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自転車で確かめる仲間との絆走れ!楽しめ!新社会人 ホダカが毎年恒例「入社式サイクリング」を開催

by 後藤恭子 / Kyoko GOTO
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 スポーツバイクブランド「コーダーブルーム」「ネスト」などを展開する自転車メーカーのホダカ(埼玉県越谷市)が4月3日、毎年恒例となった「入社式サイクリング」を開催した。2013年の開始から5回目となる今回は晴天に恵まれ、さらに桜も満開を迎えようという絶好のタイミングで行われた。祝福するように菜の花が咲き誇る利根川サイクリングロードを上り、折り返す約80kmのサイクリング。同社の山﨑一会長、堀田宗男社長ら役員や先輩社員たちが見守るなか、新卒新入社員5人は新たな道を元気いっぱい漕ぎ出した。

未来に向けて走り出したホダカの新入社員、田渕君幸さん(左)と中村真衣さん Photo: Kyoko GOTO

堀田社長「スポーツバイクに乗る楽しみを伝えて」

 午前9時15分から行われた入社式では、スーツに身を包んだ5人の新卒新入社員が緊張した表情で臨んだ。堀田社長は、「スポーツバイクに乗ったことがないという人はまだまだたくさんいる。そういう人たちに乗る喜び、楽しみを伝えていくことがホダカの使命であることを忘れないでほしい」という言葉を贈り、辞令を手渡した。

入社式での辞令配布。写真左から高橋綱喜さん、田渕君幸さん、中村真衣さん、峰岸一樹さん、矢作汐里さん Photo: Kyoko GOTO
堀田宗男社長から辞令を受け取る田渕君幸さん Photo: Kyoko GOTO

 その後、5人はサイクリストに変身。個性のないスーツから着慣れたサイクルウェアに身を包み、さっきまでの緊張がほぐれたかのように、ようやくそれぞれの笑顔を見せた。

サイクリング入社式のスタート前にホダカ本社前で気合を入れる新人5人 Photo: Kyoko GOTO
快晴の空の下、元気よく出発! Photo: Kyoko GOTO

 5人は本社に残る社員に見送られながら、80kmの「入社式サイクリング」をスタート。スポーツサイクルの走行性能とシティサイクルの利便性・積載性能を兼ね備えた同社のブランド「ネスト」に乗り、山﨑会長、堀田社長ら役員と先輩とともに総勢10人のチームで出発した。今年のコースは江戸川サイクリングロード、利根川を経由し、千葉県野田市の関宿城で折り返す平坦な80km。信号が多かった前回のルートから変更し、20km延長したルートとなった。

個性も経験もバラバラの5人

利根川サイクリングロードには菜の花が咲き乱れていた Photo: Kyoko GOTO

 新卒新入社員5人は個性もサイクリストとしてのキャリアもさまざま。実業団チームにも所属するほどの実力をもつ田渕君幸さんは、漫画『弱虫ペダル』に影響を受けて自転車にのめりこみ、大学時代にフランスのパリ〜ブレスト間を往復する、世界最古の自転車イベント「パリ・ ブレスト・パリ」(PBP)を走るべく、1年間休学してメッセンジャーで貯金して臨んだという経歴をもつ強者。また、高校時代からロードレースに出場した高橋綱喜(こうき)さんは、実業団チームに所属しながら「一度は嫌いになった」自転車の世界に再び戻ってきた。

少し追い風の中、ペダルもかろやか Photo: Kyoko GOTO

 美術大学を卒業した峰岸一樹さんは、自転車が好きで自分の自転車をデザインしたいという夢をもつ。中村真衣さんと矢作汐里さんは学生時代にクロスバイクに親しみ、しまなみ海道や大島などに行って自転車旅を楽しんだ経験から、自転車に関わる仕事がしたいという思いで、それぞれホダカのドアを叩いた。

実は2度目のサイクリング

 実はこの5人が一緒に走ったのは、このサイクリングが初めてではない。ホダカでは「入社式サイクリング」の前に「内定式サイクリング」を実施しており、5人は昨秋その苦楽をともにしている。しかもさらに難易度が高く、2泊3日で約300kmのルートを自分たちでプランニングし、それを全員で走破するというもので、本社のある越谷に戻ってくるという条件さえ満たせばルートは自由。5人は長野から渋峠を経るルートを考案し、秋の荒天の中を全員で乗り越えたという。

笑顔が弾ける女性2人 Photo: Kyoko GOTO
仲間の絆はばっちり! Photo: Kyoko GOTO

 この日、5人はすでにお互いを愛称で呼び合うほどの関係で、「入社式サイクリング」は絆を深めるというよりは、入社にあたって再び絆を確かめ合うといった様子だった。

満開直前のトンネルをくぐって Photo: Kyoko GOTO

自転車の作り手だから自転車を楽しむ

サイクリングロードのホテルでランチビュッフェを堪能 Photo: Kyoko GOTO

 昼食はサイクリングロード沿いにあるホテルのランチビュッフェを堪能。サイクリングを経てすっかりリラックスした様子で、役員や先輩らとの距離も自然と近くなる。自転車の話で盛り上がり、作り手がまず自転車を楽しむということの大切さが、時間を共有することで次の世代へと伝わっていく。そんななか、峰岸さんが卒業制作で自らデザインを手掛けたという自転車の写真を周囲に見せている姿が印象的だった。

卒業制作で自ら作った自転車を田渕君幸さん(左)に見せる峰岸一樹さん Photo: Kyoko GOTO
美味しいごはんに楽しい会話もはずむ Photo: Kyoko GOTO
折り返し地点の関宿城に到着 Photo: Kyoko GOTO

 ランチ後、さらに十数kmほど漕ぎ進めたところで関宿城に到着。ここから再び、越谷へと折り返す。風も向かい風に変わり、夕方の天候の崩れに向けて徐々に強まっていった。

 女性社員2人は少し疲労の表情を浮かべるも、気づくと男性陣にぴたりと付いてきている。「離れると風がよけられないから」と笑顔でペダルを踏む姿がたくましい。「内定式サイクリング」の峠越えでは男性社員が何度も背中を押していたそうだが、ゴールを目指す表情からはか弱い様子は感じられず、男性社員もその成長ぶりに驚きを見せていた。

向かい風でも笑顔で頑張る女性2人 Photo: Kyoko GOTO
実業団チームにも所属している田渕君幸さんが向かい風に負けじとカメラめがけてアタック! Photo: Kyoko GOTO

仲間がいるということ

ちょっと早い鯉のぼりがゴールをお祝いしてくれているよう Photo: Kyoko GOTO

 ゴールを祝福するようにはためく鯉のぼりを潜り抜け、本社に到着。ゴールでは、スタート時同様社員が総出で皆の帰りを出迎えていた。

 完走後、矢作さんは「最後は向かい風できつかったけど、入社したこの日にまた皆と走れて良かった」と笑顔で感想を述べた。高橋さんは「一度は自転車を嫌いになったけど、離れたことで本当に好きだということを再確認できた。こういう形で戻れたことに感謝しているし、運命かな。頼もしい同僚もいるし、これからが楽しみです。また実業団も復活します」と意欲を見せた。

ホダカ本社にゴール Photo: Kyoko GOTO

 リーダーとして新入社員チームを引っ張った先輩、経営管理部の平井健一さんは、「自転車を通じてできた仲間との絆を大切にしてほしい。これから大変なことがあると思うけど、1人じゃないということを思い出して頑張ってほしい」と語った。

サイクリングをサポートしてくれた役員、先輩社員と記念撮影 Photo: Kyoko GOTO

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