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シマノセールスと地域のショップがサポート<3>いきなり立ちはだかった帰宅問題… 女性ビギナーライダーが夢の100kmへ特訓開始

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 日本各地に住むロードバイク未経験の女性5人が、10月に滋賀県で開催される100kmを走破するイベント「高島ロングライド100」を目指す企画の第3弾は、ドキドキの初ライドの様子をお届けします。「お店で憧れのバイクを手に入れたけれど、どうやって乗って帰ればいいの?」と戸惑いながら無事に帰る様子や、再び自宅から出かけた初めてのライドをレポートします。

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ロードバイクで初めて公道を走った日下紗代子さんは、その楽しさに笑顔が弾けた Photo: Kenta SAWANO

日下さんは藤野師匠と“神宮特訓”

 なるしまフレンド神宮店でロードバイクを手に入れた日下紗代子さんの前にいきなり立ちはだかった問題は、自宅までの帰り方です。「ついにバイクを手に入れたのはいいけれど、どうやって乗って帰ろう?」と悩みました。店長の藤野智一さんから、ギアの使い方、タイヤへの空気の入れ方、ホイールの外し方、交通ルールを習い、準備は万端。しかし、店舗内の講習と実際に乗るのとは、別物でした。

店長の藤野さんから心配そうに見つめられ、日下紗代子さんはいよいよ走り出します Photo: Kenta SAWANO

 広いお店の駐車場で、初めてのロードバイクを漕ぎ出します。フレームにまたがって、ペダルを高い位置から漕ぎ出し前に進むと、「ひゃ~」と日下さんは叫びます。これまで乗っていた一般車と違って、思った以上に一漕ぎで進むロードバイクに驚きを隠せません。「怖がって下を見ていないで、前を向きましょう」と藤野さんはダンディーに指導。何度も漕ぎ出しの動作を繰り返すと、いよいよ町に飛び出します。

走り出した日下さんを最後まで見つめる藤野智一さん Photo: Kenta SAWANO

 「行ってきます!」。元気よく藤野さんに声をかけ、東京の都心に走り出し、ゆっくりと公道を進みます。最初は下り坂で慎重にブレーキをかけながら最初の信号に到着。その後ろ姿を見た藤野さんは「しっかり周りを見て走れているし、あれなら大丈夫でしょう」と太鼓判を押しました。

 初めてのライドの目的地は、なるしまフレンドから約1km、サイクリストが集まる「ラファ東京」。たった1kmですが、タイヤの細いロードバイクで、交通量の多い〝コンクリートジャングル〟をゆっくり進みます。藤野さんに教わった通りに信号では2段階右折。上り坂での走り出しがとても大変で、ギアを軽めに変えてみたり、試行錯誤しながら自分なりに走ってみました。約10分のライドで目的地に到着。おしゃれな雰囲気の中で、新鮮な材料を使ったサンドイッチをほおばった日下さんは「いや~、ロードバイクで走ると気持ちいいし、ランチもよりおいしく感じますね」といつも以上に食も進んだようでした。

ラファ東京まで走って念願のランチを楽しむ Photo: Kenta SAWANO
ラファ東京でランチを食べて自宅まで再出発。心配そうなスタッフに見守られます Photo: Kenta SAWANO

 カフェで自宅までの帰り道を予習すると、なるべく車どおりの少ない道を選びながら、時には自転車を降りて、歩道を歩きながら進みます。それでも土曜日の都心は車道も歩道も交通量がとても多く、苦労しながらも慎重に約5kmを40分ほどかけて、なんとか帰宅しました。

日曜日の朝、お店に着くと「藤野師匠」がなるしまジャージで待ち受けていました Photo: Kenta SAWANO

「日曜日の朝9時にお店まで来れますか」。ウィークデーのある日、「もっと上手に乗りたい」と思っていた日下さんに店長の藤野さんから、1通のメールが来ました。いわゆる「特訓」のお誘いです。日下さんは、そのお誘いに「是非教えてください」と返信。心待ちにしていた日曜日、心配するロードバイク乗りの先輩にナビされてお店に向かいます。

藤野師匠の後ろについてライン取りを学びます Photo: Kenta SAWANO

 日曜日の朝9時、藤野さんは名門実業団チーム「なるしまフレンド」のレーシングジャージに身を包み、お店の前で待ち受けます。それまで「ピタピタの自転車ジャージはちょっと」と話していた日下さんでしたが、「なるしまフレンド」のシャツから“勝負服”に着替えた藤野さんを見て一転、「藤野師匠かっこいい。。」と前言を撤回し、練習に出かけました。

道路のブロックに左足を載せてからスタートする練習 Photo: Kenta SAWANO
「減速します」の手信号もしっかり Photo: Kenta SAWANO

 練習場所には日曜日だけ車を封鎖された「神宮外苑サイクリングコース」を使用。神宮外苑を封鎖した安全な道路は、思う存分練習ができる場所。この季節、朝10時で気温30度となる猛暑のため、人出も少なく、安全に練習したいサイクリストには好条件が整っています。ここから師弟のレッスンが始まりました。

 公道での走り出し方の練習からスタート。次に長距離を安定して走れるように、白線の上をブレずにまっすぐ走る練習です。ゆっくり走っても全くブレない藤野師匠に対し、日下さんは速く走っても強張って白線を外れてしまいます。「視線を前にして、遠くをみましょう」というアドバイスを守りながら、道路を5往復ほどするうちに少しずつブレずに走れるようになりました。

「最終的には前の人とこれくらいに詰められたらいいですね」とアドバイスを受ける Photo: Kenta SAWANO
「道路脇のグレーチングには気を付けましょう」と話す藤野さん Photo: Kenta SAWANO ※道路が封鎖された状態で撮影しています

 次は「Sの字」に曲がりながら進む練習。公道を走っている途中、路肩に駐車するクルマを避けるためで、後ろの人に「手信号」を使って危険を知らせながら曲がっていきます。日下さんは蛇行しながら走る藤野さんに、必死に食いついていきます。気温は30度をゆうに超えながら、何往復も黙々と走る藤野さんの表情は「やさしい店長さん」から完璧な技術指導を目指す「元五輪代表」に変化していったのでした。

ロードバイクで自宅まで帰ることができ、#師匠スーパーカッコイイ、とタグ付けして感謝 Photo: Kenta SAWANO

 最後に腰を引いて急ブレーキをかける練習。これも街中はもちろん、公道でも急ブレーキをかける周囲とぶつからないように何度もOKが出るまでブレーキングの練習を繰り返しました。正午まで約3時間、みっちり練習。ブレずに走れ、ブレーキングもマスターした日下さんに「だいぶ上手になりましたね。もう家に帰るのも大丈夫でしょう」と藤野さんは声をかけると、この日の仕上げに皇居まで往復。最後は自宅までスムーズに帰りました。〝師匠〟藤野さんの指導で一歩ずつ上達したこの日にアップしたSNSで「ちょっとずつ成長を実感、小さなことだけど はじめてひとりで家まで帰れた喜びもひとしお???? #師匠スーパーカッコイイ」と感謝の1日を振り返りました。
 
インスタグラムsayokokusaka
フェイスブックSayoko Kusaka

堀田さんはワイズロードの「サンデーライド」で上達

納車後初めてのライドでの1枚。バーテープとサドルの白が効いています Photo: Tomoko HOTTA 

 東京都在住の主婦ブロガー・堀田智子さんもいよいよ納車を迎えました。バーテープもサドルと一緒に白でそろえたコーディネートで大満足の様子でしたが、納車日にはほとんど走れませんでした。第1の理由が、「自転車が軽すぎて怖い」でした。長距離やアップダウンでも走りやすいという理由で軽量のカーボン製ロードバイクを選びましたが、走り出すと軽く進みすぎて驚いたそうです。

 第2の理由が「どこを走ったら良いかわからない」。購入した「ワイズロード池袋本館」から自宅までは、わずか5km。でも大都心の幹線道路は「自転車は道路のどこを走っていいのか分からないので、時々歩道に自転車マークがあるところを恐る恐る乗っていると一般自転車に追い越されたり、教わったギアチェンジを試みると自分が思うようにはいかないし途方にくれながら帰りました」と振り返ります。

メーターとフレームのピンクもお気に入りポイント Photo: Tomoko HORITA
仲間のバイクと並べて比べるのもグループライドの楽しみ Photo: Tomoko HORITA

 そこで門を叩いたのが、ワイズロード池袋本館が日曜日に行っている「池袋サンデーライド」。「ゆったり、まったり、楽しく」をモットーに行われるライドで、堀田さんのような購入したばかりのライダーはもちろん、試乗車もあるので「興味はあるけれどきっかけがない」という初体験の人にも好評なライドです。井澤さん、神長さん、石川さんたち信頼できるスタッフと一緒に女子サイクリストとも交流できました。

女性参加者も多かったワイズロードの「サンデーライド」 Photo: Tomoko HORITA

 購入時に変速の仕方を教わりましたが、実際に公道を走ると変速にあわててしまい上手くいかなかった堀田さんでしたが、サンデーライドでは店員さんから「道路の傾斜に合わせて、軽くしたり重くしたりしましょう」と声かけてもらいマスター。安心して変速ができるようになり、ワイズロードから後楽園の近くを通り文京区内の公園まで往復20kmを楽しみました。仲間と一緒なのであっという間でした。交差点を右折の際には、一度交差点を直進して渡り、そこで方向を右に変え信号を渡る「二段階右折」を勉強。心配だった交通ルールも、しっかり教えてもらいました。

 暑い日でもあり、しっかり完走した堀田さんは「無事に帰れたという気持ちもあり、帰宅すると倒れるほどでもないですけど、休んでいるしかできない状態でした」と緊張と暑さで疲れ切っていました。それでも初のグループライドを終え、ほかのサイクリストと交流しながら走る楽しさを体感した堀田さんは「ギアチェンジや道路の走り方も教えてもらい、またすぐにみんなで乗りたいという気持ちになりました」と充実した初のグループライドを振り返りました。

インスタグラムtomokohorita
フェイスブック堀田智子(Chiwamama)
ブログちわわのまま

あやにーさんは、近くの公園まで

ニコー製作所・店長の吉田幸司さんからマンツーマンでブレーキの掛け方を習います Photo: Ayanie

 名古屋のブロガー・あやにーさんはドキドキの納車を終え「実際に届いたロードバイクは想像よりもずっと素敵でとても嬉しかったです」と大満足。ニコー製作所・店長の吉田幸司さんから「実際に乗っていく中でメンテナンスしながら、より乗りやすい自転車を作ってきましょう!」と声をかけられ、第一歩を踏み出しました。自転車の乗り方や降り方、自宅での駐車についてなども丁寧に教わり「今まで乗ってきた自転車とはまた違うので沢山乗って、自分の自転車にしていくのが楽しみです」とワクワクしていました。

初めてのライドでロードバイクに慣れ親しんだ、あやにーさん Photo: Ayanie

 あやにーさんの初めてのライドは、名古屋市内の庄内緑地公園まで。オレンジのサイクリングウェアに身を包み、乗り方の基本から、ターンの練習、また自転車に乗るときのマナーも習い「本格的に自転車を乗り始めるスタート地点に立った!という気分でした」と思い出の1日。さらにはメーターを使い、目標のペダル回転数や時速なども設定。ロードバイクに慣れつつも、公園の木陰の間で気持ちのいいライドを楽しみました。「想像以上に速いロードバイクにもとても感動!」と思い出の1日になりました。

インスタグラムayanie.gram
フェイスブックAyaka Kato
ブログAyanie Journal

小学生・南美さんはジェラート巡り

カフェまでの34kmなど、グルメライドでどんどん距離を伸ばしていった南美さん(nanami3910、インスタグラムより)

 岡山の小学生ライダー・南美さんはお父さんが所属するチームの練習にロードバイクで初参加、大好きなジェラート屋さんを目当てに着実に距離を伸ばしています。6月下旬の初ライドは10km、自宅近くの牧場(ジェラート屋)まで1時間30分。1週間後には、さらに遠い岡山市南区のジェラート屋さんまで44kmと距離を伸ばしていきます。さらに翌週は瀬戸内市のカフェでチームメンバーと合流し34km。40kmを普通に走れるようになりました。

大好きなジェラートを目標にどんどん距離を伸ばしていきます(nanami3910、インスタグラムより)
お父さんと同じチームのジャージもゲット(nanami3910、インスタグラムより)

 クロスバイクに親しんでいたので、変速も問題なかったようで「新しい自転車、ものすごく軽い‼️‼️ しゅ〜〜って進んで気持ちよかった〜❣️ ジェラートサイクリングは、とってもおいしかったです」とインスタグラムでも、新車で走り出した喜びを話していました。

インスタグラムnamimi3910

京都のジュンコさんは、納車と輪行講習へ

 お仕事に忙しい京都のジュンコさんは夏休みを前に、これから納車を迎えます。「自転車で遠くに行きたい」という希望をかなえるために、電車で自転車を運ぶ「輪行」まで、納車と一緒に習う予定です。

→<4>初めての輪行講習後、いきなり輪行帰宅指令

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Cyclist for Woman シマノ 女性向け自転車 目指せ100km!女性ライダー5人の挑戦

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