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バイクインプレッション2017「DE ROSA PROTOS」 トップクラスのレース性能を堪能できる3代目フラッグシップ

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 創業者ウーゴ・デローザ氏が1953年、ミラノにフレーム製作の工房を創設したデローザ。イタリアを代表するブランドとして、長年愛され続け、主流のフレーム素材が時代のなかで変わりながらも、常にトップレーシングブランドとして君臨してきた。今回試乗したのは、その歴史を象徴する「PROTOS」(プロトス)で、名前を次ぐ新型としては3代目となる。サポートする「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」が選手のマシンとして採用するモデルだ。

「DE ROSA PROTOS」(デローザ プロトス)Photo: Masami SATOU

DE ROSA PROTOS(デローザ プロトス)
価格:680,000円(フレーム、税抜)
   770,000円(Revoカラーフレーム、税抜)
サイズ:45、47、49、51、53、55、57、58.5
カラー:Black、Green、Grey、Mud、White、Revo
問い合わせ先:日直商会  http://www.derosa.jp

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
変速機:カンパニョーロ・スーパーレコード(F)&(R)
ギヤ:カンパニョーロ・スーパーレコード 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:カンパニョーロ・ボーラウルトラ
重量:6.65kg(53サイズ完成車実測値)

ヘッドはフォークと繋がる空力性能に優れたデザインが特徴 Photo: Masami SATOU
カムテール形状のダウンチューブ。試乗車カラーはブラック Photo: Masami SATOU
レース現場での利便性と性能面の考慮から、ブレーキはダイレクトマウントブレーキへ Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 前作からのコンセプトをそのまま引き継ぎ、新型のプロトスはレーシーなプロ仕様バイクでした。個人的にはコンセプトも乗り味も、すべて好きです。そのファッション性からビギナー層からも人気のあるブランドですが、ガチなレース志向のサイクリストにぜひ乗ってほしいモデルです。

米山 発表からは少し経ったが、3代目にモデルチェンジを果たしたプロトス。前作に比べ、高剛性化と約20%の軽量化を両立させたフレームは、歴史と実績のあるイタリアンファクトリーのトップエンドレーサーとして、期待通りの仕上がりの1台だった。

松尾 2代目も完成度が高く、大満足な1台でしたが、3代目はブレーキがダイレクトマウントに、BBもねじ切りのイタリアンになり、さらに精度が増しました。肝心の走行フィーリングですが、とても剛性が高いですが、足に跳ね返る前に車体が前に進み、反対の足が回り始めます。気持ちよく加速しますが、調子に乗って踏み過ぎには注意。踏めば踏んだだけ進む剛性があり、上りのダンシングから、スプリントまで完璧にこなします。

米山 うん。プロのパワーにも耐える剛性をもちつつも、踏み味は適度な弾力があって気持ちがいい。思わずどんどんペダルを踏みたくなるような感覚。

松尾 レース現場で不足に思うことは絶対にないでしょう。直進安定性は高い次元で確保しつつも、横方向の動きにも軽快に対応します。ストレスがないですね。レース中、集団内でも行きたい方向にスッと動け、すぐに加速体制に入れます。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 そうそう。直線もコーナーもピタリとラインが決まるし、乗り心地も良好。ソフトな乗り味というわけではないが、必要な衝撃吸収をしつつカチッとした走りで、とても安心感があった。

松尾 剛性が高く、また、それを生かせるリズムを作りやすいですし、瞬発力の高さが魅力ですので、コンフォート性能に関してはもっとハネるかと思いきや、案外普通に良かった。上りでもシャキシャキと軽いフィーリング。上りのアタックにも瞬発力を生かして活躍してくれそうですし、デローザの他のモデルと比べて切り返し、コーナリングがしやすいマシンなので、峠の下りでは相当なスピードを出せそうです。

米山 大きなパワーを掛けたりスピードを上げたりが本領のレーシングモデルだが、おもしろいのはゆっくり走っていても気持ち良いバイクだという点。プロトスはトップエンドのレーサーであり、かつラグジュアリー。ひと踏み目からエモーショナルな乗り味なので、ちょっと昔のように体力は…という人でも十分楽しめるはず。

松尾 デローザらしい自転車づくりのパッションを感じますね! 

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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2018年モデル 50万円~ デローザ バイクインプレッション フラッグシップモデル

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