さが目立ちますね。

米山 懐の深さというよりは、鋭い切れ味で攻めていくようなバイク。この仕様から少し変えれば、すぐ6kg台という軽さは、上りで戦闘力を発揮する。また、それでいて高い空力性能から平坦でも引けを取らないだろう。

松尾 ええ。軽快に上りますね。全体の味付けとしては、やはりスピード域が高いレース向けで、中~高速の伸びが気持ちがいいですね。ボリュームがあるBBがスプリント時にもトラクションへと変換し、トップスピードまで素早く加速しました。

米山 うん。レースバイクとしての性格がより際立った気がするな。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 コルナゴ独特の直進安定性が高いハンドリングはハイスピードでもふらつかず、安心してバイクを振れますね。弱アンダーステアで「コーナリングが曲がりにくい」という声もあるかもしれませんが、ボクとしてはまったく気にならないレベルです。

米山 細かなところでは、リヤブレーキはハンガー下からシートステー側に戻っている。その他にも、ワイヤールーティングがダウンチューブ中央部からになったり、シートクランプが埋め込み式になったりと小物まわり改良されている。

松尾 シートステー側に移ったのはメンテナンスを考えるといい選択だと思います。剛性、ハンドリング、エアロのバランスが取れたレーシングバイクで、前作より輪郭がはっきり、かっちりした印象があります。剛性はBB周辺で横剛性が13%、ヘッドチューブ下部が4%向上しているとのことですが、さらに走りに磨きがかかった印象を受けました。

米山 試乗車の白いカラーリングは、コルナゴにしては良くも悪くもシンプルすぎる感じだけれど、ペイント工房で仕上げる特別なバージョンもあるので、性能面の正常進化とともに、このブランドらしさを楽しむなら、そちらがおすすめ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

記事で紹介したブランドの取扱店

関連記事

この記事のタグ

50万円以上のロードバイクコルナゴ(COLNAGO)のロードバイク

50万円~ コルナゴ バイクインプレッション フレームセット ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

新春初夢プレゼント2018

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載