ハンマーシリーズ スポートゾーン・リンブルフハンマースプリントはトレック・セガフレードが制す NIPPOが暫定総合3位に

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 オランダで初開催されている「ハンマーシリーズ スポートゾーン・リンブルフ」は6月3日、大会2日目の「ハンマースプリント」が行われ、前半から着実にポイントを重ねたトレック・セガフレードが優勝した。NIPPO・ヴィーニファンティーニが5位に入り、最終日のチームタイムトライアル(TT)「ハンマーチェイス」の3番手スタートを決めた。

目まぐるしい平坦バトル

 2日目のレースは12.4kmの周回を8周する99.2kmで行われた。各周回のフィニッシュラインの上位通過10人にポイントが与えられ、チームごとのポイント総数を競う。2周目、5周目、最終8周目はポイントが通常の2倍となる。

 比較的短い距離とあって、1日目のハンマークライム同様、スタート直後からハイペースのアタック合戦が続いた。前半は小さな逃げが毎周回ごとに先行してポイントを取り、ポイント後に集団に吸収されるという流れ。

 3周目はラモン・シンケルダム(オランダ、チーム サンウェブ)が単独先行して先頭通過。しかし集団に吸収されてすぐに落車するアクシデント。大集団の先頭を取ったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)も落車に巻き込まれ、激しく腰を打ってここでリタイアとなった。前半4周を終えて、1位2回、2位1回でポイントを重ねたトレック・セガフレードが首位に立った。

NIPPOカノラが2番手ゴール

 後半に入った5周目は、ようやく大集団でのスプリントとなり、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、チーム スカイ)が1位で通過。続く6周目のアタック合戦で、約25人が抜け出して先行集団を形成した。

 7周目にはさらに先頭でのアタック合戦から、セップ・ヴァンマルク(ベルギー、キャノンデール・ドラパック)、マルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が抜け出しに成功。ファンマルクは1周目のポイント1位、カノラは4周目で2位に入っており、この日好調の2人だ。7周目はカノラが先頭で通過し、残り1周へと突入した。

 最終8周目、先頭2人は変わらないが、追走グループに大集団が合流して前を追い込む。先行するキャノンデール・ドラパックは暫定5位、NIPPO・ヴィーニファンティーニは暫定9位につけ、最終のダブルポイントでジャンプアップのチャンスだ。NIPPOのカノラは逃げ切りを優先して最後まで先頭に立ち、ゴールスプリントはファンマルクが制してガッツポーズでフィニッシュした。

最終チームTTを前に波乱も

 最終ポイントは、前半でポイントを稼いだトレック・セガフレードが、後半もリードを守って優勝となった。2位はロット・ソウダル。3位がキャノンデール・ドラパック、NIPPO・ヴィーニファンティーニも5位と健闘した。

 この結果、最終日のチームTT「ハンマーチェイス」の出走順が確定。1〜8位を争うグループ1は、チーム スカイが先頭で出走。2番手のチーム サンウェブが32秒差、NIPPO・ヴィーニファンティーニは3番手の1分差でスタートする。初日のハンマークライム優勝のモビスター チームは5番手スタートとなる。

 ハンマースプリントで優勝したトレック・セガフレードだが、初日の14位が響き、2日間総合では9位とグループ1に残れず、9〜16位を決めるグループ2の先頭でスタートすることになった。チームTTを得意とするクイックステップフロアーズ、BMCレーシングチームも、それぞれグループ2の2番手、3番手となり総合優勝のチャンスを失った。

ハンマースプリント結果
1 トレック・セガフレード 70.7pts(15秒ボーナス)
2 ロット・ソウダル 61.8pts(12秒ボーナス)
3 キャノンデール・ドラパック 59.6pts(10秒ボーナス)
4 チーム スカイ 50.9pts(8秒ボーナス)
5 NIPPO・ヴィーニファンティーニ 40.4pts(6秒ボーナス)
6 ロットNL・ユンボ 35.4pts(5秒ボーナス)
7 チーム サンウェブ 30pts(4秒ボーナス)
8 バーレーン・メリダ 26.5pts(3秒ボーナス)
9 クイックステップフロアーズ 24.3pts(2秒ボーナス)
10 オリカ・スコット 23.1pts(1秒ボーナス)

ハンマーチェイス(グループ1)出走順
1 チーム スカイ
2 チーム サンウェブ +32秒
3 Nippo・ヴィーニファンティーニ +1分00秒
4 ロット・ソウダル +1分12秒
5 モビスター チーム +1分29秒
6 キャノンデール・ドラパック +1分49秒
7 オリカ・スコット +2分02秒
8 ロットNL・ユンボ +2分16秒

ハンマーチェイス(グループ2)出走順
1 トレック・セガフレード
2 クイックステップフロアーズ +39秒
3 BMCレーシングチーム +55秒
4 バーレーン・メリダ +1分18秒
5 チーム ルームポット +1分33秒
6 UAE・チームエミレーツ +1分45秒
7 イスラエルサイクリングアカデミー +2分00秒
8 カハルラル +2分15秒

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