クリテリウム・デュ・ドーフィネ2017 第5ステージ22歳のバウハウスが集団スプリントで金星 デマールら有力選手に競り勝つ

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 クリテリウム・デュ・ドーフィネは6月8日、第5ステージがラ・トゥール・ドゥ・サルヴァニーからマコンまでの175kmで争われ、大集団スプリントをフィル・バウハウス(ドイツ、チーム サンウェブ)が制した。マイヨジョーヌは、依然としてトマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)がキープ。また、日本の新城幸也(バーレーン・メリダ)はトップとタイム差なしの14位、別府史之(トレック・セガフレード)は105位でゴールした。

大会最後のスプリントステージで金星を挙げたフィル・バウハウス Photo: Yuzuru SUNADA

 第5ステージは、スプリンター向けのステージ。前半5つのカテゴリー山岳が登場するものの、64km地点の2級山岳以外は、3級と4級。後半に至っては、142km地点の4級山岳1つのみで、ゴールに向けては下り基調となっている。第6ステージ以降は全てのステージでカテゴリー超級山岳が待ち受けているため、スプリンターにとっては実質最後のステージ優勝のチャンスとなった。

 スタート直後に逃げたのは、山岳ジャージを着用するクーン・ボウマン(オランダ、ロットNL・ユンボ)、ディラン・ファンバーレ(オランダ、キャノンデール・ドラパック)、マルコ・ミナールト、(オランダ、ワンティ・グループゴベール)、ジュリアン・エルファレス(フランス、デルコ・マルセイユ プロヴァンス・カエテム)の4人。ゴールスプリントを狙うメイン集団は当然のようにこの逃げを容認、その差が4分程になる場面もあった。

ディラン・ファンバーレ(先頭)ら逃げ集団 Photo: Yuzuru SUNADA
マイヨジョーヌのトマス・デヘント Photo: Yuzuru SUNADA

 レースは、この2つの集団で進み、残り30km地点でその差は2分を切った。その後も、徐々に差は縮まり、残り25km地点で先頭集団のボウマンが脱落。最後のカテゴリー山岳を獲得し、この日の仕事をきっちり終えて後退した。16km地点では、ミナールト、エルファレスが脱落、逃げはファンバーレのみとなった。この時点でメイン集団との差は約40秒、吸収されるのは時間の問題に。一方、集団では、各チームゴールスプリントに向けての準備をはじめていた。

エースをアシストしながら自らも結果を残した新城幸也 Photo: Yuzuru SUNADA

 残り6kmで集団はとうとうファンバーレを吸収。各チーム隊列を組むが、先頭に立ったのはカチューシャ・アルペシン。エース、アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)の優勝に向けて美しい隊列を組んでゴールに向かう。また、カチューシャトレインの付近には、優勝候補のナセル・ブアニ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ)やアルノー・デマール(フランス、エフデジ)、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)ら各チームのスプリンターが位置取りを行っていた。

 その中で、いち早くスプリントを開始したのは、クリストフ。その動きに反応し、バウハウス、アルノー・デマール(フランス、エフデジ)、ブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー)もスプリントをスタートし、ゴール前で横一線となる。誰が勝利を手にしてもおかしくない程の大接戦スプリント、その争いを制したのはバウハウスだった。実績豊富なスプリンターたちを抑え、22歳の若手が大金星を挙げた。

ステージ優勝を挙げたフィル・バウハウス Photo: Yuzuru SUNADA

第5ステージ結果
1 フィル・バウハウス(ドイツ、チーム サンウェブ) 4時間4分32秒
2 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) +0秒
3 ブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー)
4 アドリアン・プティ(フランス、ディレクトエネルジー)
5 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ)
6 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)
7 パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)
8 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
9 エンリーコ・バッタリーン(イタリア、ロットNL・ユンボ)
10 オリヴェル・ナーゼン(ベルギー、アージェーデュゼール ラモンディアール)
14 新城幸也(バーレーン・メリダ)
105 別府史之(トレック・セガフレード) +55秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 トマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) 17時間10分25秒
2 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +27秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) +51秒
4 ステフ・クレメント(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ) +55秒
5 アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード) +1分2秒
6 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +1分4秒
7 ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシングチーム) +1分12秒
8 ヘスス・エラダ(スペイン、モビスター チーム) +1分15秒
9 サム・オーメン(オランダ、チーム サンウェブ) +1分17秒
10 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAE・チームエミレーツ) +1分22秒
100 新城幸也(日本、バーレーン・メリダ) +11分9秒
165 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +33分43秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) 59pts
2 フィル・バウハウス(ドイツ、チーム サンウェブ) 47pts
3 ブライアン・コカール(フランス、ディレクトエネルジー) 36pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 クーン・ボウマン(オランダ、ロットNL・ユンボ)24pts
2 トマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) 19pts
3 ロマン・コンボー(フランス、デルコ・マルセイユ プロヴァンス・カエテム) 6pts

新人賞(マイヨブラン)
1 サム・オーメン(オランダ、チーム サンウェブ) 17時11分42秒
2 ピエール・ラトゥール(フランス、アージェーデュゼール ラモンディアール) +7秒
3 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット) +13秒

チーム総合
1 モビスター チーム51時間34分20秒
2 BMCレーシングチーム +5秒
3 ロット・ソウダル +25秒

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