ティレーノ~アドリアティコ2017 第2ステージトーマスが終盤のアタックを成功させ独走V 個人総合首位はヴァンアーヴルマートへ

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 イタリアで開催しているUCI(国際自転車競技連合)ワールドツアーのステージレース「ティレーノ~アドリアティコ」の第2ステージが3月9日、カマイオーレからポマランチェまでの229kmで行われ、ラスト5kmで飛び出したゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)が独走で勝利をあげた。個人総合首位にはグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)が浮上している。

雄叫びをあげながら独走勝利したゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADA

中根英登が上りでアタック

 レースはトスカーナ地方の丘陵地帯を舞台に行われ、細かなアップダウンとコーナーが続いた。序盤から飛び出したアラン・マランゴーニ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)ら6人はメイン集団に約4分半のリードを築いてレースを牽引。個人総合リーダーのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)率いるBMCレーシングチームやエフデジがレースをコントロールした。

トーマスを追い、自らも集団から逃げて2位に入ったトム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ) Photo: Yuzuru SUNADA

 逃げグループ内では、この日3回登場する山岳ポイントの獲得へ向けマランゴーニとダヴィデ・バレリーニ(イタリア、アンドローニ ジョカットリ)が争った。結果、同ポイントとなり、山岳ジャージはゴール後のタイムに委ねられた。ポイント獲得のライン以外、6人は割れることなく協調し、ゴールを目指した。

 しかし、逃げ続けた6人は残り27km付近でメイン集団へと吸収。細く曲がりくねった道をBMCレーシングが集団前方で“蓋”をするも、隙をついて数人がアタック。中には中根英登(日本、NIPPO・ヴィーニファンティーニ)も含まれ、前日に機材トラブルでクラッシュしたジャンニ・モスコン(イタリア、チーム スカイ)とともに、得意の上りをハイペースで進んだ。

ステージ優勝を果たしたゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) Photo: Yuzuru SUNADA

 3回目の山岳ポイント手前で中根は吸収。ここからペースを上げたのはクイックステップフロアーズと、前日のチームTTで沈んだチーム スカイだった。下りをハイスピードで攻めたチーム スカイは、ゴールまで5kmの上り返しでトーマスがアタック。これにボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)や総合リーダージャージを着るダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシングチーム)が反応した。

リーダージャージに袖を通したグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) Photo: Yuzuru SUNADA

 抜け出したトーマスはさらにアタックを仕掛け、カルーゾ、ユンゲルスを置き去りにして独走を開始。背後からトム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ)が迫るが、9秒差をつけて逃げ切り勝利をあげた。総合リーダージャージはBMC勢の中で最上位でゴールしたヴァンアーヴェルマートへと移った。山岳賞ジャージはタイムによりバレリーニが獲得。ポイント賞はトーマス、新人賞はユンゲルスが獲得している。

第2ステージ結果
1 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) 5時間51分44秒
2 トム・デュムラン(オランダ、チーム サンウェブ) +0秒
3 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
4 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
5 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、アンドローニ ジョカットリ)
6 ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チーム スカイ)
7 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・スコット)
8 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
9 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)
10 サイモン・クラーク(オーストラリア、キャノンデール・ドラパック)

個人総合
1 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム) 6時間15分14秒
2 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +0秒
3 ティージェイ・ヴァンガードレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)
4 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシングチーム)
5 ニキ・テルプストラ(オランダ、クイックステップフロアーズ) +16秒
6 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)
7 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +21秒
8 ダニエル・モレノ(スペイン、モビスター チーム)
9 セバスティアン・ライヒェンバッハ(スイス、エフデジ)
10 ホナタン・カストロビエホ(スペイン、モビスター チーム)

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