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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<39>夏休みは海外輪行へ初挑戦! 念願のヨーロッパで自転車周遊

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 8月に2週間近くお休みを取ることができたのでドイツに住む友人を訪ねる旅行を計画。ところが自転車仲間に旅の話を聞いていたら、ウズウズしてきてしまい、ノンビリ旅行の予定を変更して自転車を持って行くことに! 初めての海外輪行、自転車旅。失敗談もたくさんあるけど、まずはフランスでの自転車旅の様子をレポートします。

gare de lyon(パリ・リヨン駅)前にて。パリの空気はすがすがしい! Photo: Masami TATSUNO

日本の何倍も先を行く自転車文化

駅舎内で自転車を押して歩く人たち Photo: Masami TATSUNO

 日本からパリ=シャルル・ド・ゴール空港に到着。空港からはエールフランスが運行する「Le Bus DIRECT」でレストラン「ルトランブルー」でも有名なgare de lyon(パリ・リヨン駅、リヨン駅とは異なります)に向かいます。

 ここで驚いたのが、駅で普通に自転車を押している人がいること。そしてそのままホームへと向かって行く。「日本でこんなことしていたら、周りからは白い目で見られるし駅員さんから怒られちゃうよ」という風景にカルチャーショックを受けました。

TGV内の荷物置き場 Photo: Masami TATSUNO

 パリ・リヨン駅からは「TGV」という新幹線のような高速鉄道で最初の滞在都市Dijon(ディジョン)に向かいました。ディジョンまでは約2時間。TGVは輪行した状態で乗せる必要がありますが、追加料金はありません。

 鉄道は事前に予約することもできますが(事前予約するとお得になる)、ヨーロッパは日本のように発着時間がピッタリとは限らないので当日購入することにしました。

 でも、電車もバスもほとんど時間通りで動いていましたよ。遅れても5~10分ほどで、乗継がある場合でも20分くらいあれば問題なさそうでした。ちなみにバスの運賃は17€、TGVは67€でした(TGVは1カ月前くらいにチェックしたときは半額くらいでした!先に買っておけばよかったかも…)。

指で指しているのがディジョン駅付近。左に伸びた緑の線が運河沿いのサイクリングロード。下に伸びるピンクの帯がコートドドールといって畑とドメーヌが広がるエリア Photo: Masami TATSUNO

困ったときは観光案内所へ

 今回は長期旅行なので、できるだけ宿泊にかかるコストを抑えようと安宿を選びました。それが失敗の元に…。

 フランスはいわゆるゲストハウスのほかに、長期滞在者向けにアパルトマンといってコンドニミアムのような部屋を借りられる制度が充実しています。以前にも使ったことがあったのですが、そのことをすっかり忘れていて「ホテル」と記載されている住所に向かったら、そこにはただのアパートしかない!一瞬冷や汗…。

 「いや、落ち着こう。もう一回予約ページを確認してみよう…」と思ったら、スマホの充電があと5%しかない!うむ、仕方ない。焦っても仕方ない。なので、とりあえず駅からの道のりで通った観光エリアに戻ってみよう。人がたくさんいることに行けば誰か助けてくれるかもしれない。

お世話になった観光案内所。セグウェイを使った観光ツアーが始まるところ Photo: Masami TATSUNO

 「あー観光したい、けど早くお風呂も入りたい」などと独り言をつぶやきながら、観光案内所でお姉さんに電気屋さんを教えてもらいアダプタを購入(予備の充電器もコンセントのアダプタも持ってきてなかったことを反省)。スマホを充電し、改めてサイトを確認。泊まる部屋と受付の場所が違うことをやっと理解し、受付のある住所へ向かう。

 が、大きな建物でいろんな商業施設が入っていて受付がどこか分からない。手当たり次第にレストランのお兄さんとかに聞いてみるが、口をそろえて分からないと言う。ふむ、どうしたものか。再度、観光案内所に向かいお姉さんに電話をしてもらって受付がどこにあるかを確認してもらう。本当にありがとう、セリーナさん(たしかそんな名前だった)。

やっとたどり着いたディジョンでの滞在先。キッチンもついていて広い!自転車も部屋の中におけるのがうれしい Photo: Masami TATSUNO

 部屋にたどり着くまでにいろいろと手伝ってくれた観光案内のお姉さんの人柄もさることながら、やはり観光案内所というのは日本国内でも海外でもすごーく助けてくれます。何を食べよう。どこをめぐろう。そんな悩みにもスパッと答えてくれるし、インターネットでは探せない情報があふれています。

 一番役立つアイテムが地図。インターネットでも確認できることが増えていますが、やはりここは紙の地図に自分の宿や行きたいレストランを書き込みながら、地図を広げてテクテク歩くのが旅の醍醐味です。

ディジョン市の観光マップ。お世話になった電気屋さんや観光案内所に印をつけると、位置感覚がわかりやすくなって便利でした Photo: Masami TATSUNO

 自転車に乗るときも背中のポケットに入れておきたいもの。地域のイベントや道路状況、季節の情報などは地元で手に入れる地図が一番役立ちます。今回役立ったのがディジョン市の観光マップとブルゴーニュのサイクリングマップ。1日目の夜は、冷えたワインを飲みながら地図をみて明日の計画を練り練りします。

ブルゴーニュ地方のグルメを堪能

 ディジョン市のあるブルゴーニュ地方はワイン以外にもおいしいものがたくさんあります。郷土料理は家庭の味なので、レストランで取り扱っているところは多くはないのですが探せばある! 初日の夕飯はディジョンの観光スポット「リベラシオン広場」に隣接するワインバーでいただきました。エスカルゴと牛肉の赤ワイン煮にデザートがついて15€ぐらいだったかな。それにブルゴーニュワインを合わせれば最高の食卓です。

リベラシオン広場を眺めながらエスカルゴとブルゴーニュワインに舌鼓 Photo: Masami TATSUNO
ぜひ食べてほしい「牛肉の赤ワイン煮」。超絶おいしかった! Photo: Masami TATSUNO
ディジョンといえばマスタード。ピンクラベルのフィグがおススメ Photo: Masami TATSUNO
ディジョンはカシスの産地。カシスと白ワインで作る食前酒キールはこの町で生まれたそう Photo: Masami TATSUNO

 ディジョン市は県庁所在地でもある大きな都市。大きな庭園やたくさんの観光スポットもあり、レストランも充実しています。駅前や町のいたるところにシェアサイクルもあるので、到着したら最初に街を走ってみるのもいいかもしれませんね。フランスはどこを走っても交差点でも自転車道が明記されているので、とても走りやすいです。

パリ・リヨン駅での乗り換え時間が1時間近くあったので、軽くサイクリング。右側がバスと自転車の専用道路になっていました Photo: Masami TATSUNO
信号もこんなかわいい。車用と歩行者用とで3つに信号が分かれていました Photo: Masami TATSUNO

 まだまだ旅は始まったばかり。これから数回に分けて、フランスやドイツで走ったコースや「荷物はどうしたの?輪行はどうやった?」などのレポートを、ちょっとずつ紹介していきたいと思います。

<つづく>

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

「まだ知らない日本の魅力を発掘したい」、「自転車のあるライフスタイルの楽しみ方を届けたい」という思いからライターとしても活動を始める。埼玉県と自転車の魅力を発信するポタガールとしても活動中。「ポタ日和」で情報発信をしているほか、ウェブサイト「Masami’s Library」でも執筆中。

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Cyclist for Woman グルメ・旅(女性向け) ゆるゆる自転車女子旅

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