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Cyclist松尾がジオン軍に入隊“3倍速い”はホント? シャア専用ロードバイクでフクダ電子アリーナクリテリウムに参戦

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 “3倍速い”の異名を持つ「シャア専用」プロダクツにロードバイクが加わった。AvanGarage企画で製作された「RD-CB01-CA02」はフルカーボンフレームに、ディスクブレーキ、シマノ105のコンポーネントを搭載。見ても楽しめるロードバイクだが、その実力は如何に…。Cyclist編集部の「ニュータイプ」こと松尾修作記者が実戦のレースに持ち込んで走り、その実力を確かめた。

フクダ電子アリーナクリテリウムのエキスパートクラスに参戦 Photo: Naoi HIRASAWA

敵軍は剛脚揃い

 シャア専用ロードバイクの実戦投入に選んだ舞台は、6月4日に千葉市で開催された「第1回フクダ電子アリーナクリテリウム」だ。スタジアムと公園を囲む平坦コース。チャレンジングで連続するコーナー、スピードが要求される直線などが3.3kmの周回路に濃縮された、魅力満載のレースだ。

 エントリーしたのは最上位カテゴリーのエキスパートクラスでレースは6周で行われた。Cyclist編集部のニュータイプ(新人類)として「表彰台を目指そう!3倍速いし」と気軽に考えていたが、Jプロツアー選手やU23の元アジアチャンプなどがエントリーリストに載っている。敵軍は想像以上に手強そうだ。

ジャンケン大会の景品になったアルミモデル「RD-AL01-02」 Photo: Naoi HIRASAWA
シャア専用ロードバイクを展示したブースは参加者の注目を集めた Photo: Naoi HIRASAWA

 以前、RD-CB01-CA02のインプレを行い、フィーリングは知っていた。リズム良く走り、フレームも高い負荷に耐えうるだろうと考えていたが、レースということもありタイヤをコンチネンタルの「GP4000S」へと交換。また、スピードが求められるためフロントのチェーンリングを53×39T(FC6800)に換装した。ディスクブレーキでのレース参戦は初めて。フィーリングも気になるところだった。

スタート前にシャア・アズナブルに敬礼! Photo: Naoi HIRASAWA

 当日は気分を高めるため、「シャアザク」が描かれるジャージに身を包んで出走。ヘルメットもオージーケーカブトのハイエンドモデル「ゼナード」のホワイトを準備した。会場での我が軍のモビルスーツ(バイク)は存在感があったようで、「あっ、シャアだ!」とよく声をかけられた。声援(?)にも気を良くしてシャア・アズナブルになりきり、スタートラインへと向かった。

 しかし、今回はコスプレレースではない。本気のレースを本気で走る、実戦での評価が目的だ。ローリングスタートが切られるとポジションを落とさないよう最前列まで順位を上げ、リアルスタートの合図を待った。「見せてもらおうか!シャア専用ロードバイクの性能とやらを!」

シャア専用ロードバイクとシャアザクジャージの組み合わせで注目度は随一 Photo: Naoi HIRASAWA

6位で入賞を逃すも実力確認

 いざレースがスタートすると、強豪選手たちによるアタック合戦が展開。直線は時速50kmほどのハイスピードで駆け抜け、コーナーではラインを一つミスをすると脚を無駄に使ってしまうクリテリウムならではの走りが展開された。シャア専用ロードバイクはコーナーの立ち上がりに求められる高負荷を受け止め、しっかりと加速。前方の選手から離れることなく、力をセーブした走りができた。また、油圧のディスクブレーキは連続コーナーが出現するコースと相性が良い。低重心で、コーナーでの車体の切り返しも欧州ブランドのロードバイクにも負けない。1、2周目を5番手以内で過ごし、後半の勝負どころに備えた。

全体の6位でフィニッシュした Photo: Naoi HIRASAWA

 しかし、中盤に招待選手を含む数人の逃げグループが形成。ハイスピードな展開の最中だったため、後方集団の選手も脚が売り切れており、ローテーションを行ってもなかなか追いつかない。残り1周を切り、そのまま逃げ切りが確定したので、後方集団のスプリントに備える。有利なポジションを確保するも、力の差で2人に抜かれてスプリントで3着、全体で6位の成績でレースを終えた。

6位で表彰を逃すも、シャア専用ロードバイクの実力を確認 Photo: Naoi HIRASAWA
優勝したのは紺野元汰選手(SBC Vertex Racing Team) Photo: Naoi HIRASAWA

 実戦投入の結果、シャア専用ロードバイクRD-CB01-CA02はレースにも対応するとはっきり証明することができた。「アニメの企画物」と切り捨てるバイクではない。最低限のパーツを交換するだけでレースを楽しめるうえ、さらに自分好みにカスタマイズできる素性の良さも覗かせたといえる。足りないのは自分の脚力だけだった。

2時間エンデューロにも参戦し、フクダ電子アリーナのコースを楽しんだ Photo: Naoi HIRASAWA

 エキスパートクラスが終了後、開催された2時間のエンデューロにも出場。ソロで走っていると「塗装がとても綺麗」、「質感がいいですね」と声をかけられることが多かった。大会の最後にはシャア専用ロードバイクのアルミモデル完成車が当たるじゃんけん大会も開催。イベントは大いに盛り上がり、大会を締めくくった。

フクダ電子アリーナクリテリウム エキスパート結果
1 紺野元汰(SBC Vertex Racing Team)
2 岩崎晶雲(グランペールサイクリングチーム)
3 鳥倉必勝(SBC Vertex Racing Team)
4 島崎稔史(ARCCレーシングチーム)
5 青柳雅人(セマスレーシング)
6 松尾修作(Cyclist)

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