高級バイクにも映える1万円以下サドルファブリック「スクープ」を2000kmインプレション 優れた“コスパ”が魅力

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 イギリスの「fabric」(ファブリック)は、ボトルや工具、ライトなどを取り扱うサイクリングアクセサリーブランドで、デザイン性と機能性を兼ね備えたパーツを豊富にラインナップしている。今回は最もラインナップを取り揃えているサドル「スクープ」のフラット形状を2000kmテスト。1万円を切る価格ながら、ハイエンドロードバイクに取り付けても申し分ない性能を発揮した。

ファブリック「スクープ」を2000kmテストした Photo: Masami SATOU
筆者が選んだのはエリートのフラットタイプ Photo: Shusaku MATSUO

 スクープはシンプルな形状が特徴的なサドルだ。カバー、ベース、レールの3つのパーツの組み合わせで構成されており、余分な材料を排除している。形状はフラット、シャロー、ラディアスから選択が可能。パッドの厚みや幅などに違いがある。また、エリート、プロ、アルティメットの3グレードがラインナップされる。

好みのカラーと形状をチョイス

 今回、取り付けたのはエリートのフラットタイプ。6種類のカラーから、バイクに合うブラック/ホワイトをチョイスした。重量は244gと超軽量ではないものの、重いとは感じない。中央部がやや凹み、ノーズ部が平らに近く、前乗りポジションが多い筆者にとって好みの形状だ。

シンプルな構造と、ツルツルとした素材が特長 Photo: Shusaku MATSUO

 価格は8500円と比較的安い。他ブランドのロードバイク用サドルと比べても約半額ほどだろう。正直、「安っぽいのかな」と少々不安に思っていたが、実物をバイクに取り付けると全くそんな気は起きない。“伝統的”なレザーをカバー生地に使ってはいないが、マットでツルツルとした質感は新しい価値観に思えた。薄手でシンプルな形状はバイクにもフィットしている。

 乗車してみると、ベースが適度にしなり、体にフィットするのがわかる。振動吸収性も良いほうだ。ノーズ部が絞り込まれているため脚をスムーズに動かせるほか、速度が上がって前方に座ってもフラットな形状で痛みを感じづらい。

 汚れを落としやすい素材を使っているうえに、シンプルな構成なので掃除も簡単。練習からレースまで2000kmを乗り込んでみたが、これといった不満は無かった。同形状で更に軽いプロやアルティメットも試してみたいと思った。

強度が上がるレース中、前乗りポジションへの移行も楽だった Photo: Shusaku MATSUO

 スクープ/エリートのコストパフォーマンスは抜群で、アンダー1万円ながらハイエンドバイクでも見劣りはしない。また、ビギナーが“最初に変えるカスタムサドル”としても手にとって間違いはない。もし落車して破れたり、壊れたりしても財布のダメージも少ないだろう。優れたコスパを活かし、色違いを2つ持つといった選択もできるかもしれない。性能を求めるロードバイクや、泥汚れが激しいシクロクロスバイク、また、オシャレを楽しみたいピストバイクまで幅広くマッチするサドルだった。

ファブリック「スクープ」
税抜価格:8500円(エリート)、19,000円(プロ)、35,000円(アルティメット)
カラー:ブラック、ブラック/ホワイト、ブラック/レッド、ブラック/グリーン、ブラック/イエロー、ホワイト/ブラック(エリート)ブラック(プロ)ブラック(アルティメット)

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