小回りききエコで楽ちん 奥多摩の乗り捨てレンタル自転車“快走中”

  • 一覧
奥多摩の渓流沿いを走る自転車(トレックリング提供)奥多摩の渓流沿いを走る自転車(トレックリング提供)

 東京・奥多摩町のJR奥多摩駅前で借りて、距離20キロ、高低差約150メートル下がった青梅市で乗り捨てられるレンタル自転車「トレックリング」が好評だ。奥多摩には観光スポットは多いが、バスの本数が少なく、自家用車で来ても駐車場が少ないなど不便な点が多い。自転車なら小回りがきき、エコなうえ、青梅までほとんど下り坂で走行が楽なことも人気の理由のようだ。

 手がけているのは機械設計のテクノム(青梅市)。

 事業化にあたり、現在、自転車を貸し出している「トレックリング」店長の沼倉正毅さん(36)が平成22年夏、奥多摩駅前で100人ほどに聞いたところ、9割以上が坂を下って乗り捨てられればレンタサイクルを利用したいと答えた。

 事業は22年度の都中小企業振興公社「東京都地域中小企業応援ファンド」の助成対象に選ばれ、23年秋に開始。JR青梅駅と河辺駅前に、返却を受け付ける提携自転車店も用意した。

 現在、38台の自転車があり、夏休みを除き土日祝日のみの営業だが、紅葉や新緑の時期はフル稼働している。もくろみ通り、利用者のうち約8割が提携店で乗り捨てるという。

 沼倉さんのお薦めコースは「癒やしの裏道」。多摩川沿いを走った後、御嶽(みたけ)駅付近でJR青梅線と並行して走れる細い道があり、脇には古民家もたたずむ。少し寄り道すれば、コケの生える神秘的な渓流「海沢(うなざわ)三滝」なども楽しめる。

 2年目を迎え、スリップしやすいとして休業していた冬季もガイド付きでツアーを企画する予定。紅葉シーズンの11月は、月曜以外の平日営業も始めた。

 奥多摩-青梅間には、カヌーやラフティングなどさまざまなアウトドアスポーツが集積しつつあり、複合的な楽しみ方ができる。また、コース上の飲食店から来店者増を歓迎する声が寄せられる。

 一方、自転車マナーへは都心と同様に厳しい目が注がれており、沼倉さんは、ゆっくり着実に事業を育成して、地域の観光振興に貢献したい考えだ。

 1日レンタル料は2千円、電動アシスト付きは3千~3500円。予約制((電)080-1024-4617)で、貸し出し時には本人確認証が必要。

MSN産経ニュースより)

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

レンタサイクル/バイクシェアリング

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載