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シマノセールスと地域のショップがサポート<4>「はじめての輪行」挑戦 初ライド後、いきなり輪行帰宅指令に立ち向かうジュンコさん

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 日本各地に住むロードバイク未経験の女性5人が、10月に滋賀県で開催される100kmを走破するイベント「高島ロングライド100」を目指す企画の第4弾は、鉄道や飛行機で自転車を運ぶ「輪行」に挑戦する姿を追いかけます。京都府に住む山本ジュンコさんは、納車日にお店の輪行講習に参加。ロードバイクを解体し、組み立てる練習を繰り返し、初ライドから帰ってくると、お店のスタッフから、まさかの“輪行帰宅指令”が出たのでした。ジュンコさんは無事帰宅できたのでしょうか。
←<3>いきなり立ちはだかった帰宅問題

輪行袋をきれいに収納して笑顔を見せる山本ジュンコさん Photo: Kenta SAWANO

「自転車で海外へ」輪行で広がる行動範囲

 「キャンプしながら琵琶湖一周が目標。海外でも自転車に乗って国境を越えたい」と話すジュンコさんは、ロードバイク初挑戦ながら大きな夢を持っています。そのための第一歩として「輪行」に挑戦。自転車を専用の袋「輪行袋」に入れ、電車や車、飛行機で目的地近くまで運んだり、サイクリング先で疲れたら輪行袋に入れ、帰りは電車で帰るなど、その行動範囲は何倍にも広がります。

160坪の広さを誇るストラーダバイシクルズ草津本店 Photo: Kenta SAWANO

 夏の暑い休日、ジュンコさんは、滋賀県草津の「STRADA BICYCLES 草津本店」を訪れます。総面積160坪のウッディ―で明るい空間にたくさんのスポーツバイクがずらり。トレックのロングライド用ロードバイク「SILQUE」(シルク)を無事受け取ると、関西の人には分かる?「シルク姉さん」という名前を付け、そのまま輪行講習に入りました。週末に様々な講習やライドを企画され、この日開催された「ビギナー用輪行講習」では、スタッフの田中宏樹さんが、初心者にも分かりやすく教えてくれます。

ストラーダバイシクルズ草津本店で納車した山本ジュンコさんとお世話になったスタッフの松岡宏行さん Photo: Kenta SAWANO

 まず、自転車をバラすよりも先に、田中さんが準備してくれたのが「使い捨てビニール手袋」。油汚れや、タイヤの汚れを心配することなく、作業に専念することができます。最初にライトやメーターを外し、後輪、さらに前輪をレバーを緩めて外していきます。そして前輪と後輪に保護用の金具をつけ、輪行中に曲がったり、変速機が折れたりしないように守ります。

ビニールの手袋をはめて前輪を外し金具をはめます Photo: Kenta SAWANO
変速機を守るために後輪にも金具を Photo: Kenta SAWANO

 次の作業は輪行袋に入れること。袋を二つに広げると、袋の底にはサドルやフレームの端(リアエンド)の位置がイラストで分かりやすく書いてあり、それに沿って自転車を自立させます。「今は立っていますが、旅行先ではいつ風が吹いて自転車が倒れるかもしれないから、なるべく立てかけておけるようなところに置きましょう」と田中さんからアドバイス。

スタッフの田中宏樹さんは前後輪を外し、サドルとリアエンドを支点に自転車を立てる Photo: Kenta SAWANO
スタッフの松岡宏行さんに手伝ってもらい前後のホイールをフレームに結び付ける Photo: Kenta SAWANO

 次に、立てかけたフレームの左右に、外した前輪と後輪を結び付けていきます。フレームとタイヤを傷がつかないように気をつけながら、専用の紐で結びつけます。さらにスタッフの松岡宏行さんは「100円均一」のお店で購入したマジックテープで補強。手先の器用なジュンコさんは、きれいに結び、輪行袋のチャックを締めました。「意外ととうまくいったかも」と話すジュンコさんでしたが、ここからが大変でした。

正座して輪行袋を丁寧にたたむ Photo: Kenta SAWANO
最後の残ったエンド金具を押し込みます Photo: Kenta SAWANO
初めて輪行袋に入れたロードバイクを持ち上げ苦悶の表情 Photo: Kenta SAWANO

 自転車を運ぼうとまず輪行袋を持ちあげると「え~。ロードバイクでもこんなに重いんですか?」と顔をしかめました。重さが9㎏を切るカーボン製ロードでも肩に全ての重さがかかるので、女性には“重たい”問題です。そこへ松岡さんが「手を中に入れてフレームを持つと軽く感じるよ」とアドバイス。少し安心した様子のジュンコさんに次の指令が飛びます。「じゃあ、袋から出して組み立ててみましょう!」

 輪行で旅先に着いたら、組み立てる作業が必要。袋に入れるときと逆の作業をすれば良いのですが、そう簡単には行きません。前輪をはめるのは簡単でしたが、後輪がどうはまっていたかがなかなか思い出せない様子。松岡さんからは「自転車を逆さにしてみると、ホイールをはめやすいと思います」と一言。しっかり後輪を外すところを撮った写真を見ながら、無事に組み立てました。

中山道の歴史のある史跡「草津宿本陣」を通ります Photo: Kenta SAWANO 

旧中山道へ初ライド

スタッフの松岡さんから走りながらボトルの水を飲むテクニックを教わります Photo: Kenta SAWANO

 輪行講習を終えると、いよいよロードバイクで走る練習です。これまでもタイヤの細い「クロスバイク」に乗った経験のあるジュンコさんですが、お店の中で変速のコツや走りながらボトルから水を飲む方法をマンツーマンで勉強。そこから草津のお店を出て、旧中山道を中心に滋賀の歴史を感じる街並みをゆっくり走ります。気温は30度を超え、コンビニエンスストアで補給しながら、約1時間半、15kmの道のり。遠くには比叡山系の山々が見え、ときどき琵琶湖の方から吹く風が心地よく感じました。

歴史のある草津の小路に迷い込む Photo: Kenta SAWANO
町のいたるところに「飛び出し坊や」が並ぶ Photo: Kenta SAWANO

 楽しいライドを満喫し、汗を拭いていたジュンコさんに、やさしく穏やかな雰囲気の松岡さんから「じゃあ、家まで輪行で帰ってみようか」という指令が下りました。「クーラーがかかった静かなお店で行っていた組み立て作業を、あんなに暑い駅前でできるんでしょうか」。不安が募りながらも「ロードバイクで海外旅行」という目標を果たすために、ジュンコさんは“実地練習”に出発しました。

自宅までの実地練習

「どうしまうんだっけ。。」と途方に暮れるジュンコさん Photo: Kenta SAWANO

 気温30度を超える晴天から一転。最寄りの駅前に着くと、大粒の雨が落ちてきました。雨がなるべくかからない、交番の横で輪行作業を開始。自転車が倒れないよう気をつけながら解体。頭の中で思い出しながら、スムーズに前後輪を外します。ところがフレームだけになったバイクを輪行袋に入れようとした瞬間「袋に入らない。。。どうやって入れるんだっけ」。袋の長さ以上に、フレームがはみ出して、駅前で立ち尽くすジュンコさん。。心配でついてきた松岡さんは「どうだったっけ。思い出してみよう」と遠巻きに見るだけで、決して教えてくれません。

輪行袋の底に書かれた図を再確認 Photo: Kenta SAWANO
100円均一のお店で購入したマジックテープで多めに固定 Photo: Kenta SAWANO

 輪行袋の底にサドルと、フレームの置き方が書かれていたことを思い出すと、横から降る雨もなんのその。集中してタイヤをフレームに固定し、きれいに輪行袋におさめました。“師匠”の松岡さんに別れを告げると、京都に向かう電車に乗り込みました。

 電車の中では一般のお客さんに迷惑をかけないよう、最後尾に乗り込み、自転車を壁際に立てかけます。涼しい冷房にあたりながら、30分ほど楽しい輪行。輪行初体験のジュンコさんは「自転車は多いので、電車に乗せて迷惑ではないかと気を使いますね」と愛車の横に邪魔にならないよう立って過ごします。

輪行袋を持って電車を降ります Photo: Kenta SAWANO
駅前で再度この日2回目の組み立て Photo: Kenta SAWANO
一人で輪行できるようになり大満足のジュンコさん Photo: Kenta SAWANO

駅前で組み立てる場所探し

 いよいよ最寄りの駅に到着したジュンコさんは最後の難関、駅での組み立てに挑戦します。出発した駅より、やや都心で日陰もない駅前に降りると「こんなところで組み立てるんですか?いったいどこがいいんでしょう」と困惑した様子。気を取り直して、人通りの少ないコーナーを探し、組み立てを開始。この日2回目となる組み立てということもあり、ほぼ問題なく元の姿になった愛車を見ながら「ハードルは高かったけど、自分だけで移動したことは大きな自信になりました」と笑顔が弾けました。

インスタグラムj_k_o.cycle_
フェイスブックJunko Yamamoto

堀田さんも三浦半島まで輪行

堀田さんの三浦半島までの輪行した時のinstagram投稿 

 高島ロングライド100に挑戦する、東京都在住の堀田智子さんも東京から三浦半島まで初めての輪行に挑戦。お世話になっているワイズロード池袋店のサンデーライドで東京から三浦半島まで、現地集合の輪行を初体験。「前の晩に空気を入れようとしたら逆に空気が抜けそうになって泣きそうになりましたが、現地でみなさんにサポートしてしていただき助かりました」と夏の観光客に混じって無事に初輪行を終えました。

インスタグラムtomokohorita
フェイスブック堀田智子(Chiwamama)
ブログちわわのまま

あやにーさんは新幹線輪行

あやにーさんの輪行時のinstagram投稿 

 名古屋在住のあやにーさんも東京に出かけた際に、新幹線で輪行。「外したり組み立てたりしながら電車で運んだのですが、想像以上に大変で、ヘトヘトに。そして足はあざだらけ????重さよりも持ち運ぶ時の打撲に心が折れ、輪行バッグに車輪をつけたいよ〜」とインスタグラムで苦しみながら楽しんだ初体験の感想をアップしました。

インスタグラムayanie.gram
フェイスブックAyaka Kato
ブログAyanie Journal

 岡山の小学生ライダー・南美さんはお父さんと夏休みライド、東京の日下紗代子さんは、都会の暑さでライドは一休みと、それぞれの夏を過ごしています。

東京の日下紗代子さん

インスタグラムsayokokusaka
フェイスブックSayoko Kusaka

→<5>小学6年南美さんが四国「瓶ヶ森」ヒルクライム

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シマノ 目指せ100km!女性ライダー5人の挑戦

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