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バイクインプレッション2017「BIANCHI ARIA」 ミッドレンジで登場したチェレステカラーの新型エアロロード

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 伝統色「チェレステ」を保ち続けるイタリアの「BIANCHI」(ビアンキ)。往年の名レーサーと共に歩み続けてきた歴史を誇り、また最新の素材と技術を巧みに操るレーシングブランドとして確固たる地位を確立している。今回試乗したのは2018年モデルで新登場した、ミドルクラスのエアロロード「ARIA」(アリア)だ。直線的なラインは、タイムトライアルバイクとオルトレシリーズの開発で積み重ねた結果を反映したデザインだ。

「BIANCHI ARIA」(ビアンキ アリア) Photo: Masami SATOU

BIANCHI ARIA(ビアンキ アリア)
価格:278,000円(105完成車、税抜)
   348,000円(アルテグラ完成車、税抜)
サイズ:44、47、50、53、55、57
カラー:CK16、Black、Red
問い合わせ先:サイクルヨーロッパ  http://www.japan.bianchi.com/

スペック

フレーム:Carbon PF86
フォーク:Full Carbon
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:Vision Team 30 Comp
重量:8.10kg(53サイズ完成車実測値)

フロントフォークとトップチューブの前側に存在感のあるしっかりとしたフィーリングが特徴 Photo: Masami SATOU
シートステーの固定ネジはトップチューブ側に隠れる。エアロシートポストを採用 Photo: Masami SATOU
リヤ三角は小さく設計されたフレーム Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 ビアンキの新型のエアロロード「アリア」は、アルテグラ仕様と105仕様の完成車が用意されたミッドレンジ。平らで直線的なフォルムはいかにも空力性能を求めたたたずまいで、横面積が広い分カラーも映えるね。

松尾 エアロ効果を高めたトレンドのスタイルですね。見た目のカッコよさと話題性から、個人的に気になっていたモデルです。コストパフォーマンスにも優れています。また、トライアスロン仕様のDH、TTバー装着モデルがラインナップされているのも良いと思います。

米山 こういうバイクはどうしても直線が速くて硬そうなイメージだけど、実際乗ってみてどうだった?

松尾 グレードとしては同社のオルトレXR4、XR3に次ぐモデルで、剛性も上位よりは劣るという前評判でした。乗ってみると、確かにXR4と比べるとマイルドな輪郭でしたが、ビアンキらしくトップチューブ前方からフロントフォークにかけてのしっかりとした強さと、BB付近の十分な剛性感で推進力は優れていました。パリッとした剛性ではありませんが、力をかけても不必要にしなったり、たわんだりはありません。

米山 直進性が高く、縦剛性の強さで走るバイクといった印象で、コーナーはレールに乗せて曲がっていく感覚だった。とはいえ全体の剛性はそれほど高くはなく、よく言えば扱いやすいレンジに収まっているよね。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ビアンキのハイモデルに採用されているテクノロジー「カウンターヴェイル」をこの機種は採用していないのに、意外とコンフォート性能も良くて。振動吸収性という、エアロロードではスポイルしがちな性能ですが、アリアは保っていました。

米山 うん。しっかりパフォーマンスは出しつつ、急速に体力を消耗させることもなさそう。小言を言うと、試乗車は全体にワイヤー周りの操作が重かった印象。チェレステカラーのアウターワイヤーがカッコいいが、これは性能面を重視するなら純正品に替えたほうがいいかも。

松尾 レース志向であればこだわりたいですね。速さの面では、ローテーションしながら高速走行を試してみたのですが、エアロ効果も狙い通りでした。時速40kmを越えてからも空気の抜けがよかったですね。フロント周りがしっかりとしているので、ダンシングも楽です。それに安定性も優秀です。

米山 うん。レース、ロングライドなど幅広く使えると思う。

松尾 価格も抑えられていますし、ルックスはかなりいい! TT、DHバーがついたトライアスロン仕様も含めて、幅広いユーザーに支持されるバイクではないでしょうか。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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