デュラエースR9100の技術を各部に導入シマノ・アルテグラがR8000系にフルモデルチェンジ 機械式は6月発売

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 シマノが6月8日、ハイパフォーマンスロードコンポーネントのアルテグラを「R8000」シリーズにフルモデルチェンジして発表した。同時に電動式(Di2)の「R8050」を発表。発売時期はR8000シリーズが6月下旬、R8050シリーズとロードディスクタイプが11月を予定している。

機械式変速のR8000シリーズグループセット © SHIMANO
電動式変速のR8050シリーズグループセット © SHIMANO

 シマノにおいてはデュラエースに次ぐ、ロードバイク向けのセカンドグレードに当たるアルテグラ。従来の6900系からまず、型番がR8000系へと一足飛びの進化をアピール。全体に昨年モデルチェンジしたトップエンドのデュラエースR9100シリーズのコンセプトを受け継ぎ、人間工学を考慮したブラケット形状、トップフードに備えられるボタン、シンクロナイズドシフト、エアロダイナミクスを考慮したシャドウディレーラーなどを採用。よりプロスペッククラスの性能を狙い、プロチームからのフィードバックを受けて開発された。

スプロケットは7種類 幅広い用途に対応

 再デザインされたアシンメトリックなクランクはデュラエースR9100系の意匠を受け継ぎながらも、アルテグラ独特のルックスで登場した。ホローテック2と4アームデザインは前作を踏襲しつつ、より強固なパワー伝達を、重量を削減したなかで実現した。アウターチェーンリングはホローグライドテクノロジーより中空化され、より快適なフロント変速を可能にした。歯数の種類は53-39Tをメインに、ミッドコンパクトの52-36T、コンパクトの50-34、シクロクロス用の46-36Tをラインナップする。

 11スピードのカセットは6つのラインナップ(11-25T、11-28T、11-30T、11-32T、12-25T、14-28T)を用意、また、ワイドの11-34Tが登場。マウンテンバイクにも使用ができる。ロードバイクで使用する場合はスペーサーを使う。

4アームデザインを踏襲しつつ進化したFC-R8000クランクセット。剛性を上げつつ重量は削減 © SHIMANO
カセットスプロケットのCS-R8000(上)。下2段は9パーツに分解した状態 © SHIMANO

電動変速はシンクロシフトが可能に

 新しくなった電動変速のDi2レバーはシンクロシフトに対応。フロントのフルオートマチック、リアディレーラーのセミオートマチックに対応し、ライダーの負担軽減を狙う。クリック感を改良し、グローブをしたままでも明瞭なシフティングを可能にした。また、フードトップにはシークレットボタンを備え、ブラケットを握ったままでも変速が可能となった。ボタンの配置や細かい設定はE-TUBE app(アプリ)を使い、スマートフォン、タブレット、パソコンから変更が可能。ファームウェアのアップデートもアプリを通して行うこととなる。

機械式変速用のデュアルコントロールレバー。左がリムブレーキ用ST-R8000、右がディスクブレーキ用ST-R8020 © SHIMANO
電動変速用のデュアルコントロールレバー。左がリムブレーキ用ST-R8050、右がディスクブレーキ用ST-R8070 © SHIMANO

 フロントディレイラーはより高いトルクで踏み込んだ際でも、スムースに素早く変速できるようデザインされた。新たなデザインとなったクランクセットと合わせ、ワイドなギア比でも犠牲を伴うことなく変速が可能となった。リアディレイラーはショートケージが11-25Tから11-28Tまで、ロングケージが11-28Tから11-34Tまでカバーする。

フロントディレイラー、機械式のFD-R8000(左)と電動式のFD-8050 © SHIMANO
リアディレイラー、機械式のRD-R8000(左)と電動式のRD-8050 © SHIMANO

リムブレーキは28cまで対応

 新たなブレーキキャリパーBR-R8000はダイレクトマウントブレーキとともに28cまでの太いタイヤに対応。キャリパー内部にはスタビライザーを備え、よりストッピングパワーとブレーキフィーリングを向上させた。

 また、正式なアルテグラシリーズとしては初めてディスクブレーキが登場。ローターにはパッドとの接触部位付近にフィン備え、温度の上昇に対応。ストッピングパワーも向上させた。

油圧ディスクブレーキのフラットマウントキャリパーBR-R8070(左)とブレーキローターSM-RT800 © SHIMANO
リムブレーキは、通常タイプBR-R8000(右)と、ダイレクトマウントタイプBR-R8010(左上・左下)をラインナップ。ダイレクトマウントはチェーンステー用も(左上) © SHIMANO

 タイムトライアル用(TT)のデュアルコントロールレバーもモデルチェンジを果たした。ST-8060はTT、トライアスロンでライダーが限界まで追い込んだ際でもよりシンプルにシフトができるよう開発。フルシンクロナイズドシフティングの使用を考慮し、ボタンは各レバー1つとした。また、スイッチボックスをなくしたことで、より小さく、よりエアロ効果を高めた。

 ペダルはスタックハイトを0.7mm減少。248gで12g重量をセーブした。4mm長いアクスルもラインナップしている。

TT/トライアスロン用デュアルコントロールレバーのST-R8060 © SHIMANO
SPD-SLグレードのペダルPD-R8000 © SHIMANO

ホイールセットも刷新

 アルテグラグレードとして2種のホイールセットが登場。今までのWH-6800に代わり、リムブレーキ用として「RS700」が、また、ディスクブレーキ用として「WH-RS770」が登場。WH-RS770はスルーアクスル式だ。用いられるハブは前作と比べて60gの重量を削減。WH-RS700のリムは、カーボン積層を用いてより硬く、80gの削減を果たした。

WH-RS700 © SHIMANO
WH-RS770 © SHIMANO

■クランクセット FC-R8000
税抜価格:25,955円(53×39T)
平均重量:690g

■カセットスプロケット CS-R8000
税抜価格:7,697円(11-25T)

■デュアルコントロールレバー
税抜価格:32,989円(ST-R8000)、52,687円(ST-R8020)、31,697円(ST-R8050)、52,318円(ST-R8070)、32,579円(ST-R8060)
重量:438g(ST-R8000)、550g(ST-R8020)

■ブレーキキャリパー
税抜価格:13,814円(BR-R8000)
重量:360g

■ディスクブレーキ BR-R8070
税抜価格:6,549円(前)、6,323円(後)
重量:280g(前後セット)

■ディスクブレーキローター SM-RT800
税抜価格:4,754円
重量:127g(160mm)、106g(140mm)

■リアディレイラー
税抜価格:8614円(SS)、9181円(GS)
重量:200g(SS)、210g(GS)

■フロントディレイラー
税抜価格:4902円(直付)
重量:92g

■ペダル PD-R8000
税抜価格:14,557円
重量:248g

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