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「来年も楽しみにしといてな!」「仁義」無くなった? マトリックスパワータグ、改称“撤回”理由は「脚で勝負や!」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 2016年末、Jプロツアー(JPT)関係者はじめ、国内のサイクルロードレースファンの間に衝撃が走った。強豪で名門JPTチームの「マトリックスパワータグ」が、正式なチーム名称として「仁義なきマトリックスパワータグ」と登録したからだ。しかし、開幕直前に“仁義なき”を撤回し、通常の「マトリックスパワータグ」に戻すと発表。ことの顛末を名物監督の安原昌弘氏に聞いた。

マトリックスパワータグの名物、安原昌弘監督 Photo: Shusaku MATSUO

「新世界マトリックスパワータグ」も候補

「新世界マトリックスパワータグ」も候補だったと語る安原監督 Photo: Shusaku MATSUO

——なぜ「仁義なき」をつけたのでしょうか

安原監督:もともとチーム名の頭には枕詞的なもんは付けようと思っとった。大好きな俳優の松方弘樹が出演している「仁義なき戦い」のファンなんや。そんで、俺の好きなバンドで「仁義なき小林バンド」っていうのがおるねん。コレや! と思って「仁義なき」をつけたんや。「ゲスの極み」なんとかも流行ってるし、ええかなと思ったんやな。

——他に候補はありましたか?

安原監督:あったで。「新世界マトリックスパワータグ」も候補やった。ええやろ、チームのオフィスからも近所やし。地域密着チーム感も出とるで。

所属選手の吉田隼人は開幕戦を優勝。翌日の第2戦でも2位に入る活躍をみせた Photo: Shusaku MATSUO

——所属選手から反応はいかがでしたか

安原監督:「そんな名前が付いていたのは知らなかった」っていうやつがおったんやけど、俺12月にちゃんと発表しとるからな。何で知らんねん! まぁ反応が意外と薄くて寂しかったな。でも、SNSとか各所からは「面白い」って反応がめっちゃ多くて驚いたわ。

——なぜ「仁義なき」を撤回したんですか

安原監督:いろいろ考えたんやけど、今回は名前やなくて脚で勝負しよう思ったんや。魅せる走りで注目されるようにするで。でも、来年もまた何か(名前を)付けようと思うから楽しみにしといてな!

◇         ◇

 “コテコテ”の関西弁で語った安原監督。異例ずくめの改称発表と撤回だけに他にも何か理由がありそうだが、レースが始まる前には、持ち前の愛嬌から大勢のファンに囲まれていた。チームは3月18日のJプロツアー開幕戦で吉田隼人が優勝。第2戦「宇都宮ロードレース」も吉田が2位に入り、ルビーレッドジャージを守った。チーム名だけでなく、走りでも監督の名采配が光り好成績を挙げている。

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