Jプロツアー第3戦混戦のスプリントを制した中島康晴がDay1を制す 東日本ロードクラシック

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 国内最高峰のシリーズ「Jプロツアー」(JPT)の第3戦となる「第51回 JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day1」が4月22日、群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(群馬CSC)で開催され、20人ほどの集団スプリントを中島康晴(キナンサイクリングチーム)が制して優勝を飾った。ツアーリーダーの証であるルビーレッドジャージは、この日3位に入った吉田隼人(マトリックスパワータグ)が堅守。翌日の23日にJプロツアー第4戦が同じ場所で開催される。

表彰台の3人。左から3位の吉田隼人(マトリックスパワータグ)、優勝した中島康晴(キナンサイクリングチーム)、2位にはいった中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

逃げがレースを後半までリード

 JPTクラスタは1周6kmのコースを20周回する計120kmで行われた。アップダウンを繰り返し、コーナーが連続するワインディングロードが特徴の群馬CSCは、 「JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」などビッグタイトルのレースが開催された伝統あるコースだ。この日のレースレイティングは「AA」だが、翌日のDay2は最高レートの「AAAA」で争われる。

序盤で逃げた安原大貴(マトリックスパワータグ)、岸崇仁(那須ブラーゼン)、秋丸湧哉(シマノレーシング) Photo: Shusaku MATSUO

 レースはスタートからアタックが繰り返され、1周目から安原大貴(マトリックスパワータグ)、岸崇仁(那須ブラーゼン)、秋丸湧哉(シマノレーシング) が抜け出すことに成功。しかし、集団は3人の逃げを長くは容認せず、程なくして吸収した。単発のアタックがあったものの、再び逃げをつくったのは安原と西村大輝(シマノレーシング)だった。

中盤はジュリアン・アマドリ(インタープロサイクリングアカデミー)、安原大貴(マトリックスパワータグ)、西村大輝(シマノレーシング)が集団に約2分の差をつけてリード Photo: Shusaku MATSUO

 安原と西村を追って、ジュリエン・アマドリ(フランス、インタープロサイクリングアカデミー)が単独でブリッジをかけることに成功。3人となった逃げ集団は、メイングループから最大2分差をつけてレースをリードした。途中、3人を追う追走グループができたが、安原のチームメートである田窪賢次がチェックに入り、マトリックスパワータグの強さを示した。

逃げの3人を追う那須ブラーゼンと宇都宮ブリッツェン勢 Photo: Shusaku MATSUO
終盤にはキナンサイクリングチームが波状攻撃で揺さぶりをかける Photo: Shusaku MATSUO

ラスト5周は消耗戦へ

 追走グループは程なくしてメイングループへと吸収。快調に逃げていた3人だったが、メイングループ内の那須ブラーゼンと宇都宮ブリッツェン勢が強力に牽引し、1分30秒のリードをわずか1周ほどで詰めた。残り5周回で3人の逃げは捕まった。

逃げ吸収後の集団は活性化しアタックが繰り返された Photo: Shusaku MATSUO

 直後からキナンサイクリングチームがアタックを連続で仕掛け、集団を揺さぶった。序盤から逃げに選手を送り込み、力を貯めていたマトリックスパワータグを意識しているのだろう。山本元喜や野中竜馬が積極的に攻撃を仕掛けた。ラスト1周回でも波状攻撃は止まなかったが、決定的なリードが生まれないまま、マトリックスパワータグが隊列を整え、ゴールスプリントへと望んだ。

混戦を制したのは中島康晴(キナンサイクリングチーム)だった Photo: Shusaku MATSUO

 約20人ほどとなったゴールスプリントでは吉田と中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム)が先頭で競る最中、横から伸びをみせて先頭でゴールに飛び込んだのは中島だった。中島は優勝後のコメントで「ゴールスプリントでは皆が“脚がなかった”。終盤に野中や山本がアタックを仕掛け、他のチームを疲弊させたおかげです」と述べ、チームメートと喜びを分かちあった。2位に入った中里は地元群馬の群馬グリフィン・レーシングチームに所属。優勝こそ逃したものの、チーム設立以来のJプロツアー最高順位でフィニッシュし、実力をアピールした。

チームメートの野中竜馬と喜びを分かち合う中島康晴 Photo: Shusaku MATSUO

 次戦は翌日、群馬CSCで開催される「東日本ロードクラシックDay2」で、JPTクラスタは22周回、計132kmで争われる。

ピュアホワイトジャージを着る岡篤志(宇都宮ブリッツェン)とルビーレッドジャージを守った吉田隼人(マトリックスパワータグ) Photo: Shusaku MATSUO


第51回JBCF東日本ロードクラシック群馬大会Day1リザルト
1 中島康晴(キナンサイクリングチーム) 3時間1分14秒
2 中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム)+0秒
3 吉田隼人(宇都宮ブリッツェン)
4 水谷翔(シマノレーシング)
5 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
6 原田裕成(愛三工業レーシングチーム)
7 大前翔(東京ヴェントス)
8 吉岡直哉(那須ブラーゼン)
9 渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)+1秒
10 ホセビセンテ・トリビオ(スペイン、マトリックスパワータグ)

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