手作りパーツやオリジナルバッグも細部に散りばめられたこだわりと工夫 東京・浅草「オオマエジムショ」のツーリング車

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「オオマエジムショ」入口=東京・浅草

 自転車フォトグラファーの大前仁さん(47)が今年10月、東京・浅草に自転車ツーリングの専門店「オオマエジムショ」をオープンさせた。小さな店内には、自転車だけでなく、自転車関連の書籍や、ツーリング雑誌のバックナンバー、手作りパーツなどであふれている。「オオマエジムショ」がプロデュースした魅力的なツーリング車を紹介する。

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 大前さんのイチオシは、オリジナルの「アプレ・スタンダード」。「ゆっくりと快適に旅するための自転車」と謳うとおり、旅に便利な工夫が満載だ。ハンドル部に設けられた突起には、輪行袋の「オーストリッチ」で知られるアズマ産業と共同開発のフロントバッグが取り付けられる。

「アプレ・スタンダード」(フォレストグリーン)「アプレ・スタンダード」(フォレストグリーン)
ハンドル部に設けられた突起ハンドル部に設けられた突起
ハンドル部に設けられた突起にセットされたフロントバッグハンドル部に設けられた突起にセットされたフロントバッグ

 また、チェーンステイにセットされた“ゴム帯”があれば、悪路でチェーンが上下に暴れても車体を傷つけることがない。分割可能な泥よけ(フェンダー)は、輪行時に袋に納めやすくするための工夫で、大前さん自らがカットして仕上げるという。注目のラグは、接続部の一方に段差がない珍しいデザインになっている。

チェーンステイにセットされた“ゴム帯”チェーンステイにセットされた“ゴム帯”
大前さんお手製の分割式フェンダー大前さんお手製の分割式フェンダー
シートポストを受ける部分のフレームデザインシートポストを受ける部分のフレームデザイン

 展示車のカラーは「フォレストグリーン」。光の加減でグリーンの深みが変化するように見える。基本カラーは10色で、「粉雪」「ぶどう」など感性をくすぐるネーミングがズラリ。他のカラーにも別費用で対応するという。販売時には真鍮製のヘッドバッジが付く予定だ。価格は24万450円からで、展示車の仕様であれば52万5000円。

 「アプレ・チタン」は重量8kg台と、ロードバイクに匹敵する軽さを誇るチタンフレーム製のツーリング車。ロードバイクのホイールをセットできるなど、ふだんロードバイクに親しむ人にも違和感なく使用できそうだ。

「アプレ・チタン」「アプレ・チタン」
後輪フェンダーの「隠し留め」後輪フェンダーの「隠し留め」

 フレームを製作するのは、チタンを専門に扱う東大阪の「ティグ」。チタン自転車の老舗で、ほかに東京消防庁のはしごなども手がけている会社だ。昨年、自身のバイクをオーダーしたという大前さんは、「技術がしっかりしているので、こちらのオーダーに忠実な良品ができる」と評価する。

 アプレ・チタンには、後輪を外した際に用いるチェーンフックが備わる。デザイン性を重視したフェンダーの「隠し留め」が、後輪周りをすっきり見せている。展示車の仕様で73万5000円。

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偶然にも新城幸也選手と遭遇!偶然にも新城幸也選手と遭遇!

 取材した日、偶然にも新城幸也選手が来店。11月22日に東京・品川で開催された「報告会・ファン感謝祭」でサポートをしていた大前さんに一時預けていたバイクを、受け取りに来たのだという。しばし歓談の後、手慣れた車載テクニックで、自転車を乗せて帰っていった。

CYCLE TOURING オオマエジムショ
住所: 東京都台東区西浅草3-2-7-102
電話: 03-6802-7670
定休日: 火・水曜日、7月
営業時間: 12:00~19:00
HP: http://www.velo-apres.com/


文・写真 柄沢亜希

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