ツール・ド・熊野 プロローグ開幕告げる短距離個人TTはサジノックが勝利 中村龍太郎が日本勢最上位の4位

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 今年で19回目を迎える「ツール・ド・熊野」(UCIアジアツアー2.2)が6月1日、和歌山県新宮市で開幕した。初日はプロローグで0.7kmの個人タイムトライアルが行われ、シモン・サジノック(ポーランド、アタッキ チームグスト)が50秒95のトップタイムで優勝。個人総合時間賞首位のリーダージャージを獲得した。

ツール・ド・熊野プロローグを制したシモン・サジノック Photo: Syunsuke FUKUMITSU

荘厳な熊野路を駆ける4日間

 ツール・ド・熊野は、2004年にユネスコ世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる熊野地域を舞台に、6月1日から4日までの4日間で開催される。初日のプロローグ以降は、周回コースを使ってのロードレースを3ステージ設定。国内の主要なステージレースの1つとしてすっかり定着した。

 プロローグは、市田川沿いをおおむね「コ」の字に走るレイアウト。スタートで一気にスピードに乗せ、2カ所の直角コーナーをいかにスムーズにクリアするかが勝負のカギ。例年50秒前後のタイムで優勝が争われる。

 そんな中、最速タイムをマークしたのは104番スタートのサジノックだった。2位には100分の2秒差でケイデン・グローヴス(オーストラリア、セントジョージ コンチネンタルサイクリングチーム)、3位にはジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)が入った。なお、日本人最上位は4位の中村龍太郎(イナーメ信濃山形)。暫定トップタイムをマークしていたが、その後スタートした3選手に記録を更新された。

ステージ2位に入ったケイデン・グローヴス Photo: Syunsuke FUKUMITSU
日本勢最上位の4位の中村龍太郎 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 初日を制したサジノックは、オープニングセレモニーと併催された表彰式で総合首位の証であるリーダージャージに袖を通している。

 2日に行われる第1ステージは、114.1kmで争われる。新宮駅前でパレードスタートしたのち、赤城川沿いの16.3kmのコースを7周回する。細かなアップダウンこそあるが、スピードに富んだレースになると予想される。特に、スタート・フィニッシュ地点の手前約1kmに設けられるKOM(山岳ポイント)は、道幅が狭い激坂となっており、最終周回での熾烈な勝負は最大の見どころとなりそうだ。

リーダージャージの袖を通したシモン・サジノック Photo: Syunsuke FUKUMITSU
プロローグ後に行われたオープニングセレモニーでは、キナンサイクリングチームの山本元喜が選手宣誓を務めた Photo: Syunsuke FUKUMITSU

ツール・ド・熊野 プロローグ(0.7km個人TT)結果
1 シモン・サジノック(ポーランド、アタッキ チームグスト) 50秒95
2 ケイデン・グローヴス(オーストラリア、セントジョージ コンチネンタルサイクリングチーム) +0秒02
3 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) +0秒19
4 中村龍太郎(イナーメ信濃山形) +0秒36
5 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +0秒52
6 大久保陣(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +0秒62

個人総合時間賞
1 シモン・サジノック(ポーランド、アタッキ チームグスト) 50秒
2 ケイデン・グローヴス(オーストラリア、セントジョージ コンチネンタルサイクリングチーム) +0秒
3 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) +1秒
4 中村龍太郎(イナーメ信濃山形) +1秒
5 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) +1秒
6 大久保陣(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) +1秒

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