スマートフォン版はこちら

バイクインプレッション2017「CANYON ULTIMATE CF EVO 10.0 SL」 脅威の軽さに仕上がり、指一本で持てるスーパーバイク

  • 一覧

 瞬く間にレースシーンを彩るトップブランドへと駆け上がり、業界に新しい風を巻き起こしたドイツのバイクブランド「キャニオン」。キャニオンの高性能なバイクは、日本からも公式サイトを通じて直接購入することができる。今回試乗したのは、完成車実測値で5kgという、驚異的な軽量性を誇り、なおかつしっかりと“走れるパーツ”で組み上げられた、100万円超の高級マシン。ショーモデルではなく、意外なほどしっかりと走れるその実力を実走チェックした。

「CANYON ULTIMATE CF EVO 10.0 SL」(キャニオン アルティメット CF EVO 10.0 SL)Photo: Masami SATOU

CANYON ULTIMATE CF EVO 10.0 SL(キャニオン アルティメット CF EVO 10.0 SL)
価格:1,099,000円(完成車、税抜)※配送費用別途
サイズ:2XS, XS, S, M, L, XL, 2XL
カラー:CARBON FIBER – NEON ORANGE
問い合わせ先:キャニオンジャパン https://www.canyon.com/ja/road/ultimate/ultimate-cf-evo-10-0-sl.html

スペック

フレーム:CANYON ULTIMATE CF EVO R47
フォーク:CANYON ONE ONE FOUR EVO F37
変速機:スラム・レッド(F)&(R)
ギヤ:THM-CARBONES CLAVICULA SE CRANKARMS – SRAM RED 22 CHAINRINGS 50×34T、SRAM XG-1190 11-28T
ホイール:LIGHTWEIGHT MEILENSTEIN OBERMAYER TU
重量:5.00kg(Sサイズ完成車実測値)

キャニオンオリジナルのシートピラー。しなりを生む独自機構で快適性を飛躍的に向上させた Photo: Masami SATOU
ホイールはライトウェイトの MEILENSTEIN OBERMAYERを採用 Photo: Masami SATOU
クランクにはスター形状のアームの肉抜きが特徴のTHMのものを採用する Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 久々に、攻めた軽量バイクでしたね。まず、車体が指一本で、本当に持ち上がる軽さに驚きです! しかも、シートポストやサドルにまだ軽量化の余地がありそうじゃないですか。

米山 そう。ペダルなしとはいえ、5kgフラットとは非常にインパクトのある完成車重量だよ。軽さを追求するために、それなりにマニアックなパーツは使用されているものの、実際に走ってみると、走りに妥協したという感じはなかった。

松尾 軽量パーツでは歴史のあるTHMのクランクとブレーキを使っているのが特徴的ですね。また、ドイツブランドのライトウェイトのホイールで仕上げているのに、こだわりを感じます。

米山 ホイールとの相性も良いように感じた。非常に肉薄なフレームだけど、硬くて反応のよいロードバイク。

松尾 フレームの剛性はまったく問題なしですね。個人的にはクランクにもう少し硬さが欲しいです。硬いホイールが装着されて、完成車としてみると全体的には整った剛性感になっています。ライトウェイトのパリパリとした推進力が合っていて、とても気持ちよかったです。

米山 うん。ブレーキはデュラエースのタッチや制動力を求めると物足りないが、必要十分な性能といったところ。やはり軽さをや反応性を生かしてヒルクライムスペシャルというのが、まず連想する使い方。

松尾修作 Cyclistの編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 ブレーキの効きはまずまず。超高速の下りは試していませんが、50km/hほどであればアーチのたわみも気にならないのではないでしょうか。ボクが気になったのはハンドリングと直進安定性。軽量性からくるハンドリングのクイックさと、不安定さはどうしても出てきるようです。逆に言えばヒルクライムで軽快にダンシングできるので、合った場所で実力を発揮させたいですね。

米山 なるほど。乗る分には不安感はなかったけれど、保管やレース会場への輸送時には繊細な取り扱いをしたほうがいいと思う。そういう繊細さも含めて、軽さを追求したいライダー向きだね。

松尾 十分軽いのですが、まだ手を入れられそうな部分もあるので、さらに極めてみたくなりました。これまでにも超軽量バイクには色々と乗りましたが、完成車としての完成度は一番高かったと思います。構成から考えると、意外と価格が安いのも魅力ですね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOU

関連記事

この記事のタグ

キャニオン(Canyon)のロードバイク

キャニオン バイクインプレッション ロードバイク

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

ショップナビ

スペシャル

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載