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2013年以来の嬉しい勝利標高4120mの超級山岳ゴールでクネゴが独走優勝 ツアー・オブ・チンハイレイク

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 全13ステージにわたり中国内陸部を舞台に開催されている超級ステージレース「ツアー・オブ・チンハイレイク」第6ステージが7月22日に開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニのダミアーノ・クネゴ(イタリア)が独走でステージ優勝を飾った。クネゴにとって2013年の「コッピエバルタリ」でのステージ優勝以来となる、嬉しい勝利を掴んだ。

ツアー・オブ・チンハイレイク第6ステージの頂上ゴールを制したダミアーノ・クネゴ ©NIPPO Vini Fantini
4120mの山頂へ続く険しい山岳 ©NIPPO Vini Fantini

 第6ステージは祁連(Qilian)から大冬樹山埡口(Dadongshu Hill Puerto)までの65.01kmで開催された。スタート後に祁連市街の8.8kmのフラットな周回コースを3周回し、そこからフィニッシュまでの38.7kmが山岳コースとなる。48.79km地点に1つ目の超級山岳が組み込まれ、そして2つ目の超級山岳山頂にフィニッシュする厳しいヒルクライムステージ。またフィニッシュ地点の標高は富士山山頂を優に超える4120mとなっており、酸素の薄いタフなコンディションでのレースだった。

 NIPPO・ヴィーニファンティーニは調子のいいクネゴのステージ優勝を目標にスタートを切った。そしてスタート直後に窪木一茂がアタックを成功させ、周回コースを単独で先行。その後、追走集団が追いつき、6人の先頭集団を形成して上り口へと進んでいった。

 本格的な上りが始めると、窪木らの集団はメイン集団に吸収され、そこからマウリチオ・オルテガ(RTSモントンレーシングチーム)がアタック、クネゴも単独で追走を仕掛け、2選手は合流し、レースをリードしていった。

独走するダミアーノ・クネゴ ©NIPPO Vini Fantini

 最初の超級山岳はオルテガが1位、クネゴが2位で通過したが、その下りでオーバースピードによりオルテガがクラッシュするアクシデントが起こり、フィニッシュラインへと向かう10km超の長い上りをクネゴは単独で先行していった。麓では13人ほどの追走集団とのタイム差は約1分30秒だったが、クネゴは力強い走りでリードを続け、2位に1分11秒の差をつけ優勝を果たした。この日の結果を受け、クネゴは総合10位までジャンプアップした。

ツアー・オブ・チンハイレイク第6ステージの表彰台 ©NIPPO Vini Fantini

 クネゴはジロ・デ・イタリアで総合優勝する前年の2003年にツアー・オブ・チンハイレイク第5ステージで勝利をあげ総合優勝している。今回の参戦はそれ以来の2回目だが、思い出深いレースで再び表彰台の頂点に立てたことで、非常に感慨深い勝利となった。またクネゴの勝利は2013年以来の通算49勝目。2015年にNIPPO・ヴィーニファンティーニに移籍してから、待ち望んだ1勝目となった。チームメイトたちから慕われるキャプテンの勝利にチームは歓喜に沸き、残りの7ステージに向けさらにモチベーションが高まっている。

クネゴの勝利を喜ぶNIPPO・ヴィーニファンティーニの選手・スタッフ ©NIPPO Vini Fantini

■ダミアーノ・クネゴのコメント
 標高も難易度もとても高く厳しいステージだった。2つ目の上り口である程度のタイム差を稼いでいたけれど、フィニッシュラインまではとても長く、心配な気持ちも正直あったが、スイッチバックで後続集団を見るたびに、彼らも自分と同じように苦しいんだと言い聞かせながら上っていった。今日の勝利は自分にとってもチームにとっても喜ばしいもの。今大会、何度か表彰台には乗れているが勝利には届いていなかった。チームメートや選手のために一生懸命働いてくれているスタッフに感謝をしたい。

■窪木一茂のコメント
 今日はエースのクネゴをできる限り皆でアシストすることと僕は逃げに乗ることを目標にスタートした。クリテリウム1周回終了後の上りでアタックして1人で逃げる。その後2周回逃げ続け、3周回目のスプリントポイントを通過後、追走6人と合流し35km地点まで逃げた。上りの手前でメイン集団に吸収された後は、グルペットでゴールを目指して走り翌日へと繋げた。クネゴキャプテンがステージ優勝し、チームに勢いをつけてくれ雰囲気は良い。明日に備えマッサージを受けて、身体をリカバリーさせたい。

■中根英登のコメント
 今大会のクイーンステージ。なるべくクネゴの近くで走り、何かあった時にサポートできるようにすることがオーダーだった。リーダーチームの後ろあたりをキープしてクネゴの位置取りをサポートした。クネゴの優勝を聞いて、ものすごく嬉しかった。それと同時に彼の本当のアシストをするには自分の力ではまだまだ全然足りていないと実感した。チームとしてまたステージ優勝できるように、クネゴの総合成績を上げられるように、そして窪木さんとともに自分たち日本人選手もステージ優勝してやろうという気持ちを常に持ち続けて残りのステージも頑張りたい。

アシストとしてクネゴをサポートした中根英登 ©NIPPO Vini Fantini

■福島晋一監督のコメント
 今日はダミアーノの区間優勝のみをめざして挑んだ。昨日はチーム全員が働いて、ステージ2位、3位に入っており、勝てなかったのは残念であるが、チームとしての形は良かった。そして、自らスプリントへのアシストに動いたダミアーノの好調さはチームメイトから聞いていた。今日のダミアーノは終始力強いペダリングで後続を振り切っての優勝だった。この勝利によりチームの雰囲気は良いので、残りのステージ向けて、さらに集中していきたい。

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