定着できれば経済効果もツール・ド・とちぎは大成功 喜谷実行委会長「自転車先進県の目玉」期待

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喜谷辰夫会長(写真は2015年) Photo: Ikki YONEYAMA

 栃木県内全域をコースとし、国内外のトップ選手ら14チーム81人が出場した自転車ロードレース「ツール・ド・とちぎ」。3月31日~今月2日、約6万6千人(主催者発表)の観客を集め、初開催の大会が無事に終わった。実行委員会の喜谷辰夫会長(64)=トヨタカローラ栃木社長=に今回の手応えと今後への意気込みを聞いた。

 ――大会を振り返って

 「大成功だったと思う。地域振興の狙いもあり、どれだけの観客が見に来てくれるかと思ったが、スタート、ゴール地点や沿道に6万6千人。予想以上だ。出場選手にも『沿道でこれだけ声援を受けるラインレースは日本にはない』と、喜んでもらえた」

 ――県内は自転車を楽しむ文化が根付いている

 「自転車での地域おこしは全国的にも多いが、県内は秋に開催されるアジア最高峰のジャパンカップサイクルロードレースが長年続いてきたことが大きい。今回始まったツール・ド・とちぎが春の目玉となれば、自転車先進県として確立できる。全県を巻き込んだイベントは珍しい。日光や那須など有名観光地だけでなく、これから新緑の映える地域や自然豊かな地域が多く、レースを通じて良さを知ってもらえる。整備されているが、交通量が少ない道路もあり、安全面でも自転車に適した環境。海外からサイクリング愛好者を呼び込むきっかけになれば」

豊かな景色の中3日間のレースが県内全域を駆け抜けた Photo: Tour de Tochigi 2017

 ――準備は3年がかり。運営での苦労は

 「本当にできるのかと思った時期はあったが、警察も前向きに安全のための条件を示してくれた。周回コースを走るレースと違い、交通規制の場所が多く、立哨員(りっしょういん)の確保も必要。行政や企業、ボランティアら多くの人の協力があって開催できた。UCI(国際自転車競技連合)役員には『初めての開催で、これだけ安全が確保できている大会は素晴らしい』と評価された」

 ――今後の課題と目標は

 「毎年続け、定着できれば経済効果も高まる。海外の選手が出たいというレースになれば、人を呼び込める。世界で活躍する日本人選手を育成するためにもいいレースを経験させたい。われわれはレースをきっちり運営していくのが役目」

ツール・ド・とちぎ

 地域と地域を結ぶ「ラインレース」形式で、今回初開催。第1~3ステージで18市町を走破する約320kmのコースが設定された。UCI公認。国内10チーム、海外4チームが出場した。県経済界有志によるNPO法人ツール・ド・とちぎの会を中心とした実行委員会が準備を進め、県もバックアップしてきた。来年3月9~11日、第2回大会を開催予定で、小山市、下野市、益子町などがコースに加わり、第1回と合わせると、県内全市町がコースとなる。

産経ニュースより)

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