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5ステージ・スズカはMKWが制すシマノ鈴鹿ロードクラシックは吉田隼人が優勝 イベントも活況だったシマノ鈴鹿2日目

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで「シマノ鈴鹿ロード」2日目が8月20日に開催され、初日に続き豊富なレース種目やイベント、出展ブースが盛り上がりをみせた。国内プロチームが参加した「シマノ鈴鹿ロードクラシック」は吉田隼人(マトリックスパワータグ)がスプリントで圧勝した。

スプリンターの吉田隼人(マトリックスパワータグ)がスプリントで優勝 Photo: Shusaku MATSUO

全日本王者ジャージがお披露目

国内初お披露目となった畑中勇介(チームUKYO)の全日本チャンピオンジャージ Photo: Shusaku MATSUO

 海外チームが招待され、国際レースとして開催されてきたが、国内プロチームが多く参加することで生まれ変わったシマノ鈴鹿ロードクラシック。5.8kmのサーキットを10周する計58kmで争われた。序盤からUCIコンチネンタルチーム勢によりアタックがかかるも、5周目まで決定的な動きがないまま進行。中盤に入り、住吉宏太(愛三工業レーシングチーム)がホームストレートの上りで単独アタックを仕掛けたの後、活性化した集団からは20人ほどの先頭集団が形成された。

 後続との差を広げた先頭グループは、集団スプリントの様相を呈する。ラスト1kmの下りで縦に伸びた集団前方ではスプリンターが激しく位置取り争いを開始。3%ほどの上り傾斜となるホームストレートに姿が見えると全日本チャンピオンジャージを着用した畑中勇介(チームUKYO)や、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)の姿が見える。しかし、センターから伸びをみせたのはスプリンターの吉田だった。後続に2車身ほどの差をつけ圧倒。得意の展開で優勝を果たした。

住吉宏太(愛三工業レーシングチーム)がホームストレートで仕掛ける Photo: Shusaku MATSUO
UCIコンチネンタルチーム勢がレースを主導 Photo: Shusaku MATSUO

 2日間で5ステージにわたり開催された「5ステージ・スズカ」は、前日までの3ステージで個人総合リーダーとなった森﨑英登(MKW)がリーダージャージを着て第4ステージのスタートラインに立った。このステージは寺崎武郎(バルバクラブ)がスプリントで勝利。3位に入った森﨑はリーダージャージを堅守。続く第5ステージでは小集団が逃げ切る展開に。海藤稜⾺(Panasonic)がステージ優勝を果たし、個人総合優勝は河田恭司郎(MKW)となった。

2日間にわたり開催された5ステージ・スズカはMKWが勝利を収めた Photo: Shusaku MATSUO

ブースやイベントが盛況

 鈴鹿はフォーミュラーワンや鈴鹿8時間耐久が開催される国際サーキット。コースを贅沢に使用したレース種目が多いシマノ鈴鹿ロードだが、講座やスクールも好評を博していた。

シマノレーシングが実践する食事、栄養管理が明かされた Photo: Shusaku MATSUO
女性サイクリストが抱える悩みをベースに絹代さんが講座でアドバイス Photo: Shusaku MATSUO

 女性サイクリスト向けにサイクルライフナビゲーターの絹代さんがアドバイスする「もっと快適に、楽しく、キレイに乗ろう!〜女性向けスポーツバイク講座〜」では、女性サイクリストが直面するハードルについて解説。UVケア製品を活用した日焼け対策や、お尻の痛みを解決する実践的な方法が話され、集まった女性サイクリストは熱心に耳を傾けていた。

 「なかなか調子が上がらない人のための『栄養素プラスα』」では、シマノレーシングの栄養士も務めた河南こころさんがサイクリストのための食事、栄養を説明。シマノレーシングの野寺秀徳監督は「糖質+ビタミンB1」など効果的な栄養素の組わせに合わせ、「レース前には生姜焼き弁当を選手たちに用意します!」と“勝負飯”を明かした。

 屋外では恒例となった自転車スクール「ウィーラースクール」が展開。パイロンや一本橋が用意され、子供達がキナンサイクリングチームやブリヂストンアンカー サイクリングチームの選手たちと走りながら技術の基礎を学んでいた。

プロ選手たちと走り、技術の基礎を学ぶウィーラースクールも開催 Photo: Shusaku MATSUO
ジャイアント「TCR ADVANCED DISC」完成車 Photo: Shusaku MATSUO

 70以上のブースが集まったパドックエリアでは初日に続き各企業が取り扱い製品を並べていた。ジャイアントブースではオールラウンドロードバイク「TCR ADVANCED DISC」が完成車として初披露。シマノ「R9170デュラエース」が装着されたバイクは今後、U23全日本王者の横山航太(シマノレーシング)が使用するという。また、2018年モデルのシクロクロスバイクも3車種が展示。これから始まるシクロクロスシーズンに向けてチェックは欠かせない。

18年モデルのシクロクロスバイクが揃ったジャイアント Photo: Shusaku MATSUO
シマノ「R9170デュラエース」で組まれている Photo: Shusaku MATSUO
エアロロードの試乗車が好評だったフェルトブース Photo: Shusaku MATSUO

 ライトウェイプロダクツジャパンのブースではフェルトの主力ロードバイクが並んだ。タイムトライアル(TT)バイク持参のサイクリストや、機材のこだわりが強い参加者が集まるイベントだけに、エアロロードバイクの「AR」シリーズが人気だという。トライアスロン専用バイク「IA」のボリュームに注目が集まっていた。

 ボッシュ製の電動アシストバイク(Eバイク)のユニットを搭載したマウンテンバイク(MTB)を出展していたのはスコット。担当者が国内屈指のマウンテンバイクコース「富士見パノラマリゾート」でテストを重ね、ベストなセッティングを研究しているという。今後、スコットジャパンは静岡県内にあるエストレイルにEバイク用コースを常設する構想もあり、レジャーとしての楽しみも普及させていていきたいと明かした。

スコットのEバイクにはボッシュのユニットが搭載 Photo: Shusaku MATSUO
ユニットの出力特性に合わせ、空気圧やサスペンションのセッティングを煮詰めているという Photo: Shusaku MATSUO
本気でペダルを回す佐野淳哉選手を応援するマトリックスパワータグのチームメートたち Photo: Shusaku MATSUO

 国内で一貫した生産にこだわるミノウラは最新のスマートトレーナー「LST9200 KAGURA 神楽」を展示し、体験も可能だった。高い剛性と、大きさを増したフライホイールによる優れた実走感が特長。ブースを訪れた佐野淳哉選手(マトリックスパワータグ)は「脚を緩めても回転が急に止まることなく、実走に近い使い心地です。とても静かだし、自然なフィーリングがいいですね」と本気のペダリングをみせ、ズイフトで汗を流した。綺麗なペダリングを行いたい場合は「自重モード」、トルクとパワーをかけたいときは「固定モード」と練習方法に合わせてモードを切り替えられるのも魅力だ。

画面内の坂や石畳区間ではローラーの負荷が変化する Photo: Shusaku MATSUO
パワフルな佐野選手のペダリングにも静かでスムーズに回るミノウラは最新のスマートトレーナー「LST9200 KAGURA 神楽」 Photo: Shusaku MATSUO
ウエイブワンでは、「レジェフィットプロ」をベースにしたロード用ワンピース「デュアルスーツ」を展示 Photo: Shusaku MATSUO

 手軽にカスタムできるオーダーウェアで人気だったのがウエイブワンの「ウエイブワン ラボ」。タブレット上でも簡単にカラーやパターンを選択ができ、チーム名や個人名も入れられ1着からオーダーが可能だ。上下ジャージともに9500円とお手軽な価格も選ばれる理由だという。また、ロード用ワンピース「デュアルスーツ」を展示。プロジャージにも採用される「レジェフィットプロ」がベースになっており、より空気抵抗削減を求めた仕様だ。

モータースポーツでは馴染み深いピレリのロードバイク用タイヤ「Pゼロヴェロ」がテスト可能だった Photo: Shusaku MATSUO
サイクルコンピューター意外にも豊富なアクセサリーを揃えるガーミン Photo: Shusaku MATSUO

 フォーミュラー1(F1)のタイヤサプライヤーでもあるピレリが発表したロードバイク用タイヤ「Pゼロヴェロ」がカワシマサイクルサプライのブースで並び、来場者はコパウンドの柔軟性を確かめるなど注目が集まっていた。会場のバイクでも装着率が高かったサイクルコンピューター「エッジ」シリーズを扱うガーミンでは、ペダル型パワーメーター「ベクター2J」やフィットネスバンド、スマートウォッチが展示。ライフログを計るうえで十分な性能と日常生活に馴染むデザインを両立したアイテムだ。

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