【韓国トラベル】全長8.2キロ「晩秋の春川」を爽快に滑走廃線区間をペダルでGO! 「江村レールバイク」を体験

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text & photo by Masataka Ibuki
取材協力:韓国観光公社&江原道

韓国観光公社&江原道

 韓国有数の観光地、江原道(カンウォンド)。ソウルから電車で東へ約1時間の春川(チュンチョン)市は道庁の所在地に当たるが、山深いエリアには、絵画から飛び出したような幻想的な風景を目にするスポットが点在する。都心の喧噪から離れ、癒やしを求め、秋の春川を旅した。

絶景! 黄金色の夕日

 長いトンネルを抜けると、そこは別世界だった。黄金色の夕日が目に染みる。ガタンガタン! ガタンガタン! 下り坂に入り、4人乗りのレールバイクは秋風を切るかのごとく、一気に加速した。

 「絶景が旅の疲れを忘れさせてくれませんか。江原道は80%が山地で、日本人の間では北海道や青森に似ているといわれ、リピーターの観光客も多いんですよ」

 案内役として、レールバイクに同乗してもらった江原道観光事務所の大垣加菜子さんの声が弾んだ。山間を流れる北漢江の渓流と、緑豊かな木々が目に飛び込む。美しい自然に囲まれ、気分爽快。上り坂でもペダルをこぐ脚に力が入った。

 レールバイクとは線路を走る自転車を意味し、欧州の観光地では、人気のレクリエーションスポーツだ。

時速25キロで安全走行

廃線区間を利用。下り坂になれば、時速25キロ程度のスピードを体感できる廃線区間を利用。下り坂になれば、時速25キロ程度のスピードを体感できる

 今回のコースは旧京春(キョンチュン)線の「金裕貞(キム・ユジョン)駅」から「江村(カンチョン)駅」の廃線区間を利用した全長8.2キロ。春川市内から南西に位置する区間を利用し、今夏に開業した。片道1時間の走行距離だが、手軽に運動しながら大自然を満喫できるとあって、平日でも老若男女問わず、利用客は多い。

 下り坂になれば、時速25キロ程度のスピードを体感できる。ただ、安全走行が基本。われわれの前を走るレールバイクとの距離を測りながら、キム・ユジョン駅から進むと、線路脇の白菜畑から農民がこちらに向かって、手を振ってきた。

 江原道はトウモロコシやジャガイモのほか、キムチの素となる白菜や朝鮮ニンジンの産地。食に恵まれた土地のせいか、現地の人々の肌は一様に輝く。線路を管理する係員も明るく、レールバイクが通り過ぎるたびに、笑顔で出迎えてくれる。

道中に多数の仕掛け

 一方、1時間の道程では飽きのこないよう、随所に工夫が施されていた。トンネルでは幻想的な青いライトが照らされたり、犬小屋にたたずむ子犬の映像が流されるなどほほえましい演出も。

 「遊園地のアトラクションまではいきませんが、楽しめる仕掛けがあります。区間内にはお客さまを写す撮影ポイントも用意しています」と案内役の大垣さん。バイクをこいでいるときは気づかなかったが、終点の江村駅に自分の走行シーンを収めた写真が販売されていた(1枚6000ウォンから)。

 1時間の運動をしながら、目も保養できるレールバイク。晩秋の春川を満喫するには、最高の移動手段かも。

 ちなみに、逆ルートの江村駅発キム・ユジョン駅着は上り坂が多く、体力に自信のある方はこちらに挑戦してみては。

◇       ◇

江村レールバイク

区間:「金裕貞駅」~「江村駅」
乗車料:2人乗りは2万5000ウォン。4人乗りは3万5000ウォン
営業時間:冬期の金裕貞駅発は午前9時からで、最終は午後3時。出発時間は1日4回ずつ
電話:+82・33・245・1000
公式サイト:http://www.railpark.co.kr

サンスポ韓Funより)

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