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バイクインプレッション2017「BIANCHI SPECIALISSIMA」 伝統のチェレステカラーを纏う、軽快で万能なハイエンドロード

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 「BIANCHI」(ビアンキ)は、レーサーが憧れるイタリアの老舗バイクブランドの一つ。ブランドカラーの「チェレステ」は、これまで有数のレーサーとともに勝利を収め、自転車レースシーンを彩ってきた。今回紹介するのは、ビアンキ130周年の2015年に発表されたフラッグシップ機の「スペシャリッシマ」。オルトレと共にロードの二枚看板として君臨する、革新的なカウンターヴェィルテクノロジーを搭載した実力モデルだ。

「BIANCHI SPECIALISSIMA」(ビアンキ スペシャリッシマ) Photo: Masami SATOU

BIANCHI SPECIALISSIMA(ビアンキ スペシャリッシマ)
価格:500,000円(フレーム、税抜)
   1,950,000円(スーパーレコードEPS完成車、税抜)
   1,550,000円(デュラエースDi2完成車、税抜) 他
サイズ:47、50、53、55、57、59、61
カラー:1E-Black matt/CK16、1H-CK16 matt/black、1D-CK16/black full glossy、Tavolozza
問い合わせ先:サイクルヨーロッパ http://www.japan.bianchi.com/

試乗車スペック

フレーム:super light carbon w/CountervailPF86
フォーク:Full Carbon w
変速機:シマノ・アルテグラ(F)&(R)
ギヤ:シマノ・アルテグラ 53×39T、 シマノ 11-25T(11s)
ホイール:フルクラム・レーシングゼロ
重量:7.0kg(完成車実測値)

サイズごとにヘッドチューブ長が変わり、丁寧に作られるスペシャリッシマのフレーム。無駄のないワイヤーレイアウトにヘッドマークが映える  Photo: Masami SATOU
ボリュームのあるダウンチューブは丸パイプのようで、わずかに角を持たせて剛性を最適にコントロール  Photo: Masami SATOU
フレーム素材には、振動除去システム「カウンターヴェイル」を採用する。BB側には非常にボリュームのあるチェーンステー。エンド側に向かっては潰しが加わりつつ細くなる  Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 伝統のチェレステカラーを纏ったスペシャリッシマ。魅力的な色で、ビアンキを選ぶ理由の一つにさえなる。今シーズンはこれにイエローを混ぜた、マルコ・パンターニ時代のカラーもラインナップされるので、好きな人にはたまらないだろう。

松尾 ビアンキはシンプルでいて、車体のロゴは陰影をうまく利用して演出していますね。個性的で、惹きつけられます。

米山 うん。スペシャリッシマの位置付けはハイエンド。軽くて硬い「レーサー」タイプのロードではあるものの、エンジョイ系のサイクリングでも辛くないバイクだと思う。思った以上に乗りやすいというのが率直な感想。

松尾 ビアンキらしく質実剛健で、なおかつ軽快なオールラウンダーなバイクでした。直進安定性も高いし、負荷をかけてもコーナーでもスタビリティに優れていました。フロント周りがしっかりとしているので、ハンドリングにも不安はなく、さすがイタリアンバイクという印象です。

米山 レースバイクとしての性能は十分。これといったクセがないので、あまり速く走らないライダーでも不快なところはないし、悪い意味ではなく誰でも扱いやすい。もちろんハイスピードまで安定して対応するので、普段ゆっくりでも時々アクセル入れて楽しむとかね。

松尾修作 Cyclistの若手編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 特にしっかりしていたのはフロントフォークとトップチューブ周辺。BBから後ろの剛性は特別高くないですが、バックのトラクションもよくかかり、推進力を感じます。前へ前へと押し出してくれるのは気持ちがいいです。車体も軽量ですし、ホイールもシャキシャキ系だったので初速からの伸びがよかったですよ。上半身の振りに対してはダイレクトに反応してくれました。

米山 ハイエンドのレースモデルながら、見た目も乗り味も幅広いユーザー層に親しめる感じがあるのが、歴史のあるブランドならではといったところか。

松尾 エアロ効果に優れ、ツールでも超級山岳ステージを制したXR4に注目が集まっていますが、スぺシャリッシマも十分なポテンシャルがありレースシーンでも活躍できます。オーソドックスなつくりのフレームですが、基本を押さえ、ビアンキらしさが光るバランスの取れた1台です。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

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