「ロードレースへの理解」を感じるコーススタートは世界遺産の街 ツール・ド・とちぎ第1ステージ コース紹介

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奥には朱塗りの日光二荒山神社神橋、世界遺産「日光の社寺」。選手がパレード走行する日光橋 =日光市山内(水野拓昌撮影)

 総勢90台の自転車が世界遺産の街を次々と駆け抜ける。3月31日に開幕する初開催の「ツール・ド・とちぎ」は日光だいや川公園をスタートする。大谷川北側の県道から日光橋を左折すると、背中に日光東照宮の森、すぐ右側は朱塗りの日光二荒山神社神橋だ。(産経新聞宇都宮支局・水野拓昌)

 人通りの少ない周辺部ならともかく、観光地のど真ん中が自転車レースのコースに設定される例は日本ではまれだ。スポーツライター、小森信道さん(40)は「県内のロードレースへの理解の深さとか、実行委員会の努力が感じられるコース設定」と話す。

 スタートから神橋、観光客でにぎわう日光街道(国道119号)はパレード走行として、選手たちはゆっくりと審判車の後を走行。審判車の旗が赤から緑に変わると競技開始の「リアルスタート」だ。

 「これぞ栃木という場所で写真が撮れるか」。取材のため、現地の下見を重ねている小森さん。日光宇都宮道路土沢インターチェンジを過ぎて日光例幣使街道(国道121号)の杉並木が栃木らしい光景という。

 また、観戦にお薦めの場所は通過上位選手にポイントが与えられる「ホットスポット」だ。ポイント獲得を狙い、選手が勝負を仕掛け、レースの醍醐味(だいごみ)も味わえる。第1ステージのホットスポットは佐野市アリーナたぬま前(同市田沼町)。「周りに建物が少なく、平らな一本道。遠くからスプリントを仕掛けてくる選手たちがよく見える」

 また、上り坂で差が付いても独走して1人で風を受けるのはつらい。「下りが多いので大差が付かないまま大集団でゴールに入ってくるのでは」とレース展開を予想。ゴールの足利市総合運動公園(同市田所町)では、大集団の中から飛び出そうと競り合う選手たちの姿が見られそうだ。

 小森さんは「町と町を結んで走るツール・ド・フランスに近い形式のラインレース。まずは疾走する選手のスピード感を実際に見てもらいたい」とアピールする。

■第1ステージ(31日=115.0km、標高差579m)
日光だいや川公園(午前10時)-神橋(10時15分)-鹿沼運動公園(11時45分)-粟野総合運動公園(11時55分)-佐野市アリーナたぬま前(午後0時半)-足利市総合運動公園(0時55分) ※時刻は通過予想

【用語解説】ツール・ド・とちぎ

 県全域をコースとした地域と地域を結ぶ「ラインレース」形式で、国際自転車競技連合(UCI)公認レース。3日間で320.8kmを走破する。国内10チーム、海外5チームが参加。県経済界の有志が平成26年につくったNPO法人ツール・ド・とちぎの会(喜谷辰夫理事長)を中心とした実行委員会が準備を進め、県も全面的にバックアップしてきた。コースで交通誘導などに当たる立哨員(りっしょういん)らボランティアは総勢約3400人。

産経ニュースより)

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