「自転車の安全利用促進委員会」が報告中学高校1年の5~6月は特にご注意 自転車通学中の事故集中 発生最多は「群馬県」

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中高生の自転車事故が最も多い時期は5、6月

 中学、高校生の通学時の自転車事故の約半数が1年生の時に発生し、特に自転車通学に慣れてきたと考えられる5月と6月に集中していることが交通政策の専門家らで作る「自転車の安全利用促進委員会」の調査でわかった。また、中学、高校生1万人当たりの事故件数が最も高い県は、ともに群馬県であることが明らかになった。

運転の“慣れ”が落とし穴に

 調査は、公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA) から提供を受けた事故データに基づき、2015年1月~12月の間に発生した事故について分析した。

月毎の自転車事故件数(中学生・高校生・発生別件数、対象期間:2015年1月~12月)

 中学、高校生の学年別の通学時の自転車事故発生件数を見ると、高校1年生が群を抜いて多く、次いで中学1年生が多かった。発生時期を重ねると、高校1年生の5月と6月が突出して多く、内訳を見ると自転車通学を新たに始めた高校1年生の事故が多くを占めていた。他の学年の事故件数には、年間を通して極端な増減は見られなかった。

都道府県別の事故件数ランキングと、1万人あたりの事故件数(対象期間:2015年1月~12月)

 都道府県別の中学、高校生の通学時の事故件数と、生徒数をもとにした1万人当たりの事故件数を算出したデータによると、中学生の通学時の総件数では年間192件の群馬県が最も多く、高校生では年間742件の静岡県で事故が最多だった。1万人当たりの事故件数では、中学、高校ともに昨年に引き続き群馬県が最も多かった。

 同委員会委員である三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治氏は、「中高1年生の事故が5、6月に集中する原因は季節や環境によるものではなく、運転者の気の緩み、注意力の低下などの人的要因などによるものと考えられる」と分析。また、自転車事故の発生場所は歩道のない裏道交差点の割合が一番高く、原因は「車との出合頭事故」が中高生ともに約9割を占めているという。古倉氏は「自動車などの他の交通の状況を十分に認知するとともに、信号や一旦停止の遵守、安全確認などのルール徹底が必要」と注意を促している。

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