マナー啓発会場で聞いた捨てゼリフ

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 荒川河川敷道路で11月25日に行われた、自転車利用者向けマナーアップキャンペーンのイベントを取材しました。

荒川河川敷道路で行われたマナーアップキャンペーンで、停車して説明を聞くサイクリストたち =11月25日、東京都足立区荒川河川敷道路で行われたマナーアップキャンペーンで、停車して説明を聞くサイクリストたち =11月25日、東京都足立区

 イベント開始時の気温は9度前後。肌寒い中、約30人の参加者が道路の上り・下り両方向に分かれ、大きな声で「ご協力をお願いしま~す」と呼びかけてチラシを配っていきました。

 通りかかったサイクリストの方々には、足を止めて完全停止するよう求めるので、少々心苦しい思いもありました。しかしこの日は、自転車仲間である「グッドチャリズム宣言プロジェクト」のメンバーが、サイクルジャージやヘルメット姿で声をかけたこともあり、停車したサイクリストの反応はおおむね好意的でした。自転車のマナーが各地で取りざたされる中、こうした地道な取り組みは、ぜひ続けるべきだと痛感した次第です。

 ただ、残念なことも報告しなければなりません。

 グッチャリのメンバーや西新井署の警察官、国交省荒川下流河川事務所や足立区の職員らがズラリと並んで「止まってくださ~い」とお願いしているのに、その中を迷惑そうな顔でやや強引に素通りする自転車も、少なくありませんでした。「うるさい!」と捨てゼリフを吐いて走り去る姿には、衝撃を受けました。

 また、河川敷道路を走ってきたにもかかわらず、マナーアップキャンペーンの会場を見ると、露骨に避けるように草原へと迂回し、会場を通過して再び道路へ戻るMTBもありました。

 「急いでいるから」「仕事がありますから」と言ってくださった方には、足止めしようとして申し訳ないという気持ちにもなりますが、警察官の前を無言で素通りするサイクリストを目の当たりにすると、交通マナーを順守する精神があるのかどうか疑問に感じてしまいます。

 「Cyclist」から、全国のサイクリストの皆さんにお願いがあります。もし、交通安全やマナー向上のキャンペーン会場を通りかかることがあれば、どうか素通りしないで、停車して話を聞いてください。そういう姿勢を示すことが、ご自身にとっても社会にとっても、交通マナーが向上していく第一歩になるだろうと思います。(上)
「止まる勇気」「笑顔で声かけ」 荒川河川敷道路で自転車のマナーアップをPR

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